2011/10/02 (日)
まさかの事態が二度に渡って起きた今年のスプリンターズステークス・・・
さて、遂に秋のGT戦線がスタートしました。第1弾は短距離王決定戦のスプリンターズステークス。震災の影響で、今年中山競馬場で行われる最初のGTとなります。
そんな中山を盛り上げようという訳ではないのでしょうが、今年は世界の超一流スプリンターが参戦。特に世界スプリンターランキング2位、21戦17勝2着4回と完璧な戦績を誇るシンガポールのロケットマンの参戦が大きな話題となっています。それに対し、日本馬も短距離馬の強豪を揃えて迎え撃ちますが・・・引退したキンシャサノキセキに歯が立たなかったメンバーから抜けた存在はまだ出ておらず、いかにも小粒な印象を受けます。これは今回は外国馬で決まりかな・・・。
という事でここは素直に◎ロケットマンから入ります。つーかGTで単勝1・5倍なんてオッズになったらもう逆らえないでしょ。その戦績は前述の通り。世界のどんな競馬場でも、どんな馬場でも、どんなペースでも、どんなジョッキーでも結果を出して来た本物の超一流馬。昨年も来日の予定があったものの、体調不良で泣く泣く参戦を断念した経緯もあり、今年はこのレースを目標に組んで調整を行なって来ており態勢は万全。敢えて難癖を付ければ、右回りコースの実績が少なく、右回りでは突き抜けて勝った事が無いという程度でしょうか。まぁ些細な事ですけど。
◯は同じく外国馬、香港からの刺客・ラッキーナイン。実績面ではロケットマンに及ばないものの、こちらもれっきとしたGT馬。前走セントウルSでは休み明け&長距離輸送で大幅体重減&斤量59kg&初コース&実績のない1200m戦という五重苦を背負いながら、日本の短距離馬エース格であるダッシャーゴーゴー(斤量58kg)に完勝。今回は同じ57kgで走れるのに、ダッシャーゴーゴーは2番人気(単勝6・4倍)でこちらは4番人気(単勝11・5倍)。来日以来ぶっつけとなるロケットマンに対し、日本で1回使っているアドバンテージもあり、土を付けるとすればこの馬かと。
▲は10番人気の穴馬ながらパドトロワを推奨。輸送熱を出してしまった3走前の函館SSを除けば、アンカツが乗った時は9戦全てが3着以内。アンカツの「GTで3着」は何度も観ていますし、ロスの無い好枠を考えれば十分馬券圏内かと。
△は6頭。
スプリントGTで4→3→2着と着々と実績を積み上げて来たサンカルロ。今回有力馬で唯一の差し脚質で、前で潰し合う展開になれば一躍この馬の舞台になる可能性があります。陣営は鞍上の吉田豊に「当日の10Rは体力温存のために乗るな」と指示を出す程の気合の入れ様からして、一発を狙っているムードが見えます。
フィフスペトルは久々のスプリント戦参入ですが、これは鞍上の横山典が「ここを使いましょう」と進言した事によります。実は同じ事が1999年にもありまして、それまでマイル路線を使って来たブラックホークにスプリンターズS参戦を促し、見事優勝に導いたのがこの横山典でした。実績面ではブラックホークには及びませんが、その再現を期待するのが競馬好きってもんですw
2番人気のダッシャーゴーゴーはヒモ評価まで。どうにもラッキーナインを尺度に据えると、この馬がそれほど強く感じられなくて・・・。それにGTでのこれでもかと言う程の運の無さが、ここまで来ると気になりますし。
カレンチャンは4連勝中の勢いがありますが、中山は初参戦・・・つーか輸送競馬自体が初めてという課題があります。しかしそれさえ克服出来ればその実力はダッシャーゴーゴーより上との関係者の評価も。侮れません。
ビービーガルダンは鞍上が佐藤哲三騎手に替わった今年の春から急に調子を上げている1頭。哲三が稽古から付きっきりで口向きの悪さを矯正した結果、着実に良化してここを迎えます。8歳の高齢ゆえ、恐らく最後のスプリンターズSになる事から、陣営も悔いの無い仕上がりで送り込んで来ています。
最後に外国馬「第三の男」・・・じゃなくて「第三のオカマ」グリーンバーディー(今年の外国馬は全部セン馬なのねw)。外国馬では3番手評価に甘んじているものの、昨年同レースで1番人気に推された事を忘れていはいけません。ロケットマンに先着した事もあり、大外の不利を除けばその能力は間違いなく上位です。
人気馬で購入を見送ったのはエーシンヴァーゴウ。前走セントウルSの時にちょっと書きましたが、サマースプリントシリーズを優勝するためにメイチの仕上がりでセントウルSを勝っており、正直今回はお釣りがないかと。しかも不利な外枠を引いて陣営は意気消沈。相手も悪いし今回はちょっといらないかな、と。
買い目は◎◯軸→▲△流しの三連複7点。穴で狙っている▲パドトロワで決まれば5,000円が35,000円になる計算!果たして結果は・・・
ビービーガルダンの放馬というまさかのアクシデントで大幅にスタート時間が遅れて始まったレースは、包囲網によって完全に行き場を失ったロケットマンが馬券に絡まないという2つめのまさか!
レースはビービーガルダンが(鉄の絆で結ばれたはずの)哲三騎手を振り落としてスタート前に放馬。そのまま実に3,000m以上を走り抜いたビービーガルダン・・・スプリンターズSを観ていたはずが、なぜかステイヤーズS(中山芝3600m)を観る事に(;´∀`) しかも走り終わった後に馬がちゃんと待機所に戻って来るという、頭がいいんだか悪いんだか分からないオチに観客から謎の喝采がwwwww これは日本のGT史上に残る珍事ですよ!
当然ビービーガルダンは発走除外扱いとなって仕切り直してレーススタート。パドトロワ、ヘッドライナーに続いて先行集団に付けたロケットマン。これは必勝パターン・・・ロケットマンの勝利は確実のように思えました。
しかし4角を曲がる時にエーシンヴァーゴウやラッキーナインに挟まれたロケットマンはここで前を塞がれてしまいます。外に出しても前を行くパドトロワとエーシンヴァーゴウが壁になって完全に包まれてしまって万事休す。そんなロケットマンを嘲笑うかのように中段から伸びて来たのが3番人気のカレンチャン!後続に決定的な差を付けて5連勝で遂にGT戴冠。今年の池添騎手は乗りに乗ってますな!
インでしぶとく粘ったパドトロワが2着、直線で終始ロケットマンの行く手を遮ったエーシンヴァーゴウが3着。不利に泣いたロケットマンは4着敗退・・・これでこの馬の21戦続いた連対記録が遂にストップ。つーかこんな形でこの馬の経歴に傷を付けてしまったのが何か申し訳無いような・・・。
やはり不利に泣いたラッキーナインも5着。ダッシャーゴーゴーは11着大敗。ビービーガルダンの珍事に始まったこのレース、最後は何とも後味の悪い結果になったと思うのはワタシだけでしょうか。
馬券は◎4着◯5着でハズレ。▲パドトロワの好走はしてやったりでしたが、3着のエーシンヴァーゴウが無印だったから何にせよダメだったか・・・。ビービーガルダン絡みの返還が何とも悲しいw
それにしても、蓋を開けてみれば上位3頭は全て日本馬だったとはねぇ。
それでも昨日は札幌2歳Sで三連単を射止め、今週は大きなマイナスにならなかったのがせめてもの救い。
次週は毎日王冠と京都大賞典のGU2本立て。どちらも天皇賞(秋)やその後のマイルCSやジャパンカップを占う意味で重要な一戦。GTではないですがやはり注目のレースですね。
本日のBGM:思い出がいっぱい(『らんま1/2 熱闘編』OP)
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