2013/06/24 (月)
ヤマトとガミラス、各々の人間ドラマを描く幕間回。そしてヤマトに忍び寄る異次元からの狼の牙・・・ 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』
ょぅι゛ょに定評のあるガミラス帝国w
毎度お馴染みのブリーフィングからスタートの今回。ヤマトは銀河系を離れて本格的な外宇宙に出る事に。恒星系が少なくなる事で、ガミラスの拠点も少なくなって攻撃は減るはず、との島の予測に、これで楽になると安堵する古代。しかし島がこれに「緊張感が無い」と噛み付きます。未だメルダの件と彼女が話した地球側の先制攻撃にわだかまりを持つ島は、メルダ擁護派の古代と激しく口論となります。これを仲裁しようとした南部ですが一喝されてしまい・・・南部君、段々このポジションが美味しくなりつつあるな。旧作に比べて相原の存在感が薄い分、2199では南部が良い味を出すようになりましたな。 そんな古代と島の口論を「バカ者!!!」の怒声一発で鎮める沖田艦長、さすがです。こののどちんこ全開のカットは、今回一切制作に関わってはいませんが松本零士氏の描く沖田艦長を彷彿とさせますな。
佐渡先生に血圧の上昇を窘められる沖田艦長。若い連中を束ねるのは大変なお仕事ですw 沖田艦長から罰として艦内掃除を言い渡された古代と島。旧作ではよくパンツ一丁で艦内一周マラソンという罰が施されたヤマトですが・・・やはり今のご時世には合わないのかな。 島にガミラスとのファーストコンタクトの詳細を話した山崎は、徳川機関長に相談。いつか島なら理解してくれる、と信じる徳川機関長ですが、エリートなんて脆いもの、と余計な一言を言って去る薮・・・伊東と並んでつくづく癇に障る男ですが、劇場版第六章で薮の意外な末路を知った身としては、なかなか嫌いになれません。 そんな薮は新見さんのカウンセリングに足繁く通いながら情報を吐露しているようで、新見さんは島の一件も知り得たようで。この辺、実は後々の展開の伏線なので要注意です。 デスラーの表の側近である宣伝情報相のセレステラと、裏の側近である親衛隊長官のギムレー。ナチスで言うところのゲッベルスとヒムラーですな。両者はデスラーを訪ねますが、デスラーはホットラインを通じて電話中。その相手とは・・・デスラーの視線から容易に想像が付きます。
セレステラはドメルの叙勲式の準備の完了を、ギムレーは国内の不穏分子の特定を報告。これに然程関心を示さないデスラー・・・些細な事は幹部に一任するタイプのトップのようで。でもこういったタイプは幹部の人選を誤るとその暴走を許してしまうんでうすよね・・・特に野心の強いゼーリックやギムレーみたいなタイプはしっかり鎖に繋いでおかないと、ね。 デスラーの感心事は主にヤマトに向けられ始めています。そしてその討伐のために、わざわざ国防の主戦場である小マゼラン星雲方面からドメルを召還したデスラーです。 ドメルの叙勲式は国を挙げての盛大な物となります。そのパレードの途上、突然群衆からドメルの車に向かって走りだすょぅι゛ょ・・・。警備兵を押し止め、ょぅι゛ょがその手に携えた花束を膝を付いて受け取るドメルの姿に国民は大歓声を挙げます。 さて、この一連のシーンですが、恐らくセレステラ辺りが仕組んだ国威高揚のための芝居でしょうな。VIPたるドメルに子供が近付けるほどずさんな警備はしていないでしょうし(子供を追う警備兵の動きも緩慢)。つーか現実では、こういった子供が爆弾入りの花束でテロを行ったりする訳ですからね(子供自身は花束の中に爆弾が入っているのを知らなかったりしますけど。もっとも、知っているならそれはそれで救い難い事ですが)。
ドメルを英雄と大声で称えるゼーリック・・・それに苦々しい視線を送るセレステラ。ガミラスの幹部たちも一枚岩とは到底言い難いようですな。 そんな中、軍の良識派と言えるディッツとタラン兄はドメルと共に車の中で現在の首都の状況を憂います。親衛隊長官のギムレーの専横により、親衛隊の主観だけで証拠不在でも収容所に送られる民衆・・・。デスラーはそんなギムレーの行動には無関心で、遷都も考え出しているようで。新たな首都、それはどうやらイスカンダルなのかな? ドメルはディッツに申し出てとある「特務艦」を借り受けます。デスラーの許可を得ず、独断でこれを了承するディッツ。それだけの権限を持っている人物とも言えますが、ドメルに対する信頼も篤いと言えますかな。 ディッツとタランと別れた後、ドメルは墓地に姿を現します。そこにいたのは妻・エリーサ(CV:たかはし智秋)。そしてその肩にいるのはロクロック鳥・・・松本先生!いいんですかこれw
幼くして亡くした子供の命日に花を手向ける2人。そして銀河方面への転属を妻に報告するドメル。銀河系は遠い・・・エリーサの言葉が曇天の空の下、重く響きます。 昔の夢を見る百合亜。1年前、雪が記憶を失くす事になった事故で病院に運ばれて来た時、その姿を観ていた百合亜。そしてその後ろには、光り輝く謎の女性が・・・ そこで目を覚ました百合亜。大声を挙げてしまったために同室の真琴を起こしてしまいますが・・・真琴さん、寝姿がエロ過ぎ♪自堕落な女って、嫌いじゃないですw
その頃、自動航法室に幽霊が出る噂が艦内に広まりつつあります。真琴がネタにする程度で、実害は特に無いようですが・・・ まだ罰掃除が続いている古代は、医務室の掃除を終えて佐渡先生に判子を捺してもらい・・・夏休みのラジオ体操かよw 玲は6日間の営倉入りのお勤めを終えて無事釈放。つーかTVもネットも無い部屋で6日間は辛いな!寝るしかする事ねーじゃん。 そんな玲の出所(笑)を迎える加藤と篠原。フライトジャケットを渡され、機体を失った事よりも玲が無事だった事の方が大事、と篠原に告げられて嬉しさが込み上げる玲です。 格納庫の掃除も終えた古代は、兄の形見のハーモニカを一吹き・・・だからこんな奴はいねぇw そこに現れた雪。人気が無いところで、その扇情的な艦内服でお尻をプリプリさせ・・・間違いなく誘っていやがるwww
しかし朴念仁の古代は雪のお尻に全く関心を示さず。このイ◯ポ野郎が! 島には守るべき家族がいる。それが少し羨ましいと語る古代に「家族なら作れるじゃない」とまたもお誘いの雪・・・あ、ヤマトの乗組員が家族って事ね。でもこれは間違いなく明るい家族計画のミスリードw そしてそんな2人の会話を物陰でこっそり聴いていた玲・・・雪に古代争奪戦を一歩リードされた感じですかね? 機関室の掃除を終えた島は、徳川機関長から孫娘の愛子の婿にならないか?と問われて尻込み。しかし見せられた写真に写っていたのは・・・まだ赤子の孫の姿w いいなー、若い嫁さん貰えるぞwww 徳川機関長は島に、守るべき家族がいる自分たちは幸福だと告げます。そして敵にも味方にも真実はある、しかし戦争が起こってしまった事実は1つ、と島の迷いに一定の方向性を付けるアドバイスを送るのでした。 艦長室の掃除に訪れた古代は、そこで沖田艦長からガミラスとのファーストコンタクトの真相を聴かされます(山崎・沖田→島、徳川、薮、新見、古代・・・全然緘口令の意味ねぇなw)。命令を守るのは軍人として当然だが、時には人間としてそれを拒否する勇気も必要と語る沖田艦長。つーかヤマトは命令に服さない人がちょっと多過ぎですよ艦長!
玲と語らいの時間を持つ島。互いにガミラスに肉親を殺された経験を持つものの、メルダとの邂逅と6日間の営倉入りで頭を冷やした玲は、もうメルダ個人への憎しみは無いと語ります。そんな玲を観ていつまでもこだわっている自分を省みた島は、自分も頭を冷やすべく古代に声を掛けて限定ランチを一緒に食べる約束を取り付け、ここにようやく古代と島の対立は解消されるのでした。そんな2人を観て安堵する雪・・・ しかしそんな平和な時間も束の間、突然ヤマトを衝撃が襲います。奇襲攻撃を受けたヤマト。敵は一体どこから・・・?そんなヤマトを怪しげな潜望鏡が捉えているのでした。こ、これはヤマトVに登場した次元潜航艇!?ガルマンウルフが次元だけでなくシリーズの枠をも跳躍してヤマトを襲います!
本日のBGM:phosphorus(『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』OP)
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