2011/04/21 (木)
一人の中学生の少女が、魔法少女という名の神に至る物語だったとは 〜『魔法少女まどか★マギカ』最終回
つまりまどマギは、、壮大な『かみちゅ!』だったんだよ!(なんだってー
という訳で遂にフィナーレを迎えたまどマギ。1クールの魔法少女モノが、まさかここまで大反響を呼ぶ作品になろうとは。第3話のマミさんの死で一気にブレイクし、さやかと杏子の死を経て、そして遂に物語のクライマックスへ・・・という所で震災によって放送中断。来るべき真の最終回までに時間があった事によって、謎を呼ぶストーリー展開に関して様々な憶測が飛び交ったのは、エヴァのTV版放送終了→最初の劇場版公開の時と似ていたように思えます。 さて、1ヶ月以上の時間を置いて遂に放送された第10話〜第12話(最終話)。第10話に関しましては、既に3/18に配信版で記事を作成していますので、今回は第11話と第12話のキャプ紹介と致します。 エンドレスエイトの長門ほどではないものの、幾度ものやり直しを続けて来たほむらは、今回もまどかが魔法少女にならずにワルプルギスの夜に打ち勝つ方策を模索中。一方、杏子の死によってさやかの遺体が発見される事となり、雨の中その葬儀がしめやかに行われました。アニメに於けるヒロインキャラの葬式描写は、初代ネギまの明日菜の火葬以来かな。 帰宅したまどかは母親にさやかの死に関して、本当に何も知らないのか尋ねられますが、まどかは「知らない」と答え・・・。こういう時の母親の勘って凄いね。多分パパンは何も気付いてないはず。 自室で横になるとどこからともなく現れる白い悪魔ことキュゥべえ。魔法少女たちの想いや苦しみを一切理解しようとせず、逆にその生死を家畜に例えるキュゥべえには流石にこちらも怒りが・・・。 そんな中、有史以来自分たちが人間の歴史に干渉して来た事実を告げるキュゥべえ。なんか『ルパンVS複製人間(クローン)』のマモーみたいだな。
ジャンヌ・ダルクはじめ、歴史上多くの魔法少女がインキュベーターによって夢を叶え、そして魔女となって消えて行った・・・。あまりに壮大過ぎて、まどかも視聴者も若干置いてけぼりです。 その頃まどかの母の詢子は、友人でもあるまどかの担任の早乙女先生とグラスを傾けながら、互いの悩みを打ち明けます。担任としてさやかを救ってあげられなかった事を悔やむ早乙女先生。そして娘が何かを隠してそれに悩み苦しんでいる事に気付きながら、母親として何もしてあげられない詢子さん。まどかたちが悩み苦しむように、大人には大人の悩みや苦しみがあるんですよね。それをお酒に逃避出来るのが大人の救いです。 ほむホームを訪ねるまどか。ワルプルギスの夜の接近に関して、杏子なしでも自分だけで防げると豪語するほむら。しかしそれは強がりである事をまどかも見抜いており・・・。
遂に自分がこれまで幾度もまどかを救おうとして来た過去を打ち明けたほむら。キュゥべえに騙される前の自分を救って欲しい・・・OP冒頭の歌詞通り、交わした約束を忘れず、まどかを救う決意を改めるほむらです。 そして遂にやって来るワルプルギスの夜。市民には大規模な暴風雨として知らされ、まどかたちは市民体育館に避難する事になります・・・なるほど、第10話の浸水した街でまどかが死んでいる描写や、この避難所での生活などがしばらく放送出来なかった理由なのかもしれません(避難所で生活している人たちはまだまだいますけどね)。 イヌカレー時空を歩み、ワルプルギスの夜に立ち向かうほむら・・・ここで入ってしまいました地震テロップ(;´д`) しかも熊本の地震で。当日夜はやたらと余震が多かったのですが、やはり地球もまどマギ最終回に心震わせていたのか、それともリアル版ワルプルギスの夜を演出しようとよけいな空気を読んだのか(^_^; 最終決戦前にして遂に解禁のほむほむ全裸変身もテロップが目障りですな・・・。しかし変身したほむらの戦闘描写はまさにほむほむの全力全開!マミさんやさやかも真っ青な大量の武器の投入!その周囲にRPG-7(対戦車榴弾)やAT-4(無反動砲)を配置しただけでなく、L16迫撃砲にガソリンを満載したタンクローリー、しまいには88式地対艦誘導弾まで持ち出す始末!ぉぃぉぃ、さすがにそれを一人で撃つのは無理があるだろwww
ドレス姿の女性を逆さまにしたような不思議な形状のワルプルギス(まぁこれまでの魔女の中ではまだ常識の範囲内?)。しかしやはりほむら一人では敵う相手ではありません。 その時、避難所で自分を救うために戦うほむらのために、遂にひとつの決心をするまどか。そしてそんなまどかを止めたのは詢子さん・・・。娘を想う詢子さんの気持ち、友を想うまどかの気持ち・・・まどかの決意を知ると、その背中を優しく押す詢子さんは母親として合格かどうかは分かりませんが、一人の人間としてまどかの決意を認めた詢子さんは、良くも悪くも大人なんだと思います。 負傷し、遂に身動きの取れなくなったほむら。しかしそこに自分が守るべき相手・まどかが現れて・・・あぁ、やはり歴史は繰り返すのか。またもまどかを救えなかったほむらの涙。そしてまどかは魔法少女として何を求めるのか・・・第11話はここまでです。
引き続き第12話。遂にまどマギ伝説の最終章です。 遂に魔法少女になる事を決意したまどか。キュゥべえを前にしてまどかが告げた願い、それはキュゥべえをも驚愕させるものでした。 「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で!」 過去の歴史、未来の事象まで含めて改変してしまう、まどかの壮大な願い。一瞬躊躇したキュゥべえですが、まどかの魔法少女としてのとてつもない器がそれを可能にしました。 魔女になる前、平和に(?)魔法少女をしていた頃。実際は出逢う事は無かったマミさんと杏子がまどかと一緒にお茶とケーキで談笑する姿から、これは今回の時空ではない事が分かります。つまり二人が死ぬ必要がなかった世界という事でしょうか。 更にまどかは古今東西、魔女化する直前の魔法少女たちのソウルジェムの穢れを取り除いて魔女になるのを食い止めて行きます。その姿は魔法少女と言うよりも天使・・・いや、神そのものです。
クレオパトラ、ジャンヌ・ダルク、そして名も無き日本の姫君・・・全ての穢れを一身に受けたまどかは瞬間強大な魔女と化し、地球全体を闇に覆いそうになります・・・魔女化したまどか、全然可愛くない(;´д`) しかしそんな中から生まれ出づる魔法少女まどか。その放った矢は自分自身でもある魔女を倒し、それによってまどかの存在は消滅を始めます。まどかを必死に繋ぎ止めようとするほむら・・・そんなほむらに、まどかは自分のリボンの片方を解いて渡すのでした。 ワルプルギスの夜を含めた歴史上に存在した全魔女が消失し、併せてそれまでの宇宙を形作っていた因果律までもが崩壊したため、新たな因果の元に世界が再構築されていきます。
そんな中、全ての魔法少女たちを救った神として、リボンだけを残して消えて行くまどか・・・まどか自身は人間としての存在は失われ、未来永劫魔女を滅ぼす概念として宇宙に固定され、「神」と呼ぶに等しい存在へ変化したのです。 しかし「神」となったまどかでも救う事が出来なかった少女がいました。さやか・・・彼女の願いは恭介が再びヴァイオリンを弾けるようになる事。ただ、恭介の傍らにいるのは自分ではなく仁美でした。 恭介の幸福を願う時、さやかはその傍にいられない・・・あまりに悲しい願い。ここまで涙腺の決壊を防いで来たワタシの両目も、遂に臨界突破です。・゚・(ノД`)・゚・。 さやか、なんでさやかだけ幸福になれなかったのさ・・・ 魔女の存在は消滅したが人の世に呪いが消えることはなく、「魔獣」と呼ばれる存在が人々を狙っている世界で戦いながら、さやかが消えた事に気付く杏子たち。しかし彼女たちもさやかの願いが果たされた事を知り、そして杏子はさやかを「友達」と認めるのでした。
ほむらの心以外からまどかの存在が消えた世界。まどかのリボンを結ぶほむらが可愛い。 まどかの弟・タツヤはこの世にいないはずの「まどか」という存在をなぜか知っています。詢子さんも娘がいた記憶はないのに、かすかに「まどか」という名前や持ち物を懐かしむ気持ちだけが残り・・・せつねぇ( ノД`) そして・・・今日もほむらは、まどかが救った世界を守るべく戦い続ける。魔女の代わりに「魔獣」がはびこる世界で、今やほむらの良きパートナーとなっているキュゥべえと共に。その武器はかつてのような銃火器ではなく、まどかの武器だった弓矢に変わっています。 魔女化という終焉のない世界で、永遠に戦い続ける魔法少女たち。これはハッピーエンドなのか・・・。その答えのないまま、物語は幕を閉じます。 最後のEDカードはうめてんてー。こんな所で制服姿の杏子が見られるとは!
という訳で壮大に広げた風呂敷を見事に畳み込んだまどマギ最終回。まどかが神となる展開は正直予想の範囲内だったので、「あっと驚く最後!」という訳ではなかったですが、凡人たる自分にはこれ以上上手な締め方は思い付きません。 果たしてこの『魔法少女まどか★マギカ』という作品は、伝説となったのでしょうか?セーラームーンやエヴァンゲリオン程の社会現象は引き起こしませんでしたが、少なくてもCCさくらやなのはシリーズに比肩する魔法少女モノとしての立ち位置は手に入れたように思えます。 続編は・・・正直作るのが難しい締め方だったと思いますが、実はナイショですが劇場版なんて話が早くもあったり無かったり(ソースは某◯ー◯ッ◯担当者)。今度はさやかが幸福になれる物語だといいな・・・
本日のBGM:Honey(『カードキャプターさくら』第2期ED)
|