2015/03/28 (土)
どちらも重要度が上がっている前哨戦ですよね
毎日杯(阪神芝1800m、3歳限定GV)
特にトライアル指定のない地味な立ち位置だったGVですが、テイエムオペラオーがここをステップに皐月賞を勝ったのを皮切りに、クロフネ、キングカメハメハ、ディープスカイ、そしてキズナとクラシックを賑わす馬を続々と輩出している注目の前哨戦。特に距離が1800mに短縮されてからは、NHKマイルカップの最有力前哨戦になったと言っても過言ではありません(トライアル指定でGUのNZTよりも)。
そんな毎日杯ですが、今年は重賞ウイナーがいないちょっと小粒なメンバー構成。人気は共同通信杯3着のアンビシャスやデイリー杯2歳S2着・きさらぎ賞3着のアッシュゴールド(オルフェーヴルの全弟としてお馴染みですね)が集めますが、比較的混戦模様と言えるでしょう。
そこで今回は◎をちょっと捻って6番人気のアルバートドックにしました。このレースと非常に相性の良いディープインパクト産駒で、2400m戦で勝っている事もあってスタミナは折り紙付き。デビューから5戦、全ての手綱を藤岡康太が握っているのも好感が持てますし、何より松田博資調教師が今回は太鼓判を押して皐月賞の権利取りに送り出して来たとの情報が入りましたので。
相手は前述のアンビシャスとアッシュゴールドの他、これまた名門藤沢英明厩舎が自信を持って送り込んできたグリュイエール、今年に入って成長著しいダノンリバティ、そしてここでヘグったら多分降ろされる背水の陣で内田騎手が騎乗するシュヴァルグランの5頭。一応三連複のBOXも押さえておきます。
結果・・・
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さすがトップジョッキーの手腕!川田騎手が1勝馬のミュゼエイリアンを見事なエスコートで勝利に導き、皐月賞への最終切符をゲット。2着にこれまた名手武豊のダノンリバティ。1番人気のアンビシャスは追い込み届かず3着、狙ったアルバートドックは残念ながら4着まで・・・惜しかったなぁ。
以下、シュバルグラン、グリュイエールと狙った有力どころが続きますが・・・アッシュゴールドはどうしちゃったの?って感じですね。実はこのアッシュゴールド、今回ルメールに乗り替わりになる予定だったのが例の騎乗停止で乗れなくなって、再び池添に手が戻って来たチャンスだったんですけど、これでは・・・。
日経賞(中山芝2500m、GU)
天皇賞(春)のステップレースとして長年この時期に有馬記念と同じ中山芝2500mで行われているこのレース。かつては本番に結び付かないステップレースとして有名でしたが、一昨年はフェノーメノがここを勝って天皇盾を獲り、昨年は天皇賞(春)の上位3頭を全て日経賞組が占めるなど、関連性が深まって来ています。また、3年前にはネコパンチが逃げ切って江田照男騎手が勝利騎手インタビューで「にゃーっ!」を披露した事でもお馴染みのレースですねw
さて、今年のメンバーを見ると天皇賞(春)三連覇を狙うフェノーメノが今年もここを使って来ました。しかし昨秋の3連戦全惨敗という事もあって、人気は菊花賞2着馬のサウンズオブアースに譲る形になってます。でも菊花賞2着馬って大成しない印象が強いんですけどね・・・。
そこで今回狙ってみるのが3番人気の◎クリールカイザー。何と言っても他の有力馬と違ってコンスタントに使われているのが強み。しかも昨秋からGUを4連戦して3着→2着→3着→1着。背伸びしてGTで惨敗するより、GUで堅実に結果を残しているのが馬主孝行ですw 中山のコース適正も抜群で、ここは安心の軸固定です。
相手筆頭はこれまた順調に使われている◯ステラウインドで。鞍上の蛯名は最もフェノーメノを知る男でもあるので、その弱点を突いて来る事は必定。続いてミルコの▲サウンズオブアース、フェノーメノは鞍上がテン乗りの戸崎圭太である事もあってヒモ評価まで。以下、やはり切る事は出来ないウインバリアシオン、中山の小回りコースが合うかちょっと疑問のアドマイヤデウスまで。◎→◯▲→△の三連複勝負です。
結果・・・
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やはり大レースでこの人は恐い!岩田騎手のアドマイヤデウスが日経新春杯に続いて日経賞を制覇し天皇賞(春)に駒を進める!2着に復活のウインバリアシオン、3着は爪の具合が悪いとの情報が入っていたホッコーブレーヴが入線、やはり菊花賞2着馬は大成出来ないのか、サウンズオブアースは人気を裏切る4着、そしてここまでの堅実さが突然鳴りを潜めたクリールカイザーはまさかの10着・・・。フェノーメノも8着と振るわず、天皇賞(春)三連覇に黄色信号点灯です。
阪神大賞典を勝ったゴールドシップは京都コースが鬼門ですし、ここでは人気馬が破れていますし・・・本番に向けての最注目レースは、来週の産経大阪杯になりますかね?
本日のBGM:マグナ・イデア(『聖剣使いの禁呪詠唱』ED)
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