2014/01/25 (土)
オトナの事情で余計な要素を詰め込まれたのが、ちょっと残念な結果になったかなぁ。
映画『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』公開初日に観て参りました!
劇場は錦糸町のTOHOシネマズ(アキバから一番近い所で)。当日は公開初日&新宿バルト9からのオールキャスト舞台挨拶ライブ中継もあり、全席完売の大盛況。まぁ客層の98%くらいが男性客でしたけどw あの舞台挨拶はきっとBD化の時に特装版の特典に収録されるんだろうな。
かなりの広告費もかけて(MCの人曰く「広告費は“予算の向こう側”」満を持しての上映となった本作ですが・・・
注意:ここからネタバレ有り
うーむ、個人的に点数を付けるとすれば「70点」ってとこでしょうか。それも、最後を飾るライブシーンの見事さで+10点されてのもので、そこまでの展開は甘めの評価で60点ってとこかな、と。
要因は、話の主軸のブレですね。ゲームをプレイしてる人なら御存知の通り、アイマスのストーリーは終盤にPがハリウッド研修に行ってしまう→攻略キャラとの「行かないでプロデューサーさん!」的涙々の展開→悲しみを乗り越えてのステージ→感動のお別れ・・・が描かれます。今回もその話が一応描かれるのですが、それと平行してバックダンサーの7人(グリマスキャラ)の成長→覚悟不完了な奴と性格の悪い奴との内紛→どーしようもない理由での脱退劇→復活・・・が同時に描かれ、あまつさえ途中からこっちが話の主軸になってしまい、肝心のPとのお別れが春香たちにとって副次的な事態のようになってしまいます。
ゲーム版をプレイした人にとって、P=プレイヤーの分身です。それをないがしろにして、現在の興行収入メインとなっているグリマスを前面に押し出したために(グリマス内の問題に割く時間が結構長いんだな、これが)、765プロとPとの絆の物語が弱まってしまったのがかなり残念。つーか
劇場版『アイドルマスター』 グリマスキャラを絡めようと提案したのは石原ディレクター 「もう少しドラマがほしいかったから」
こんな記事を観ると、やはりグリマスキャラを主軸にしようとしたのがオトナの事情だったのが見えて来てしまいますね。
勿論それでも見せ場は幾つもあります。序盤の劇中劇の宣伝映像(今度はあれを劇場化よろw)、リーダーとしての自分に思い苦しむ春香を見事なまでにフォローする伊織の決断力(サブリーダーは伊織だよな絶対)、Pと何やら良い雰囲気を醸し出す律子w、そしてこれぞスクリーンで観る醍醐味!と思わせた圧巻のライブシーン。アイマスファンとしてはやはり観ておくべき作品だと思います。過剰な期待はしちゃダメだけどw
ネタバレここまで
公開第1週の入場者特典は、複製原画+同絵柄のクリアファイル。全11種ある中、私は春香をゲット(作中の朝の海辺のシーンなので暗い画面になってます)。まずまず当たりの部類なのかな?
パンフレットは印刷屋視点から観てもなかなか金かけてますな。オモテ表紙はマットPP貼りの上にホログラム箔押し、中表紙はUV印刷による前面金刷り。オールカラー44Pあじろ綴じで1,000円は良心的な価格設定と言えるかと。
中身もなかなかに充実しています。キャラクター紹介、絵コンテ、ロングインタビュー等々・・・読み物としてもかなりのボリュームがあります。
声優さんのコメントの他、各方面からのイラスト入りメッセージなども収録されており、これを買うためだけに劇場に行っても良いくらいです。
・・・あれ?そう言えばXENOGLOSSIAの劇場化はまだですか?(まだ言うか)
本日のBGM:団結(『THE IDOLM@STER』キャラクターソング)
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