2011/01/16 (日)
競馬の1年の計は日経新春杯に有り?
さて、金杯の日は職場の挨拶回りで抜けられず、先週の3日連続開催はPATに入金するのを忘れていたために、今週が自分にとっての競馬初めとなりました。
そんな今週はGUレースの日経新春杯(京都芝2400m)があります。ハンデ戦のために重いハンデを課せられるGT馬が滅多に出走しないGUでもあり、66・5kgという酷量を背負ったテンポイントが故障して天国に旅立ったレースとしても知られています。つーか強い馬たちは有馬記念を目指して調教されるので、僅か3週間後のここに一流馬が回って来る事はあんまり無い、という事情もありますけど。
そんな中、今年は昨年のJC馬・ローズキングダムが出走して来ました。この馬も当然有馬記念を目指して調整されて来たものの、有馬記念直前に疝痛で出走を回避せざるを得なかったという経緯があります。そういった意味では、ここでしっかり結果を出して「有馬に出ていれば勝ち負けしていた」と言いたい所でしょう。
相手も近年最強と呼ばれる明け4歳馬から良血ルーラーシップや強豪ヒルノダムールらが参戦、ローズキングダムに挑戦状を叩き付けて来ました。日経新春杯にしては例年になく面白いメンバー構成になったと言えるかと。
しかしそんな中、ワタシが注目したのはとある6歳馬。その馬とは・・・
◎ナムラクレセント
◯ローズキングダム
▲ルーラーシップ
△ヒルノダムール、ゲシュタルト、コスモヘレノス、ビートブラック
買い目:◎◯軸の三連複5点 + 保険で◯▲軸の三連複4点を元返し程度に
◎には7番人気のナムラクレセントで穴狙い。関西開催における芝2000m以上のレースで、先行馬(特に内枠)に乗った時の和田騎手の直線での粘りは尋常ではありません(テイエムオペラオーで学んだのかな)。特にこの馬での和田騎手の戦績を見ると[0・2・1・1]、4戦とも1800〜3000m戦で、6着に敗れた神戸新聞杯以外は全て先行して結果を出しています。斤量57kgはちょっと見込まれ過ぎた感はありますが、下に示す通りローズキングダムに絶対の信頼が置けない今回、人気薄でもこの馬の複勝圏内は堅いと見ました。
◯は単勝2・0倍の1番人気・ローズキングダム。有馬記念を疝痛で回避したこの馬に賭ける武豊の意気込みは尋常では無いのですが、今回はちょっと割り引いて見たいです。と言うのも、当然有馬記念を目標に調整して来たのですから、3週間ズレたここでの参戦は微妙に馬の仕上がりのピークがズレてしまった事です。それに明け4歳の馬にいきなり斤量58kgは酷かと・・・。まぁこの馬も複勝圏内は外さないでしょうけど。
▲にはルーラーシップを。ダービー5着後、12月の復帰戦の鳴尾記念でいきなり優勝。有馬記念は出遅れもあって6着に甘んじましたが、年末の余力で戦う他馬と違い、休み明け3戦目となる今回は状態面でこの馬が一番期待出来そう。トゥザグローリーと並び、今年は昨年以上の飛躍を予感させる4歳馬です。
△は4頭。まずはいつも明け4歳馬の強豪の中に数えられるものの、尽く勝運が無いヒルノダムール。その実力は誰もが認めるところだけに、後は結果だけを出したい所。代表勝ち鞍が若駒Sじゃ寂しいぞ!
続いてやはり明け4歳のゲシュタルト。昨春はスプリングS2着、京都新聞杯1着、ダービー4着と大活躍だったものの、夏〜秋は調整に失敗して惨敗続き。前走中日新聞杯でようやく復調の気配が見えて来ました。ただ、今回は馬体重+14kg。ここは連下までの評価で。
コスモヘレノスも明け4歳。アルゼンチン共和国杯3着、ステイヤーズS1着と遅れて来た長距離馬。ようやく本格化した今回、6番人気と低評価なのはさすがに疲れが溜まっているんですかね?
最後にやはり明け4歳馬ビートブラック。菊花賞3着で注目を浴び、前走は自己条件戦をキッチリ勝ってここに駒を進めて来ました。
と、気付いてみればナムラクレセント以外は4歳馬総流しって感じの今回(毎年連対馬を出す5歳馬が1頭も出走してませんしね)。穴狙いの結果は・・・
やはり4歳3強が上位独占。そんな中、◎指名のナムラクレセントも大善戦の4着!
・・・でも馬券に絡まなくては意味無いんだよなぁ(;´д`)
レースは中段を進んだルーラーシップが抜け出して快勝。今年はこの馬がブレイクする予感がヒシヒシです。道中、ルーラーシップを見て進んでいたヒルノダムールが2着・・・やはり勝ち運が無いなぁこの馬。つーか鳴尾記念の1・2着馬がそのまんま今回も来たって訳ですね。
ローズキングダムは道中も行きっぷりが悪く、コースロスの少ない最内を通って何とか3着確保。やはりピークが過ぎていたのと58kgが効いたようです。ここは短期放牧に出して、産経大阪杯 → 天皇賞(春)辺りを目標に再スタートして欲しい所です。
期待のナムラクレセントは4着。それでも直線追い込むローズキングダムと激しく叩き合ったりと見せ場は十分。馬券にはなりませんでしたが納得の敗戦です。
ゲシュタルトは6着・・・やはり重かったかな。ビートブラックとコスモヘレノスは年末の長距離戦の疲れが出てしまった感じですかね。
馬券は保険の三連複で一応元返し。やっぱ3強は3強だったって事か。新年からドカンと景気良く行きたかった所ですけどね。
最終レースは中山で勝って京都で外し、結果ちょいプラス。この週末のトータルではちょっとだけマイナスって所でした。
さて、続いては久しぶりに今週の『最強武将伝 三国演義』。しばらくレビューしない間に関羽→曹操→張飛→劉備と大物が次々と他界し、今は孔明の南蛮征伐まで進んでいます。この南蛮征伐は物語全体ではそれ程重要なファクターでは無いと思うんですが、なぜか横山光輝『三国志』でも数巻に分けてじっくり描かれており、今回のアニメ版でも4話分もかけています。
何度も孔明に捕らわれながらも、その度に逃されて来た蛮王・孟獲。既に三洞の元帥も破れている状態ですが、毒泉を使う朶思大王や猛獣使いの木鹿大王、それに藤甲軍を率いる兀突骨などの超個性派武将が出て来るここからの戦いは、マンネリ化しつつある中原の戦いとはひと味もふた味も違った物となります。
しかし今回のアニメでは少し原作とは違った展開が・・・朶思大王や牛に乗った勇者・忙牙長の描写が無かった代わりに、原作に無いアマゾネス部族が出て来たり・・・。そのため、関興・張苞・馬岱の活躍の場面が減ってしまっているのが残念ですね。
それでも木鹿大王との戦いはちゃんと再現されていました。象・虎・狼といった猛獣を率いる木鹿大王の軍勢に一敗地に塗れる趙雲・魏延ですが、この部族の存在を知っていた孔明は準備していた秘密兵器を導入・・・。獣を模ったそれは、前面に炎を噴射する戦車。火を怖がる猛獣たちは大混乱に陥り、乱戦の中で木鹿大王も象に踏まれて敢え無く戦死。単騎で逃げる孟獲も追い詰められますが、ここで救出に現れた祝融夫人の飛刀で救われ、更に祝融夫人は追っ手の張嶷と馬忠を捕縛する大手柄を挙げます。つーか祝融夫人って魅力値はともかく、武力は90くらいあっても良いんじゃないかw
ここでお馴染みの武将能力比べ・・・って、この二人を比べるのはあまりにも酷か(^_^;
孔明に関しては今更ここで述べる事もないですが・・・知力100はこの人を基準にするしかないので仕方ないですが、政治に関しては97くらいあっても良いんじゃないかな?と。軍師としてよりも政治家としての方が遥かに優秀な人だったし。
孟獲の能力は・・・勇猛で鳴らした蛮王なので武力はこんな感じ。陸戦指揮能力はちょっと高過ぎ?70台後半くらいじゃないかな。水軍指揮経験は無いと思うので、これは将軍としての能力を持たせるための帳尻合わせですな(三國志Vでは武力70以上かつ陸戦・水戦指揮能力の平均値が70を超えると武官から将軍になれるので)。知力・政治は・・・まぁこんなもん?w 蛮王としてそれなりのカリスマはあったので、魅力はもうちょっとあっても良いと思うんですけどね。
本日のBGM:ひなげし(『らんま1/2 熱闘編』ED)
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