2010/06/26 (土)
実は音無の名前にラストシーンの重大な伏線があった罠 〜『Angel Beats!』最終回
遂にフィナーレを迎えた『Angel Beats!』。誰もが思いも付かないようなEDが待っているのではないか、とちょっと思ってたんですけど・・・
影との最後の戦いから3日後。やっと意識を取り戻したゆりっぺ。・・・3日間と言うと、その間の排泄の世話は(最終回まで下世話なMc.さんでごめんなさいw) ゆりっぺが寝ている間に、音無・奏・日向・直井以外のメンバーは全て成仏の道を選んでいました・・・って、そのシーンすら無しですか!(;´д`) TK、松下五段、椎名、大山、藤巻、遊佐・・・つーか野田なんて、ゆりっぺの意識が戻っていない状態で先に成仏を選ぶ訳無いと思うんですけど! それと、竹山はちゃんとクライストって呼んでもらえたんだろうか? この辺はDVD/BR最終巻に収録される未放映第14話で補完されるんですかね。 ゆりっぺも既にこの世界に思い残す事は無くなっていました。そこで奏の希望もあり、5人だけで戦線の卒業式を行う事に。奏の表情や仕草が柔らかくなり、普通の女の子みたいになっているのが微笑ましいやら、ちょっと違和感を感じるやら・・・。 戦線のリーダーとしての肩の荷が下りたゆりっぺも女の子らしくなった、と日向に指摘されます。その言葉に戸惑うゆりっぺもこれまでに見せた事の無い表情を見せます。つーかラストに来て日向×ゆりっぺが何気にちょっとだけフラグ立ってる件。 校歌ならぬ戦線歌の斉唱で式はスタート・・・この日のために急遽奏が作った戦線歌は、なぜか麻婆豆腐の歌でした(;´∀`)
思わずエヘンと胸を張る奏・・・あぁ、こんな表情の奏をもっと早く見せてくれていれば、この作品に対する見方がちょっと変わっていたかもしれない。 日向扮する校長から、手書きの卒業証書を受ける取る面々。ゆりっぺの卒業証書には、戦線リーダーとしての労いの言葉が・・・ここで映される戦線本部の様子は、もう既に全員この世界にいない事を現していました。椎名の猫グッズや野田のハルバートが泣ける(T_T) つつがなく進む式もいよいよフィナーレ。蛍の光の斉唱、そして遂に別れの瞬間・・・。涙を流す女の顔なんて見たくないから最初に消える、と申し出た直井。しかしそう言った直井の目からは涙が溢れ続け・・・( ノД`) 最後に音無への感謝を述べて消えた直井。戦線には途中参加だった割には、最後までメインメンバーの一員として名を連ねられた幸運なキャラでしたね。 そして次に消滅を名乗り出たのはゆりっぺ・・・ハイ、ゆりっぺルート消えた(^_^; この瞬間に奏ルート確定でしたね。もっと早く友達になりたかった・・・ゆりっぺはこれまで敵対し続けた奏との別れを一番惜しみました。つーか音無と日向には一言二言掛けただけw メインヒロインだったはずなのに、どうしてこうなった・・・(;´д`) ゆりっぺが消えた後、音無と奏を2人にするために空気の読める日向が消滅を申し出ます。来世でのユイとの再会を誓いつつ、音無とのハイタッチを最後に日向も消滅。そして音無と奏、世界には2人だけが残されました。
音無は奏を校庭に誘い出し、ひとつの提案をします。今後ゆりたちのような者を出さないためにも、一緒にここに残らないか、と・・・。そして奏がいてくれたら寂しくない、とここで音無の愛の告白タイム。まるでこのシチュエーションを作るために、他のメンバーを成仏させたかのように(^_^; しかし奏は返答せず。音無の想いを受け入れてしまったら、自分は消えてしまうから・・・。ここで奏から衝撃の事実が伝えられます。自分は音無の心臓を移植された事で助かった女の子だ、と。 この世界の音無には心臓が無かった・・・。最初に刺し貫いた時にそれを知った奏。そして保健室で奏の看病をしていた時に、自らの心臓の鼓動を聞いて記憶を取り戻した音無。奏は、自分に心臓を与えてくれたドナーに感謝の言葉を告げる、という思いのためだけにこの世界に来たのでした。 うーん、でもこの世界では奏の方が(先に死んだ)音無よりも先に来てましたよね?死んでからこの世界に来るまでの時間には個人差があるんでしょうか・・・ちょっと設定厳しいなw 繰り返される音無の告白。それに1つ1つ応える奏。愛してくれて有難う・・・感謝の言葉を伝える、という想いを果たした奏は、音無の腕の中で消え行くのでした。夕陽の中、音無の悲しい叫びだけが校舎に響き渡り・・・
1人1人戦線のメンバーが消えて行く最終回仕様のEDの後、紡がれた後日譚。いつの日かのどこかの街角。音無に似た少年は、奏に似た少女がガルデモの唄を口ずさんでいるのを聴いてその手を伸ばし・・・。この部分だけは完全に予想的中w、いかにも麻枝脚本的に物語は締め括られました。
はいー、終わりましたね『Angel Beats!』。面白かったか面白くなかったかと問われれば「面白かったよ」と言える作品なんですが、事前の期待度が高過ぎた事もあって、自分の中では良作の枠を出ない作品でした。結果、DVDの購入も見送り・・・ 良かった所を挙げれば、まず非常に個性的な戦線メンバー、素晴らしいOP、秀逸なギャグ、APワークスらしい映像美といったところでしょうか。 不満があったのは、まず音無の思考のブレによってメインヒロイン像が不明確になっている点(奏への感情のシフトがちょっと強引)、多くの戦線メンバーを出し過ぎたために個々のキャラの掘り下げが出来なかった点(岩沢とユイ以外のガルデモメンバー、それに遊佐って・・・)、そして圧倒的に尺が足りなかった点でしょうか。 特にヒロインに関しては、ワタシは終始ゆりっぺ派だったんですが、その扱いがヒロインからリーダー、そして脇役(悲)へと移行。代わりに台頭して来た奏ですが、ワタシが奏を本当に可愛いと思ったのは最後の消える直前のシーンくらいで・・・特別好きなキャラにならなかったのが、この作品に心底感情移入出来なかった理由かもしれません。 2期はあるのか今のところ分かりませんが、この作品は続編というよりもそれぞれのキャラを掘り下げた外伝を見てみたいですね。特にTKのw
そして最後に重大な伏線の回収。音無の名前「音無結弦」ですが、 (心臓の)音無し (心臓を)譲る だったんですね。そして音無から貰った心臓を奏が奏でる・・・
綺麗に決まった(?)ところで、『Angel Beats!』これにて締め。麻枝先生の次回作にご期待下さいw
本日のBGM:時を刻む唄(『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』OP)
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