2014/05/03 (土)
府中の長い距離のGUのくせに、意外と荒れるこのトライアル
青葉賞(府中芝2400m、GU)
ダービーと同じコース・同じ距離で行われる最重要トライアルと言われて21年。未だ1頭もダービー勝ち馬を排出していない謎の前哨戦です。まぁここで好走しちゃうと、本番までに体力を残せないんですかね・・・。結局ダービー最良の前哨戦は皐月賞って事で。
府中芝2400mというまぐれの少ないコース&距離のくせに、ここ3年の三連単の配当を見ると、74,960円(6→4→1番人気)⇒189,270円(1→10→13番人気)⇒428,430円(7→9→2番人気)と一筋縄では行かない結果である事が分かります。
昨年の勝ち馬のヒラボクディープはその後パッとしませんが、2着のアポロソニックはダービーで3着、3着だったラストインパクトと4着だったサトノノブレスは後に重賞を勝っており、15着に大敗したバンデも菊花賞3着をはじめ、長距離レースを賑わす逃げ馬として大活躍しています(明日の天皇賞(春)には惜しくも賞金が足りず除外されましたが、出れれば穴人気していた事でしょう)。
そんな出世レースでもあるこの青葉賞。今年はフルゲートとは言え重賞の勝ち馬はマイネルフロストの1頭だけと言う低レベルのメンバー構成。殆どの有力馬が500万下を勝ったのみという感じです。マイネルフロストは賞金的にダービー出走はほぼ確実なので、1・2着馬に与えられるダービーの優先出走権を得るために、賞金の足りない馬たちの壮絶な椅子取りゲームが行われる訳です。
今回の◎は2番人気のラングレーにしました。府中コースに実績があり、前走の毎日杯では不利があっての僅差4着。このままでは賞金が足りないクチなので、ここはしっかり権利は獲りたいところ。父ディープインパクト×母父ストームキャットは、昨年のダービー馬キズナと同配合なのも注目です。
◯は1番人気のワールドインパクト。ここまで5戦して【2・3・0・0】と底を見せていない戦績が魅力。鞍上は本当は岩田の予定でしたが、騎乗停止によってシュタルケにチェンジ。シュタルケはこの幸運をたいそう喜び、これでダービー出走の権利を得たら短期免許を延長申請してダービーに乗るつもりだとか。
馬券はこの2頭軸の三連複流し、相手は賞金足りてるけど一応マイネルフロスト、府中コースでは重賞でも実績あるピオネロ、長距離戦で安定した実績のあるゴールドアクターとショウナンラグーン、父ディープインパクト×母父リアルシャダイといかにも長距離向きな血統のヤマノウィザード、きさらぎ賞ではトーセンスターダムとバンドワゴンに次ぐ3着だったエイシンエルヴィン、そして若駒S3着の実績はここでは上位のアドミラルシップまでの計7点。
結果・・・10番人気のショウナンラグーンが、前で残るワールドインパクトを差し切って勝利。長距離戦では安定した戦績を残していましたが、まさか勝ち切る所まで行くとは。三連単の配当は138,430円。今年も6桁配当になりました。
ワールドインパクトはシュタルケが権利を獲るのに焦ってやや早仕掛けでしたね。結果権利は獲れたものの、勝てるレースを落とした印象は否めません。
以下、ヒモで買った馬が3着から7着まで続きますが・・・肝心のもう1頭の軸であるラングレーが末脚不発で11着大敗。前走も1番人気で4着に敗れてますし、実は北村宏司騎手との相性が悪いとか?
馬券もハズレ。毎年意外と難しい青葉賞です。
さて、明日は天皇賞(春)ですね。今のところの予想と買い目は・・・
◎キズナ
◯ウインバリアシオン
▲デスペラード
△ゴールドシップ
△アドマイヤフライト
△サトノノブレス
△フェノーメノ
△ラストインパクト
◎固定、◯▲からの三連複。配当付かないようなら、◎1着固定、◯▲△2-3着流しの三連単。
こんな感じですかね?人気薄の狙い目は内枠の実力馬・アドマイヤフライトとサトノノブレスでしょうか(2頭とも京都巧者)。ゴールドシップは今の京都の高速馬場への対応が「?」なので損のない程度に。むしろ宝塚記念に出て来たら買いたいかな。
毎度ですが、当日のパドックなどを観て買い足したり削ったりする馬もいますので参考までに。
本日のBGM:いつかの、いくつかのきみとのせかい(『僕らはみんな河合荘』OP)
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