2018/05/24 (木)
『銀河英雄伝説 Die Neue These』第8話・カストロプ動乱
カットされてもおかしくないエピソードなので、感想も軽めに。
汚職で私財を蓄えた元財務尚書の父が事故死し、その財産を帝国に没収されそうになったカストロプ公マクシミリアンは、私兵で帝国に叛乱を起こします。これが今回前半の話のカストロプ動乱・・・旧作ではフェザーンを経由して入手した自動防衛衛星システム「アルテミスの首飾り」を駆使し、ローマ王朝のような服装で登場したカストロプですが、今作では原作に忠実に、アルテミスの首飾りもローマ王朝かぶれもなく、ただの暴君として登場。つーか、会話の代わりに部下を殴る、キチガイ貴族としてこちらもかなりのインパクトですがw
キルヒアイス率いる討伐軍の2倍の兵力の1万隻の艦隊を率いるも(馬鹿貴族が1個艦隊並みの兵力持ってるの・・・?)、あっさり王手を打たれて降伏勧告を受けるカストロプ。この期に及んで本人はまだまだやる気満々ですが・・・
全ての部下に背かれてジ・エンド。つーか、もっと早くこうなっていなかったのが不思議なくらいの暴君でしたが。
一兵も損ねずに動乱を鎮圧したキルヒアイスは中将に昇進し、ラインハルト元帥府のナンバー2としての地位を確たる物とします。
そして後に「ナンバー2不要論」論者として、キルヒアイスの死に少なからぬ影響を与えるオーベルシュタインがラインハルトに仕官。銀河帝国に対して恨みを持つオーベルシュタインは、その復讐をラインハルトの簒奪によって成そうとしている事を知りつつも、ラインハルトはオーベルシュタインを登用。こうしてラインハルトの暗部を背負う影の存在として、オーベルシュタインは重要な役割を果たす事に。
イゼルローン要塞失陥の責任を取って帝国軍のトップ3がそろって辞任した事により、皇帝よりいずれか好きな地位を与えられるラインハルトですが、これを固辞。ラインハルトにとって栄達は、与えられる物ではなく奪い取る物ですからな。そんなラインハルトの野望を知ってか知らずか、帝国の命運を「どうせ滅びるなら、華麗に滅びるが良いのだ」と述懐する皇帝フリードリヒ4世・・・食えない爺さんです。
次週は特番でお休みで、第9話の放送は再来週・・・銀英伝、お前もか!(憤慨
本日のBGM:歌えばそこに君がいるから(『LOST SONG』OP)
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