2015/06/20 (土)
最強(さいじゃく)が最弱(さいきょう)に倒される・・・そして最後に現れる綺麗なアーチャーw 〜今週の『Fate/stay night【Unlimited Blade Works】』
・・・こう書くと、士郎VSギルガメッシュって、禁書の当麻VSアクセラレータにちょっと似てるのかもしれない。
乖離剣エアの衝撃を受けて遂に地べたに這いつくばる士郎。いよいよピンチのその時、ようやく、本当にようやく戦場に駆け付けたセイバーがギルガメッシュの攻撃をインターセプト。さぁ、遂にセイバーVSギルガメッシュのサーヴァント頂上決戦!・・・と思いきや、士郎はあくまでギルガメッシュは自分が倒すと言い張り、セイバーを凛の救援に向かわせます。 s/nがZeroに比べて地味な印象を拭えないのは、Zeroと比べてサーヴァント同士の派手な戦闘が少ない点にあるんですよね。最終決戦もこの士郎VSギルガメッシュですし。
ギルガメッシュの放つ宝具を全て叩き落としつつ、アーチャーを破った固有結界へとギルガメッシュを取り込む士郎。宝具ではない、偽物の剣で立ち向かおうとする士郎を嘲笑うギルガメッシュですが・・・ その頃、ブヨブヨ魔人からの離脱に手こずっている凛の元にようやく辿り着くセイバー。自らの危険を顧みずに凛を救出しようとするセイバーを令呪を使ってまで制し、地力での脱出を試みる凛。するとブヨブヨ魔人は巨大な人型を取って巨神兵の如くそびえ立ち・・・
雑種の分際で自分と対等に渡り合う士郎に疑問を持つギルガメッシュ。その答えを告げる士郎・・・ギルガメッシュは1,000の宝具も持つも、それを何一つ使いこなせていない、と。それを聴いて逆上する辺り、案外図星だったんですかねギルガメッシュさん。 ブヨブヨ魔人に取り込まれて、もはや脱出不能に陥った凛は、令呪を用いてセイバーに自分ごと魔人を吹き飛ばすように命令。この危機に、慎二の命を救えなかった事を悔いる辺りがさすが誇り高き凛です。慎二も凛と一緒に死ねるのなら本望だろうさ! しかしその時、謎の声と共に天空から剣の雨が降り注ぎ、凛を捉えていたブヨブヨ魔人の一部を粉砕します。それによってようやく脱出に成功した凛・・・この天上の声は父の時臣?いや、この攻撃は消えたはずのあの男??
残された最後の魔力を全てセイバーに託す凛。もうこの一連のシーンの凛は本当に格好良いです!そしてその力と想いを受けた、セイバー渾身のエクスカリバーが炸裂!そうそう、やっぱセイバーさんはこれを出し惜しみしちゃダメだぜ!! 全身全霊を込めたエクスカリバーの一撃は、ブヨブヨ魔人と中空の聖杯を共に粉砕。ここに第五次聖杯戦争は実質的な終焉を迎えます。そして最後のエクスカリバーを放ったセイバーは、凛と士郎の行く末を見守りたかったと告げながら安らかな笑顔で消え行くのでした。最後の最後に大仕事をやってくれたセイバー・・・Zeroよりは役立たず度は低かったのかな?(酷 さて、宝具を使いこなせない征服王と、贋作の大家の素人との底辺決戦もいよいよ大詰めです。本当、どうしてこうなった・・・
遂に切り札の乖離剣エアを手にしたギルガメッシュ。しかしそれを使いこなせていないとの士郎の指摘通り、エアを持つ右手を士郎に斬り落とされ・・・格好悪過ぎです。更にその身に士郎の短剣の斬撃を受けたギルガメッシュは万事休す。しかしここで士郎の魔力が切れて固有結界が消滅してしまいます。 士郎の強さを認めつつも、とどめを刺そうとするギルガメッシュですが、そこに消滅させられた聖杯が無理矢理ギルガメッシュを取り込もうと最後のあがきを見せます。ギルガメッシュはこれに取り込まれまいと士郎に鎖を巻き付けて耐えようとしますが、そこに現れたのが消えたはずのアーチャー!アーチャーが放った鏃を額に受けたギルガメッシュは聖杯ともども現世から消え去ったのでした。本当、竜頭蛇尾とはまさにこの男のためにある言葉でした。
まだ消えていなかったアーチャーですが、やがてその消滅の時が訪れます。凛は再び契約して欲しいと頼みますが、アーチャーはこの世にいる「自分」の事を宜しく頼む、と告げます。その顔は後のアーチャーとなる衛宮士郎そのもの・・・劇場版で観た時はここで吹いたっけなw 綺麗なアーチャーは満面の笑みを浮かべながら消え去るのでした。 そこに現れたアーチャーになる男・衛宮士郎。こうして第五次聖杯戦争を勝ち抜いた2人・・・良い最終回だった、と言いたい所ですが、エピローグ回が残っているようです。本当、尺伸ばすなぁw
本日のBGM:空は高く風は歌う(『Fate/Zero』ED)
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