2010/08/12 (木)
エイラーニャ回は神回になる法則は2期でも! 〜今週の『ストライクウィッチーズ2』
史上最大のネウロイに立ち向かうは、宇宙も飛べちゃうウィッチ隊と、再び登場のロマーニャ艦隊!
今回のネウロイはなんと全長33,333mの棒状!・・・だんだん使徒化して来たな(^_^; 成層圏を遥かに超える天辺にコアを持つネウロイに対し、一時撤退して作戦会議を行う事にするウィッチ隊。一方、戦闘中にシールドを使わずに未来予測能力だけで攻撃を避けるエイラに感嘆する芳佳。おかげで被弾した経験の無いこのエイラの能力がまさか今回の話で仇になるとは・・・。 夜の作戦会議で今回のネウロイへの対策が練られますが、上空3万メートルを超える位置にどうやって辿り着くのか・・・。ちなみに太平洋戦争時、上空1万メートルを飛来するB-29を迎撃するのに日本軍は四苦八苦したほど、当時の航空技術は高度に関してはまだ水準が高くなかったんですよ・・・と言って、現代でも高度3万メートルなんてのは特殊な装備が無いとやはり飛べない高さですけど!(通常だいたい2万メートルくらいまでダナ) そこで発案されたのが、ストライカーユニットにロケットエンジンの補助ブースターを取り付けて推進力を増す方法・・・ちなみにこの前登場したジェット推進とロケット推進は根本的に違うので、詳しく知りたい方はググってみて下さい!
第1陣・5人のウィッチが高度1万メートルまで通常動力で届け、第2陣・4人のウィッチがロケット推進で高度2万メートルまで更に押し上げ、第3陣・2人のウィッチがここで点火して高度33,333mまで到達してコアを破壊・・・。第3陣の人選は、破壊力の大きいフリーガハマーを持つサーニャがオフェンスとして、最も強力なシールドを張れる芳佳がディフェンスとして選ばれます。当然第3陣に名乗りを上げるエイラですが、シールドが上手く張れないために第2陣とされ・・・コラコラ、そこで芳佳を恨むのはお門違いだろー(^_^; 何とかして第3陣に加わりたいエイラは、「敵の敵は味方」と、ペリーヌに相談を持ちかけ・・・って、今期はあまり芳佳とペリーヌが仲が悪い描写がないので、あまり説得力のある人選ではないなぁ。つーか眼鏡外したペリーヌが可愛い♪この前の財産全てを基金に寄付していたという事実といい、今期はペリーヌ株が何気に底上げされてるなぁ。 シールドを張る特訓として、ペリーヌをサーニャに見立て、リーネが放つ対戦車ライフル弾をエイラがシールドで防ぐ・・・というシチュで訓練を開始しますが、どうしてもペリーヌごときをサーニャに思えん!というエイラはシールドを張らずにヒョイヒョイ弾を避けるだけ・・・おかげでリーネの巨弾に晒されたペリーヌは自らシールドを張ってかろじて防御。これはペリーヌ怒って良い! つーかここまでのエイラの態度や行動は、サーニャと一緒にいるためには、作戦の成否や仲間のウィッチの安全なんてどうでも良いと考えているようにしか映らず、ちょっと鼻白んだんだよなぁ・・・。 練習が上手く行かず、簡単に無理だったと言うエイラに説教をするサーニャ。それでも態度を改めないエイラに枕をぶつけて泣いて部屋を出て行ってしまい・・・エイラ、初の被弾ダナ。
今期もサーニャの水浴びシーンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! って、月光眩しっ! まぁ第1期も差し込む夕陽に防御されていたサーニャの裸体ですが、DVDではしっかり乳首さんが描かれていたので、今期もそっちに期待しましょう♪ そこに全裸ダイヴで現れたのは俺の天使エーリカ・・・ルッキーニみたいな登場の仕方だw まさかサーニャを諭す役割がエーリカとは意外過ぎる人選でした。つーかこの月光の入り方はあまりに不自然だろーw 基地のサーチライトとでも思っておくか。 さて、作戦決行当日。高度3万メートルは気温マイナス70度の極寒の地、という事で厚着してリーネちゃん特製ジンジャーティで身体を温めるウィッチ隊・・・第1陣組は別に厚着なんてしなくても良いんじゃ?とも思いますが。ジンジャーティは隊内では不評ですか・・・(ミーナさん以外)。肝油よりはずっと美味いと思いますがw サーニャのマフラーを借りている芳佳にまたも嫉妬の視線を向けるエイラ・・・深過ぎる愛は時には相手の負担になるんだぞ。
組体操のように三弾ロケットの体勢を取るウィッチ隊。第2陣の人選はルッキーニ・エイラ・リーネ・ペリーヌですか・・・万一の時のバックアップを考えると、ここにミーナさんやもっさんを入れておくべきではないか?とも思いますけど。 順調に打ち上げられて行くウィッチ。第3陣のサーニャと芳佳も無事に切り離され・・・ここでサーニャの表情を見たエイラがプッツン(死語)。サーニャを守るのは自分だ!と第3陣に付いて行こうとします。なんて無茶苦茶な命令違反www しかもここで芳佳はサーニャの護衛を離れてエイラに一任・・・空気読んだ!と言えなくも無いですが、任務の重要性を考えれば、これも芳佳の勝手な判断と言えなくもないよなぁ(^_^; 相変わらず501航空団は命令違反上等なアウトロー集団です。
し・か・し!!! ここからのキャラソンに合わせたエイラーニャとネウロイとの戦いの展開が神過ぎたので、そんなのどうでも良くなったのは事実!愛の力で見事なシールドを張ってみせるエイラ、まさに使徒の如き動きで抵抗を見せるネウロイに一撃必殺のフリーガハマーを放つものの、エイラの手を離してしまうサーニャ・・・ここで一瞬音楽が止まる演出も素晴らしい!まるで劇場版『ストライクウィッチーズ』のラストバトルを観てるような感覚でした。 戦い終わって、高度3万メートルからサーニャの故郷・オラーシャのウラルの山並みを見つめる二人。故郷に帰りたいな・・・と言うサーニャに、二人でならどこまでも飛んで行ける、と応えるエイラ。あぁ、もう好きなだけイチャイチャしてなさい! そして最後は「僕にはまだ帰る場所があるんだ。こんなに嬉しい事はない・・・」とめぐりあい宇宙な締め方で帰還。いやー、この第2期エイラーニャ回は間違いなく第1期のそれを超えましたよ!映像美と音楽、そしてアクションと二人の想い・・・今のところ第2期でのベストエピソードですね。
そして来週は、第1期におけるMc.的ベストエピソード「スースーするの」のまさかの第2期版!「モゾモゾするの」ってwwwwwしかもミーナさん担当ですよ!! 感動のエイラーニャ回の次にこれ持って来ますか!(;´∀`)
さて、今回のロマーニャ軍描写。一応侵攻するネウロイに立ち向かったものの、やはりあっさり撃退されてウィッチ隊の引き立て役になったのは言うに及ばず・・・ 最初に登場したのはマッキ MC205Vベルトロ。イタリアの降伏2ヶ月前に登場したイタリア空軍の最強戦闘機です。しかし艦砲射撃をも受け付けない巨大ネウロイに対し、20ミリ機銃が何の意味があるんだろう(^_^; 続いては2回目の登場になるザラ級重巡洋艦。『ザラ』と『ポーラ』の名前が登場しましたが、両艦とも航行不能のダメージを受けたようで・・・『リットリオ』級戦艦は前回のダメージから復旧間に合わなかったか。 そして最後に登場した重爆。イタリア軍の重爆、と言えばピアッジョ P.108かと思ったら、なぜかイギリス軍のアブロ ランカスターでしたね。爆弾搭載量の多さで定評があるこの機体、ドイツ最強の戦艦『ティルピッツ』を6トン爆弾で転覆させたり、ルールダムを破壊するために10トン爆弾を搭載したりと、イギリス軍のトンデモ作戦では御用達の機体でした。 それよりも今回注目だったのがその爆撃法。水面を跳躍させて目標に命中させる、所謂「スキップボム」とは! これは命中率の向上に非常に効果を発揮した爆撃法で、先術のルールダム破壊作戦でも用いられた他、アメリカ軍のB-25ミッチェル中型爆撃機がビスマルク海海戦で日本艦隊にも同様の爆撃法を行っています。駆逐艦8隻・輸送船8隻の日本艦隊はこの攻撃で駆逐艦4隻と輸送船8隻全てを失う大損害を受け、後に“ダンピールの悲劇”と呼ばれる事になります。
本日のBGM:夢色の恋(『みつどもえ』ED)
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