2015/03/01 (日)
弔いの雨がターフを濡らす
阪急杯(阪神芝1400m、GV)
今や高松宮記念の最有力前哨戦となっているこのレース。今年もダノンシャーク・ミッキーアイル・ローブティサージュ・コパノリチャードの4頭のGT馬が参戦する豪華メンバーとなっています。
しかし今日の阪神地方は朝から本降りの雨によって馬場は芝まで不良に悪化。それもあって朝からこのレースまで切れを身上とするディープインパクト産駒が1頭も連に絡まない特殊な状態。更に開幕週という事もあって、ここは「パワータイプの先行馬」一択という予想となります。ディープ産駒のダノンシャークとミッキーアイルとレッドオーヴァルを消し、差し馬のサドンストームを消し、前走の京阪杯でJRA職員が酷い鞭の使い方をしたために精神面の後遺症が残ってしまったと報じられているローブティサージュを消し・・・結局残ったのは1番人気のコパノリチャード(ダイワメジャー産駒)と2番人気のダイワマッジョーレ(ダイワメジャー産駒)だけと言うw いやー、馬券買う人はみんな同じ結論に至ったみたいですね。
なので馬券はこの2頭のワイド1点のみ(それでも5倍くらいは付くのです)。結果・・・
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後方から進んだダイワマッジョーレの差しが決まって久々の重賞2勝目。しかし2着にディープ産駒のミッキーアイルが粘り込み、3着に精神的に立ち直ったローブティサージュが入り、予想の根底を全部覆す形の結果に・・・なんじゃこりゃ。
4着も差し馬のサドンストーム、5着にはディープ産駒のダノンシャーク、単勝1倍台の人気を背負って先行したコパノリチャードは直線力尽きて6着敗退。こういう馬場の日はやはり大きく勝負してはいけないもんです。
中山記念(中山芝1800m、GU)
近年はヴィクトワールピサやジャスタウェイのように強豪馬のドバイ遠征のステップにも使われるこのレース、今年は去年の皐月賞馬のイスラボニータが年度初戦として出走して来ました。他にもオークスであのハープスターを破ったヌーヴォレコルトや、一昨年の皐月賞馬のロゴタイプとこちらもGT馬が3頭出走し、阪急杯に負けない豪華メンバーとなっています。
さて、春の中山開催と言えば近年は馬場状態が良くない事でも知られ、ディープ産駒は大幅マイナス評価せねばならなかったりします。しかし今回の有力GT馬はイスラボニータがフジキセキ産駒、ロゴタイプがローエングリン産駒、ヌーヴォレコルトがハーツクライ産駒とその心配は無し。逆に4番人気のステファノスがディープ産駒、5番人気のマイネルフロストがディープの兄のブラックタイド産駒と、この2頭が消せそうなのは馬券構築がしやすくなります。
という事で、馬券はイスラボニータ・ロゴタイプ・ヌーヴォレコルトの三連複1点!・・・で行こうかと思いましたが、そこに中山コースならば7歳になった今でもやはり押さえておきたいナカヤマナイトを加えて三連複4点で。
馬場は稍重止まりでしたし、少頭数だしここは堅いだろう・・・と思ったら!
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単勝2.1倍のイスラボニータ、直線で伸びを欠いて掲示板が精一杯。直線の激しい叩き合いを制したのはオークス馬ヌーヴォレコルト。ロゴタイプも見せ場十分のクビ差2着。3着にステファノス、4着にマイネルフロストと、ここでも来ないと踏んだディープ系産駒の馬が悪条件を克服とか・・・あぁ、これだから雨の日は(ry ナカヤマナイトは3コーナーを回るところで見せ場を作るも、直線ではズルズルで8着まで。そろそろ引退の足音が聞こえて来たかも。
ヌーヴォレコルトで勝利した岩田騎手。後藤騎手の二度の大怪我の加害馬両方に乗っていた事もあって、この週末は非常に辛い思いしたと思います。それもあってか土曜日は0勝に終わり、日曜も中山記念まで勝てないでいました。これを機に吹っ切って、それこそ後藤騎手の分まで勝ち鞍を増やして欲しいと思います。
本日のBGM:七色シンフォニー(『四月は君の嘘』OP)
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