2014/09/26 (金)
食欲の秋!三日連続アキバ飯特集・其の三
今日の夕飯は、アキバの創生期からその全てを見つめ続けて来た超老舗の定食屋です。
アキバ飯夜話、最終夜は『かんだ食堂』です。創業は何と1958年!店が刻んで来た56年の歴史は、戦後復興から世界の電気街、そしてヲタクの聖地へと変貌を遂げたアキバと共に歩んで来た、まさにアキバ民の胃袋の歴史です。アキバ歴20年ちょっとの私なんて、とても足元にも及びません。
というのが理由でもないんですが、実は今まで一度も入った事が無かったこの店。ほら、ここまで老舗だと常連さんとお店とで暗黙のルールとかあったりするんじゃないかな?というちょっとした不安があったりするじゃないですか。でも自分もそろそろアキバの民として、この店に受け入れて貰ってもいいんじゃないかな?という謎のハードル越えを行って、今回初めて暖簾をくぐってみました。
店の前に張り出されているのがメニュー一覧・・・定食だけでもかなりの種類があって目移りしてしまいます。店内で迷っているとどやされたりしないかな?とか小心者の考えから、注文は牛カルビ丼と、単品でもつ煮込みと決めて店内へ。古い店構えながら、店内は冷房もしっかり効いていて居心地が良いです。
お客さんは単品メニュー+ビールorサワーで一杯、って方と、定食を黙々と食べる方とに分かれている感じ。カウンター席に通されて、軽くメニューを見た後にホール係のおばちゃんに注文。
ここで驚いたのは、別のお客さんがトイレを借りようとしたら、その場所が何と厨房の中!調理人さんがフライパンを返している後ろを通ってトイレに行くのは、なかなか出来ない経験です。
これが注文の牛カルビ丼(700円)ともつ煮込み(400円)。まぁ無難なオーダーです。
牛カルビ丼は甘めの味付け。お酒よりはご飯との相性が良いかと。量はそこそこあるので、大盛りだと結構キツいかも。もつ煮込みは物凄く具だくさん。汁よりも圧倒的に具が多く、もつもたっぷり入っていてこちらはお酒との相性も良さそう。つーかこの組み合わせでビールを頼まなかった私ってw
常連客との繋がりが深く、排他的な所があったらどうしよう?というのは完全に杞憂でした。普通に入って、普通に美味しく食べられるお店です。特につまみ類の種類が豊富で安いので、仕事後にビールorサワーで疲れを癒し、何点かつまみを頼んで・・・というのがこの店の一番の使い道かもしれません(多分それで2,000円行かないんじゃないかな)。
本日のBGM:romanesque(『エル・カザド』ED)
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