2013/04/30 (火)
大きな戦いの間の地味な幕間回だけど、古代が初めて雪にフラグ立てた回としては重要かも? 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』
ちなみにヤマトガールズの中では百合亜派です! >基本、炉だもんね・・・
ツンデレヒロインが主人公のラノベの表紙みたいなポーズをとってるのが、ガミラス軍銀河系方面軍司令長官のグレムト・ゲール少将(CV:広瀬正志)。中の人はランバ・ラルだけど、ゲールは旧作同様に上には卑屈に、下には尊大に出るダメ司令官です。 シュルツの報告を世迷言と決め付けて、ヤマトの処理を押し付けるゲール。ワープを行ったり、木星の表面模様を変えてしまうような破壊兵器を持つ地球の新型戦艦を警戒するシュルツ・・・って、あの波動砲の一発で木星こんなになっちゃったのかよ!? その頃ヤマトでは、この先の航路についてブリーフィングが行われています。ガミラスの前線基地のある冥王星を叩くべき、という古代の意見と、時間的余裕が無いので冥王星は無視すべき、という島は意見の対立を見ます。 古代が冥王星基地を叩きたいのは兄の仇討ちという私怨が入ってはいるものの、人類滅亡まであと1年という日数がこのまま遊星爆弾が降り続いた上でという条件で算出したものならば、冥王星基地を叩いて遊星爆弾の発射を止めるだけで人類の生存可能期間がかなり伸ばせるような気もするので、ここは古代の意見の方が正しいようにも思えますけどね。 そんな折、土星の衛星・エンケラドゥスから味方の救難信号をキャッチするヤマト。続いて突然、艦内を激しい振動が襲います。雪さん、色っぽく倒れるものの乳は揺れず(´・ω・`)これが真琴だったら・・・ 振動の原因はエンジンのコンデンサの異常でした。先の波動砲発射が原因でコンデンサが焼けてしまったようで・・・こうやって波動砲が連射の効かない、とっておきの兵器という印象を与えるのは良い演出ですね。キムタク版ヤマトのように、ほいほいワープしたりやむやみに波動砲を撃つのは、有り難みに欠けるってもんです!
コンデンサの修理に欠かせない鉱物・コスモナイト90の鉱山がある事もあって、エンケラドゥスに向かうヤマト。この動きを察知したシュルツは、土星近辺にいる揚陸舟艇をエンケラドゥスに向かわせ、ヤマトの行動目的を知るために捕虜を得ようと試みます。 ヤマトの艦内食堂では食事の時間。山のようにおかずを盛る太田は、カロリーブロックのみの食事で詩集を読み耽る真田さんに、その簡素な食事で足りるのかと尋ねます。ヤマトの食料生産システム「O・M・C・S」(オムシス)の生産工程を知る真田さんは、それ故にカロリーブロックしか食べないのだとしたら・・・。やはりオムシスで生産される食料の原料は、やはりウンk(ry ブリーフィングではやりあったものの、すぐに互いの本音を語り合って和解する古代と島。そんな二人を観て男の友情に憧れるのが2199からの新キャラの保安部・星名透(CV:高城元気)と、雪に憧れる船務科士官候補生・岬百合亜17歳(CV:内田彩)。後々この二人は重要な役割を担う事になるので、今からその行動はチェックしておいた方が良いですぞ!
航空隊への志願叶わず、主計科に回された玲は、表面には出さないもののやはり航空隊への憧がれが強いようで、ちょくちょく加藤にも絡んでいるようで。加藤もこんな格好で周りをチョロチョロされたら整備に集中出来ないだろうなw 土星宙域に向かうヤマト・・・土星の南極が光っているのは、近年観測された土星のオーロラですね。芸が細かいな。エンケラドゥスへ降下する際、その亀裂から時折間欠泉が吹き出す事を説明する真田さん・・・勿論今後の展開の伏線ですね分かります。 救難信号の発信元へ雪とアナライザーを向かわせる沖田艦長は、その護衛に古代を指名。この時まだ雪が古代にツンケンしてるのは、乗艦時に握手を求めて断られた事を根に持っているからですかね。やれやれ。 コスモナイト90の採掘には真田さんを始め、掌帆長の榎本勇(CV:藤原啓治)が向かいます。この人物も2199から初登場ですね。訓練学校時代の古代と島の教官だった人物との事で・・・立派に育った生徒たちに後事を託して戦死する役割ですね分かります(ぉぃ
搭載機のシーガルで目的地に向かう古代と雪、それにアナライザーとメディックの真琴。何やらツンケンしながらも少しずつ会話の接近が観られる古代と雪に、興味津々の真琴です。 朴念仁のアナライザーに呆れつつ(旧作のアナライザーならノリノリで真琴に同調したようなw)、女の扱いが下手過ぎる古代のやりとりに思わずずっこける真琴・・・こんなコミカルな表現もまた、2199になってから描かれるようになった要素ですね。 救難信号の発信元は、墜落した地球艦隊の艦艇からでした。その形状から、古代はすぐにそれがいそかぜ級突撃駆逐艦である事に気付きます。兄が乗っていた『ゆきかぜ』の同型艦・・・しかし艦内に生存者は無く、無人の艦橋から救難信号だけが発せられていたのでした。 そんな古代たちの行動を掴んだガミラスの上陸部隊は、シーガルを破壊した上で艦内に残る古代たちに攻撃を仕掛けます。この攻撃で真琴とアナライザーは艦内の隔壁内に閉じ込められてしまい・・・
その頃、ほぼ同時に揚陸艦と戦車の攻撃を受けるヤマト・・・密かに初のダメージですな。コスモナイト90の搬入中という事もあって身動きがとれないヤマトは、艦載機でこれを撃退しようと試みます。しかし下部艦載機発進口からはこの状態では慣性的に発艦は出来ず・・・そこで後部カタパルトから発進するシステムのコスモゼロを思い出した加藤は、これで迎撃の任に当たろうとします。しかし、加藤よりも先にコスモゼロを駆って飛び立ったパイロットが・・・うーん、一体どこの誰なんでしょうね?(ニヨニヨ 形ばかりのヤマトの陸戦隊では全く歯が立たなかったガミラスの戦車ですが、空から大口径砲で撃ち抜くコスモゼロの攻撃で次々と撃破されて行きます。 ちなみに第二次大戦中、ドイツ軍も似たコンセプトで47ミリ対戦車砲を搭載したユンカースJu87スツーカ爆撃機で、上空から連合軍戦車の薄い上面装甲をバカスカ撃ち抜くという戦術を用い、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルのように終戦までに519輌もの連合軍戦車を撃破したタンクキラーも存在します。 閑話休題、たった2機のコスモゼロで戦局は覆り、加藤は正体不明の僚機に古代たちの救援に向かうように命じるのでした。その頃、真琴とアナライザーの救出に古代が掛かりっきりになっている間、艦橋に残る雪にガミラス兵の魔の手が迫ります。
うん、やはり誘拐するなら若い女の子だよな!誘拐して全身くまなく身体検査して、性的虐待を伴う拷問にかけるんですね!(薄い本の発想から離れろ) 雪を助けようとする古代はガミラス兵と撃ち合いになり、1人の兵士を倒します。しかし、真琴がメディックとして治療しようとしたその兵士の正体はアンドロイド・・・どこも人手不足なんですなぁ。 艦外に雪を追った古代は再びアンドロイド兵士と激しい撃ち合いになるものの、突如吹き上げた間欠泉にガミラスの戦車は飲み込まれ、アンドロイド兵もまた雪の反撃と古代の正確な射撃で倒されるのでした。 そんな古代と雪を狙って新たなガミラス戦車が向かって来ますが、上空に現れたコスモゼロがこれを撃破。その手腕を褒め称える古代です。
命懸けで自分を救ってくれただけでなく、生死の境界線を共に越えた古代に対し(吊り橋効果な)、雪は頬を染め・・・雪さんちょろいな! しかし古代はそんな雪の好意の視線に全く気付かずw、艦内で拾った銃に刻まれていた名前に我を失います。駈け出した古代は墜落艦の側面の氷を銃で削り、そこに記された艦名に呆然となります。艦名は『ゆきかぜ』・・・そして銃に刻まれていたのは、兄・守の名前だったのです。うんうん、持ち物にはちゃんと名前を書いておくべきだな!例えそれが官給品であってもw 墜落艦が古代守の『ゆきかぜ』だったと知り、上空から敬礼を送る沖田艦長、そして守の親友だった真田さん。一方、格納庫では勝手にコスモゼロを持ち出した謎のパイロットの正体が明らかに・・・なんと!玲だったとはー(棒読み) 地球を『ゆきかぜ』のようにしたくはないな・・・と古代に語る沖田艦長。つーか、墜落なのに上手く艦腹から不時着してたり、昇降用のタラップが降りていたりと、実は墜落時までは生存者がいたんじゃね?と思わせる描写が幾つかあった点には注目しておきたいですね。 さて、次回からはいよいよ冥王星基地攻略戦が始まりますよ!
本日のBGM:この世界は僕らを待っていた(『翠星のガルガンティア』OP)
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