2019/03/06 (水)
白色彗星帝国との戦いもこれで完結
3/2(土)、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章』を新宿ピカデリーに観に行って来ました。
長かったこのシリーズも遂に最終章を迎えました。昨年10月からTV放映も始まり、今回の上映の翌週からTVシリーズも第七章に追い付くという見事な合わせ方です。
第1週の入場者特典は複製絵コンテシート(デスラー、テレサ、そして旧作版ズォーダー)。購入グッズはパンフレットに限定版ブルーレイ、そして第一章から第七章までそれぞれの名シーンを散りばめたクリアファイル7枚セットです。新宿ピカデリーには再びヤマトとアンドロメダの約3mの縮尺モデルが展示されていますので、都内で観に行くならやはりここかな、と(この写真は後日「かく呟けり」で紹介します)。
さて、TVシリーズを楽しみに観ている方もいると思いますので、ネタバレトークはここから下にまとめたいと思います。
(ネタバレここから)
・ミルがまさかの次期ズォーダーだったとは(そしてガイレーンが先代ズォーダーとは)。旧作では単なる嫌な奴だったミルにここまで設定を追加して、最後は古代と和解させる直前まで持って来た2202スタッフには頭が下がります。
・2199では地球を放射能で汚染し、今回は斉藤に致死量の放射能を浴びさせ・・・そっち方面のうるさい人に睨まれないかちょっと心配な新ヤマトシリーズ。
・トランジット波動砲の衝撃緩和のためにノイ・デウスーラをポンと渡すデスラー。やはりガトランティス製は肌に合いませんでしたか。
・トランジット波動砲で彗星帝国のガスを吹き飛ばし、突撃を開始するヤマトの周囲に現れたのは・・・バレル大使率いるガミラス艦隊!登場の仕方がギルガメッシュのゲート・オブ・バビロンみたいで超格好良い!
・ここまで出番が無かったフラーケンの次元潜航艇部隊が最後の最後に良い仕事してる!
・彗星帝国中心部に侵入したヤマトに降り注ぐ集中攻撃・・・トランジット波動砲発射のため、波動防壁が使えないので被弾=大損害を出すヤマト。土方艦長が、徳川機関長が、加藤三郎が、桂木透子が、アナライザーが散って行き・・・さぁ、旧作同様に戦死者のオンパレードが始まりますよ。
・ズォーダーの意思によって玉座ゴレムは破壊され、彗星帝国は崩壊。しかしそれは滅びの方舟の起動を意味しており・・・。起動中の方舟から放たれたビームは月を直撃し、月を大きく破砕。これ、地球に直撃させていたら一発で終わりだったんじゃ。
・滅びの方舟の完全起動を阻止するため、キーマンが斉藤隊長と共に特攻。神谷浩史ヴォイスで人気キャラだったのに、続編で登場させる事なくここで切り捨てましたか。潔いな。
・その爆発に巻き込まれて砕け散る山本玲のコスモタイガー・・・お前もここで散るのか!?
・一度土星宙域に退き、欠けたコアを修復して再び地球を呑み込もうとする滅びの方舟に対し、ヤマトの臨界寸前の波動エンジンで特攻を試みる古代・・・あれ?これは主要人物が生き残る「ヤマト2」ではなく、主要人物がほぼ戦死する「さらば」の展開では・・・スタッフは続編作る気ないのか??
・テレサと共に滅びの方舟に特攻するヤマト。ここで沢田研二の唄うEDが・・・と思ったらさにあらず。
・ガトランティス戦役から半年後。欠けた月の修復を行う銀河と藤堂艦長。大変な作業だよね、これ。
・突如、時間断層内に現れたヤマト。テレサの力で還って来たのか・・・次元を超越した神って本当便利。
・山本玲、艦内で無事生存。まぁ特攻の時に現れた戦死者たちの幻影の中にいなかったから、生きてはいると思いましたが。
・未だ時間断層の中に取り残されている古代と雪を救出するには、時間断層を崩壊させる必要がある事が判明。これを国民投票にかける政府・・・時間断層の存在を公表した上で、こんな便利なものをたった2人の命と引き換えに出来るのか・・・しかし人類は揃っておセンチなようで。
・2203年、古代、雪、地球に帰還。新たなる旅立ち編へ続く・・・?
(ネタバレここまで)
今回のシリーズは旧作と比べてかなり風呂敷を広げちゃったので、収拾をどうやって付けるのか、「さらば」派と「ヤマト2」派の落とし所をどうするのか、新キャラの今後をどうするのか等、その締め方には注目していたのですが、まぁ納得は出来る締め方だったと思います。
しかしどう考えてもカラクルム級大戦艦250万隻によるレギオネル・カノーネは盛り過ぎだったよなw
本日のBGM:KODO(『魔法少女特殊戦あすか』OP)
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