2012/02/27 (月)
戦闘シーンの動きは格段に良くなっているのに・・・戦術目標というものを理解していないゼハートのヌルさに絶望(;´д`) 〜今週の『機動戦士ガンダムAGE』
メカ作監:大塚健、キャラ作監:石野聡のゴールデンコンビ回だったのに、どうにも日野の脚本がアレなのが・・・
ゼダスRの性能アップ試験を行うゼハートですが、機体がゼハートの能力に着いて来れず・・・そこでXラウンダー用に新たに開発された新型機・ゼイドラの出番です。OPにも登場する、仮面を被ったゼハートの専用機・・・まぁシャア専用機のオマージュなのは言うまでもありませんね。 試験を終えたゼハートは、長いコールドスリープから目覚めたデシルと対面・・・魔少年から魔中年にクラスチェンジしたデシルですが、三つ子の魂百までとはよく言ったもので、性格の悪さはそのまんま。早速自分が寝ている間に司令官に上り詰めたゼハートに嫉妬心メラメラw あー、やはりフリットはデシルを殺しておくべきだったよなー(予想通りこの言葉を使う事になったか)。 ガンダムはAGEシステムによって進化している。そのため、胸にあるAGEシステムを奪取、または破壊するのが次の戦術目標と告げるゼハート。よく調べ上げたもんです・・・1年半の間にアセムがペラペラ喋ったかなw 連邦軍要塞ビッグリングに向かうディーヴァですが(あれ?フリットの護衛任務で出撃したんじゃなかったっけ?)、直線ルートではなく、敵に発見され難いデブリ帯を抜けるルートを取ります。しかしそのルートは既にゼハートに感知されており・・・。 そういやロマリーがディーヴァに乗ってから、アセムと話をしたシーンってありましたっけ?これじゃ追い掛けて来てディーヴァに乗った意味ねぇw
むしろ、パイロット仲間として接点の多いアリーサの方が絡みが多いですからねぇ・・・頑張れロマリーw つーか石野聡氏が描くとアリーサの魅力も3割増しですな♪ その頃、ゼイドラ搭乗に当たり操縦時の能力の安定化のため、仮面状の制御デバイスを平時から装着する事を強いられるゼハート・・・恥ずかしい仮面を着用させられるパロディ同人誌が出るヨカーンw そして、そんなゼハートの出撃を林檎を齧りながら意地悪く見送るデシル・・・同じ林檎好きの赤髪キャラでも、まどマギの杏子とは大違いだ! これからの戦いでゼハートと刃を交える事を躊躇するアセム。そんなアセムの尻を叩いて勇気付けるアリーサ・・・小清水亜美の声がドンピシャハマリだなー、と感じた一瞬です。そこに鳴り響く会敵の警報。ルーキーには荷の重いデブリ帯での戦闘。アリーサの出撃を案じるディケですが、アリーサに軽くあしらわれ・・・ここで初めてアリーサがディケの娘である事が語られますが、そんなの見りゃ分かるだろとw 接近するヴェイガンのMSの中に1機、通常の3倍の速度で接近する機体がある事に戦慄するディーヴァのブリッジ。仮面に赤い機体に3倍ってwお約束にも程がある!
雑魚戦は無双ウルフと、隕石の裏にいるドラドですら破壊するハイパードッズライフルを持つアセムのAGE−2によって有利に展開。うん、今回のMS戦は非常に良い動きです。さすが大塚氏。 しかし戦場にゼハートのゼイドラが到着すると、ウルフとアセムの2人がかりでもこれに苦戦。更にガンダムとの一騎討ちを望むゼハートは、ドラド隊にウルフを引き剥がさせます(アリーサたち何やってんの!)。 刃を交えるAGE−2とゼイドラ。その動きから乗っているのがゼハートと気付いたアセムは・・・
相手がゼハートと知って、やはり戦うのを躊躇するアセム。しかしゼハートはそんなアセムの想いを絶ち切って剣を向けます。ゼハートはアセムを挑発して主戦場から引き離し、邪魔の入らない宙域で激しい一騎討ちを展開。しかしXラウンダーとしての能力と、それを余す事無く発揮するゼイドラの性能の前に遂に敗れるアセム。決め技は・・・イナズマキィィィック!w AGE−2のコクピットを貫かんとするゼイドラのビームサーベル・・・しかしゼハートはアセムが戦争に向かないのは優しさだけではないと告げて、そのまま見逃して戦場を去るのでした・・・って、優し過ぎるのはお前の方だwww つーかせめてAGEシステムくらい壊して行けよ。自分で今回の戦術目標に挙げてたじゃんw 帰還後、故意にガンダムを取り逃がした事をデシルに指摘されるゼハート。イゼルカントにチクると脅かすデシル、マジ外道。やっぱ殺しておけば(ry 一方、見逃してもらったアセムはプライドをズタズタにされて自室に引き籠もり。そんなアセムに文句を言いに来たミレース艦長を追い払うウルフ・・・あんたも大概甘過ぎるよなw 今回はシャアネタのオンパレードにイナズマキックと、ネタに溢れていた反面、作画・動画の良さはこれまでの中で最高レベルだったと思います。しかし最後に感じたのはゼハートの行動のヌルさや、1stのオマージュに頼りきりの展開・・・。シリーズ構成と脚本の力が、作画の力に完全に負けていたなぁ、と。
本日のBGM:時代が泣いている(『機動戦士ガンダムZZ』ED)
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