2018/05/03 (木)
『銀河英雄伝説 Die Neue These』第5話・第十三艦隊誕生
今回の銀英伝では政治色を減らすと言っていたけど、この辺のエピソードとかちゃんとやるんだ。
アスターテ会戦で「勝利」したはずなのに、150万人もの戦死者を出した同盟軍はその慰霊祭を開催。もっとも、その式典は次期政権を狙うトリューニヒト国防委員長の政治ショーでしかなく、しかし新たに「アスターテの英雄」となったヤンは欠席する訳にも行かず、不承不承その式典に参加させられる事に。そこでヤンはトリューニヒトの演説に起立・拍手喝采する場面で立とうとしなかったり、それを咎めた士官(クリスチアン大佐!)に皮肉を噛ましたりとやりたい放題。しかしそこにジェシカが現れ、壇上のトリューニヒトに対して、犠牲精神を説くトリューニヒトとその家族は後方の安全な場所に居ると弾劾。これによってヤンとジェシカは、過激な右翼集団「憂国騎士団」に付け狙われる事に。勿論憂国騎士団の背後には、トリューニヒトの影が・・・。
ラングや地球教大主教と並ぶ、銀英伝三大嫌われ者のトリューニヒトがここで登場しましたね。しかし旧作に比べると毒がないと言うか、見た目も言動も平凡なオッサンにしか見えないんだよなぁ。もうちょっと、こう悪人としてのオーラが欲しかった所です。
遂にはヤンの官舎にまで押し寄せる憂国騎士団。相手にしないヤンに対し、憂国騎士団は家屋破壊弾まで用いた事にヤンとユリアンは反撃を開始。水圧MAXのスプリンクラーで憂国騎士団を次々となぎ倒し・・・それで撤退しちゃう憂国騎士団、だっさ(クリスチアン大佐が率いているのがバレちゃいましたね)。原作&旧作では、スプリンクラーの始動で消防が駆け付けて撤退した事になってますが、そこはカットされちゃいましたね(消防が来てようやく騒ぎに介入して来たご近所さんへのヤンの皮肉が聞けなくて残念ですが)。
ユリアンが部屋の片付けをしている間、テーブルの上に座っているように言われたヤンはそこでキャゼルヌからの急ぎの出頭命令を受けます。ヤンを呼び出したのはシトレ元帥。そこでヤンは新たに結成される第十三艦隊の指揮官に任じられる事、第十三艦隊は第四・第六艦隊の残存部隊と新兵で編成される半個艦隊である事、そしてその最初の任務が難攻不落の帝国軍の宇宙要塞・イゼルローンの攻略である事が告げられます。
良く言えば古強者と新進気鋭の若者、実態は敗残兵と半人前の新兵を率いて、三個艦隊をもってしても攻略出来なかったイゼルローン要塞を半個艦隊で落とせという無茶振りに呆れるヤンですが、その実力を知るシトレは「君にしか出来ない」と強く後押し・・・
実力を正しく評価してくれる上司ってのは有り難い物ですが、時には過小評価して閑職に回してくれた方が助かる事もありますよねw
本日のBGM:Binary Star(『銀河英雄伝説 Die Neue These』OP)
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