2014/10/30 (木)
そこには古き良き「昭和」がある
グルメ特集は前回に続き、今回もアキバのカレー屋さんレポートです。
訪れたのはラホール外神田店。前回行ったベンガルからすぐ、徒歩30秒に位置します。
ベンガルが高級老舗本格カレーだとすると、こちらは見ての通り庶民派チェーン店のカレー。しかし何気にこの場所に根付いてからかなりの年月が経っており、私も以前から「一度は入ってみよう」と思っていた店です。
訪れたのは平日の20時頃だったのですが・・・丁度ディナータイムというのにお客は自分1人。ちょっとこういうのって不安になります。店内はカウンター12席程度のこぢんまりとした店構えで、ラジオでは丁度日本シリーズの模様が流されていました。
カレーはそれぞれ「日本風」「インド」「ブラック」が選択出来るみたいです。日本風は一般的なカレー、インドはやはりルーがサラサラなのでしょうか?ブラックは激辛のようです(5段階からチョイス可能)。
店の売りはブラックカレーのようですが・・・一見さんという事もあって、ここはオーソドックスに日本風カツカレー・ご飯大盛りを注文。他にお客がいない中、厨房のあんちゃんがカツを揚げてサクサク切ってルーをかけて、すぐに注文の品が出て来ます。
日本風カツカレー(ご飯大盛り)、700円也。
ルーはとろみが強く味も濃厚。カツはあまり厚くないけど揚げたてでサクサク。うん、超オーソドックスなカツカレーです。
でもこれが美味い!物凄く懐かしい、安心する味と言いますか。子供の頃、親にデパートに連れて行って貰った時に、最上階のレストランで出て来たカレー。もしくはテーブルの代わりにインベーダーの筐体が置かれているような喫茶店で注文した時に、銀の皿で出て来るカレー。そんな、昭和のカレーの味なんです。
正直、ベンガルの本格派カレーよりこっちのが全然美味かった・・・貧乏舌と思われるかもしれませんが、やっぱ日本人の味覚に合ったからこそ、日本風カレーってのは日本の家族の食卓の定番になったんだな、と納得しました。
しかしこれは困りました。2回目の訪問時はブラックカレーを試してみたいと思っていたんですが、このカツカレーをまた食べたいという衝動も捨て難い物が・・・。何にせよ、今後贔屓にして行きたい店がまた増えました。
本日のBGM:BLAZING(『Gのレコンギスタ』OP)
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