2010/08/26 (木)
大和、高雄、そして震電!・・・帝国海軍ヲタの魂を震わせるまたしても神回!! 〜今週の『ストライクウィッチーズ2』
・・・の前に今日のお買い物♪( ̄▽ ̄)ノ
今日は午前中にアキバ入り・・・午後から仕事に振り回される事になったので結果として正解だったんですが。 今日の買い物はDVD『とある科学の超電磁砲(レールガン)』第8巻(最終巻)。遂にこのシリーズもゴールですが、10月からは禁書第2期&超電磁砲OVAが決まっているので、まだまだ学園都市の暑い夏は続きます!ちなみにアニメイトでの全巻購入特典はゲコ太のストラップ・・・これどうしろと(ry 更にアニメイト・夏のAVまつりの余ったポイントで景品交換。適当詰め合わせセットを選んだところ、『ARIA』のトートバッグ、『ひぐらしのなく頃に』エンジェルモートのメニュー、『ラーゼフォン』のポストカードセット、『かのこん』のニップレスシール(ちょwww)、『まなびストレート!』の定規、『鋼の錬金術師』の携帯扇風機、謎のロボガシャポン・・・と、結構面白い物が入っていましたw
そして何と言っても今日はPSP『エースコンバットX2』の発売日!!!(≧▽≦) 初代からこよなく愛するこのシリーズ。完全にSFになっちまった「3」と、プラットフォームを持っていない「6」は実質未プレイですが、それ以外は完全コンプするまでやり込んでます! この週末は東京上空をフライトして、自分の家を探してみたいと思いますw
続いては今週の『ストライクウィッチーズ2』。もはや“神回”じゃない回の方が少ないこの作品、今回は帝国海軍ファンが待ちに待った『大和』メイン回!しかも敵ネウロイのモデルが「あの兵器」とは・・・
早朝、海で烈風斬の改良型、真・烈風斬(厨な名前ェ…)の特訓をするもっさん・・・基地に勤務する連中にとっては朝からうるさくて迷惑だろそれはw その破壊力を見て、自分も学びたいと申し出る芳佳ですが、時期尚早ともっさんは色良い返事をくれません。自分の実力不足を上官に言い渡された芳佳はショボンヌ(´・ω・`)状態で朝食の席に。それでもトゥルーデ姐さんやエーリカの様子に励まされて、いっぱい食べて頑張る宣言!うむ、前向きで宜しい!
リーネを審判としたペリーヌとの模擬空戦。得意の左捻り込みでペリーヌの後ろを取った芳佳ですが、突然ストライカーユニットが煙を吐いて逆転負け。その後何度やっても思うように飛べない芳佳は連戦連敗。ペリーヌは「真面目にやれ」と怒り心頭・・・ 訓練後、芳佳の不調をもっさんに報告するペリーヌ。その言葉の中に芳佳を心配する心を感じ取ったもっさんは、ペリーヌの優しさを好ましく思うのでした。 芳佳のストライカーユニットを点検した所、全く問題は見付からず。念のために身体検査を受ける芳佳・・・
エロい女医さんに全てを曝け出す芳佳(;´Д`)ハァハァ♪ シャイニングジャマーが無くなる日が待ち遠しいです。 芳佳の身体は健康そのもの・・・突然の魔力の不調に芳佳を心配するリーネ。ペリーヌも言葉には出しませんが、ここにいる事自体が心配している証拠ですね。って、トゥルーデ姐さんはどこから湧いて出たw 不安に苛まれる芳佳。眠れずに倉庫にいると夜間哨戒組のサーニャとエイラが芳佳の不調を知って励ましに来ます。さらにこっそり隠れて心配していたペリーヌまで・・・なんだかんだで一番心配してんのペリーヌじゃんwういやつよのぅ♪ ホウキで飛ぶ事も出来なくなって涙を流す芳佳を最後に励ましに来たのは本妻のリーネ・・・壊れたホウキを一緒に直そう、とかどこまでも優しいリーネちゃんなのです(* ̄∇ ̄*)
ホウキで思い出したけど、『魔女の宅急便』でも物語の中盤にキキが魔法使えなくなるんですよね。魔法少女が一時的に魔法を使えなくなる(そしてその語パワーアップするw)のはお約束展開のひとつですかね。
そんな折、扶桑から援軍として戦艦『大和』を主軸とした連合艦隊が間もなく到着するとの報せが・・・大和キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! ・・・前シリーズの『赤城』みたいに激しくラスボス化の予感もしますけどね(^_^; その『大和』の医務室で爆発事故が起きて負傷者が多数出ている、との連絡が入ります。上手く飛ぶことは出来ないけど、治癒魔法は問題なく使える芳佳が救援を申し出、本妻リーネも同行する事に。既に直線飛行ですら怪しくなっている芳佳・・・機材・身体・魔力、ともに問題無いのに上手く飛べない理由は後に明らかになります。 『大和』に到着した芳佳とリーネ・・・て、艦長と副長が『赤城』と同じ!懐かしのコンビですな。早速怪我人の治療を行う芳佳。上手く飛べない以外は魔力発動に全く問題の無い芳佳は、短時間のうちに全負傷者の治療を完了。例え飛べなくなても、こっちの方面で活躍する事も「世界を守る」方法のひとつなんじゃないかな。 しかしその直後、艦隊のすぐ近くに大型ネウロイが出現・・・ネウロイの巣から遠い海域なのになぜ!?と訝しがるミーナともっさん。ロマーニャ首都の時と言い、ババァの訓練施設の時と言い、芳佳の現れる先を狙うかのように出現するネウロイ・・・芳佳はコナ◯かジェシ◯おばさん並みにトラブルを呼び寄せる能力がある!? さて、飛来したネウロイですが・・・なんてこったこの形状、長崎型原子爆弾『ファットマン』じゃないか・・・。扶桑の連合艦隊を叩き潰すためにやって来たネウロイが、日本敗戦のとどめの一撃となった原子爆弾の形状なんて、ここのスタッフは何て悪趣味なんだ(;´д`) 『大和』の46cm主砲が轟然と火を吹くものの、世界最大の戦艦の火砲でも大型ネウロイには効果なく・・・もうさ、通常兵器じゃ何やっても無駄って事じゃないのこれ。 艦隊の危機に迎撃に飛び立とうとする芳佳とリーネですが、芳佳は遂にストライカーユニットの起動すら出来なくなっていました。動け!動け!動け!今動かなかったらみんな死んじゃうんだ!もうそんなの嫌なんだよ!!(某ガイナックス作品じゃないんだから・・・
必死の芳佳を置いて、単独出撃するリーネ。一緒にいてあげたいのはやまやまなんでしょうが、扶桑連合艦隊の危機を放置しておく訳には行きません。って、そんな事言っている間に重巡『高雄』が被弾!いやー!!やめてー!!俺の連合艦隊がー!!!(お前のじゃねぇー リーネがひとりシールドで艦隊を守っている間に転進する扶桑連合艦隊。ウィッチの少女ひとりを戦場に残して転進せざるを得ない艦長の忸怩たる想いは如何ほどか。つーか『大和』には何か切り札的な存在があるかのような言い回しでしたが・・・まさか波動ほ(ry 『大和』の後部格納庫で涙に暮れる芳佳・・・って、ゴメン、芳佳よりも後ろの零式水上観測機が気になってた俺ガイルw 世界を救うどころか、親友すら救えない自分の不甲斐なさを嘆く芳佳ですが、その時どこからか父・宮藤博士の声が・・・そしてその声に呼応するかのように格納庫の下から迫り上って来る新型ストライカーユニット!あまりにアレな展開ですが、新型機への乗換イベントとしてはこれくらいの脚色があってもいいんじゃないでしょうかw 第3主砲後方にある格納庫甲板から、新型ストライカーユニットを装着した芳佳が迫り上がり・・・これどんなガンバスター出撃(某ガイナックス作品だったか・・・w 直径500mはあろうかという巨大魔法陣を描き、新型ストライカーユニット『震電』を装着した芳佳が今、蒼空に駆け上がる!
ネウロイの波状攻撃を受けてもはや魔力限界のリーネ。力尽きて墜落するところを救出する芳佳。ボロボロのリーネを見て怒り心頭の芳佳は、これまで見せた事のない怒りの表情でネウロイに突撃!超強力なシールドを前方に展開しながらネウロイに突入して内部から撃ちまくり、発見したコアも一撃で粉砕・・・ネウロイの形状が形状だけに、コアを破壊したら大変な事にならないかちょっとヒヤヒヤしたw 援軍に向かっていたもっさんたちですが、遥か前方でネウロイの消滅を確認。芳佳とリーネの無事を知って安堵の表情を浮かべるペリーヌはやっぱ良い娘です。 芳佳の不調の理由、それは芳佳の魔力が短期間の内に急激に成長した結果、旧ストライカーユニットが芳佳の魔力に対応しきれなくなったのが原因でした。まぁ初代ガンダムでもあったよねこんなの。 芳佳の急激な成長に複雑な表情を浮かべるもっさん。好ましい事ではあるのでしょうが、それだけ激しい戦いに身を置く事になりますからね・・・ その頃魔力を使い果たした芳佳とリーネはバタンキュー。もちろん芳佳の右手のポジションはいつものとこw
さて、お待ちかね今回の軍ネタ考証。今回はワタシが愛してやまない扶桑(日本)の連合艦隊が登場!見よこの堂々たる鉄(くろがね)の城!震えよ!畏れと共に跪け!!(それ違うクェイサー まず登場は言わずと知れた戦艦『大和』。全長263m、満載排水量72,000dを誇る史上最大の戦艦です(長さ的にはアメリカの『アイオワ』級の方が7mほど長いんですが、重さは2万トンも違います!)。まぁこの艦に関しては今更詳しく書く事も無いかな。 その『大和』の両脇を固めているのが軽空母『祥鳳』と『瑞鳳』。排水量13,100d、搭載機数27機の軽空母ですが、速度もそこそこあって使い勝手の良い艦だったようで、太平洋戦争ではともに前線にあって活躍した型です。『祥鳳』は1942年5月の珊瑚海海戦で撃沈、日本空母最初の喪失艦となり、『瑞鳳』は1944年10月のエンガノ岬沖海戦で、最後の日本機動部隊の1隻として出撃して撃沈されました。 ネウロイの攻撃を受けて大破した重巡『高雄』は日本が誇る強力な新鋭重巡洋艦。まぁ詳しくは当サイト内コンテンツミリタリーよもやま話・その22に書いてますんでそこんとこ夜露死苦! ところで、扶桑皇国連合艦隊と謳っておきながら、『高雄』と並走して航行しているのは、カールスラント(ドイツ)海軍の重巡『アドミラル・ヒッパー』型ですよね?途中で合流したのかな?何にせよカールスラント海軍も地中海に出張って来てるとは♪ 今後他の艦艇も登場するかな(* ̄∇ ̄*) 芳佳が『震電』で出撃する時にカタパルトの向こう側に見えるのは駆逐艦『秋月』型ですね。非常に優れた対空戦闘能力を持つ防空駆逐艦で、ネームシップの『秋月』はデビュー戦でアメリカ軍のB-17重爆を一斉射で2機撃墜して、その能力を遺憾なく発揮しました。しかしこれだけ優れた防空駆逐艦ですが、日本海軍はあろう事か艦隊戦に投入して2隻を沈められてたり・・・どんなに兵器の性能が優れていても、運用を誤ればその真価を発揮出来ない好例ですね。
最後に芳佳の新型ストライカーユニットとなった『震電』について簡単に解説。 大戦末期、昼夜を問わず日本本土を爆撃するB-29に頭を悩ませた日本海軍は、その迎撃のための新型機を設計。その新型機に求められたのは高高度を飛来するB-29を撃墜するための速度・火力・上昇力、それを裏打ちする大馬力エンジン・・・それらを全てクリアするために、従来の常識を覆す先尾翼形式(尾翼を前に置きエンジンを後方に配置することによって、エンジン推力を効果的に使えるだけでなく、機首に重武装を施す事が出来る!)を採用し、驚くべき高性能を発揮したのが17試局地戦闘機『震電』です。 その性能を芳佳の前ストライカーユニットである零戦22甲型と比較してみると、
最高速度:時速750km (零戦22甲型:時速540km) 上昇限度:12,000m (同:カタログスペックは11,050m…だけど実質6,000mくらい) 航続距離:2,000km (同:3,000km) エンジン:三菱ハ43型2,130馬力 (同:三菱栄21型1,130馬力) 固定武装:30ミリ機関砲4門 (同:20ミリ機銃2門、7・7ミリ機銃2門)
・・・と、迎撃専門の局地戦闘機だけに航続距離は譲るものの、それ以外の性能では零戦を圧倒しています。魔力が大幅に増加した芳佳もこの性能ならば十分にそれを受け入れる事が出来るでしょう。 これだけの高性能機体、実戦配備されていれば対B-29の切り札としてかなりの活躍が期待出来たんですが・・・残念ながら、試作機の初飛行が終戦の3日前と遅きに失し、量産される事がなかった幻の名機なのです。 この「幻の超高性能兵器」という肩書きが戦後多くの日本人の心を惹き付け、『ああっ女神さまっ』では『震電』を復元して飛ばす話があったり、『紺碧の艦隊』では『蒼莱』と名を変えて登場してB-30を次々と葬り、更にジェットエンジンに換装した改良型『噴式蒼莱』も登場。この『蒼莱』開発の物語はスピンオフ作品として単独OVAにもなっている程です。ワタシもハセガワから発売されている1/48のプラモを社会人になってから作ってたり・・・。 ちなみにこの『震電』、1機だけ作られた試作機が現存してたりします。場所はアメリカのスミソニアン博物館・・・の倉庫。あまりに膨大な資料在庫を持つ事で有名なこの博物館、どこに入っているのか分からなくなっているとの話(;´д`) 日本で有志を募って発掘・復元するならば、ぜひ参加したいと思ってるんですけどね。
本日のBGM:ホントノキモチ(『ゼロの使い魔』ED)
|