2011/05/05 (木)
被災地では至って普通に生活してるけど、災害はまだ終わってない事も実感
3日〜5日まで、福島県郡山市の実家に戻ってました。
今回の帰省はいつもの物とは少し意味合いが違いました。勿論それは東日本大震災の影響の一語に尽きます。 新幹線は通常の8割程度の運行本数。しかも通常のダイヤから間引いて運転しているのでなく、8割ほどの運行本数の新ダイヤで動いているのでこれまでの時刻表は全く役立たず。JR東日本がHPで公開している臨時時刻表(よりにもよってPDF!)で確認する必要があります。 写真の新幹線には写っていませんが、先頭車両の側面に「がんばろう東北」のペイントを施した車両もちらほら見掛けました。 いつもは指定席を取って帰省するんですが、今回は指定席券を売り出すのが4月下旬と遅かった上に指定席車両が少なく(ワタシが乗って行ったやまびこ257号は10両中6両が自由席)、全体の本数が少ない事もあって結果指定席はすぐに埋まり、已むを得ず乗った自由席が大混雑するという負のスパイラルに陥りました。よって行きも帰りも新幹線で客が乗り切れず、駅員が乗客を押し込んで扉を閉めるという珍しい光景も見られました。これじゃぁボランティアで新幹線で被災地に行った人たちも移動だけで疲れちゃいますよ・・・。
郡山駅に着いた後、親父様のナビで郡山の被災現場を少し巡回させてもらいました。あ、ちなみに3/11の郡山は震度6でした。
まずは郡山市役所。築43年の古い庁舎はダメージも大きかったようで、窓にベニヤが打ち付けてある所はガラスが割れて修復が追い着いていない箇所です。 注目すべきはその屋上。実は郡山市役所の屋上には、震災前にはこのような展望室があったんですが、震災で完全に倒壊。現場の瓦礫を撤去中に、展望室内にいた男性1人の圧死した遺体が見付かったそうです。しかも発見されたのは震災から1ヶ月以上経ってから。それまで役所の皆さんはこのご遺体の下で仕事されてたわけで・・・( ̄人 ̄)
市内で最も酷い倒壊現場と言われているのがこの建物。もう1階部分は完全にアウトです。 今回の震災被害では青森〜千葉沿岸にかけての大津波ばかりがクローズアップされていますが、地震自体による建物の倒壊もかなりの規模となっています。
この建物なんて結構新しいんですが・・・建物自体の鉄骨が逝ってしまっているので倒壊の危険があり、立ち入り禁止・解体決定となっていました。 市内各所にこういった建物が点在し、それぞれに赤紙(倒壊の危険有り、立ち入り禁止)、黄紙(強い余震で危険的な状況へ。要注意)、緑紙(検査の結果一応OK)が貼られていました。
そんな建物と隣り合って生活している人たちにとって、大きな余震はそれこそ驚異。現地ではまだ震災が終っていない事を実感させられました。 また、ウチの実家の近くには陸上自衛隊郡山駐屯地があるのですが、近付けば近付くほど災害派遣隊の車両が多く目に付き・・・しかも対放射線の専門部隊・第7化学防護隊ですよ(;´д`) ここが原発災害の最前線基地の1つである事を実感させられます。 昔よく遊んだ公園が放射線のため1日1時間の利用制限が出ていたり、通っていた小学校の校庭の土の表面を削る作業を行っていたり、見知った町がじわじわと変わり果てた姿になって行くのは正直心が痛みます・・・。
福島ではTVで定期的に放射線の測定値がL字表示されます。郡山はだいたい毎時1・5マイクロシーベルトくらい。正直、原発により近いいわきの方が全然低かったり(0・2マイクロシーベルトくらい)。原発のある浪江がだいたい9マイクロシーベルト、避難対象になって揉めている飯舘村が3〜4マイクロシーベルト。ちなみに会津の方になると0.02マイクロシーベルトとかなので、県内でもかなりの差があります。福島県広いし。つーか正直、風向きを考えると宮城県南部も相当ヤヴァい筈なんですけどね。 NHKでは終日こんな感じで震災インフォメーションが。CMも関東に比してAC率がまだまだ高いです。
今回も仙台から妹夫妻と甥っ子が遊びに来ました。つーか仙台も重大な震災被害地な訳ですが、妹夫妻の住んでいる所は内陸部なので津波の被害は無し。但しライフラインはかなり長い間寸断されていました。 甥っ子もかなり恐い目に遭ったんでは・・・と思っていたら、3/11の本震の時も、大規模な余震があった4/7の時も、昼寝していて起きなかったという肝の座りっぷりw これは将来大物になる・・・とか以前に、幾ら何でも鈍過ぎないか?とちょっと心配(^_^; 震災見舞いとか端午の節句とか誕生日とか、いろいろ端折ってDXゴーカイオーのおもちゃをプレゼント。しかし最近のおもちゃの変形ギミックって凝ってるなー、と大人たちが感心してしまいましたw 5/4には屋外でバーベキューをしたり、外食に出れば店がかなり混雑していたりと、福島の人たち(少なくても郡山の人たち)は至って普通に生活しています。原発から60〜70km、規定値を超える放射線が観測される事もままありますが、せいぜい窓を開けずに生活しているくらいでしょうかね。 道路公団の予想では今回のGWでは東北道の渋滞は無い、と言われてましたし、JRも新幹線の指定席車両は少なくて大丈夫、と読んでいたようですが、蓋を開けてみると東北道は大渋滞、新幹線も前述の通り大混雑。上の人たちが考えているほど現地の人たちは放射能を恐れていないし、東北地方以外に住んでいる人たちも東北に脚を運んで、現地で金を遣って復興の一助にしようという感情は強いんだと思います。さすがだね、日本人。
本日のBGM:secret base〜君がくれたもの〜(10 years after ver.)(『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』ED)
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