2013/08/05 (月)
1隻VS1万隻!死中に活を求める沖田戦法、奇跡の波動砲の一撃が唸る!! 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』その1
予告の通り、今週のヤマト2199は2話連続放送!しかもバラン星攻防戦と七色星団の戦いの序章とシリーズでも一番の見せ場に当たる所なので、ここはじっくり2日に分けて今回の1時間SPを紹介して行きたいと思います。
航路を大幅に短縮出来る亜空間ゲートの起動に成功したヤマト。しかしそのゲートの先にはガミラスの一大拠点であるバラン星があり、目指す大マゼラン星雲へと抜ける次のゲートはバラン星宙域にある・・・。そのため、事前にゲートを通って索敵を行う必要性に迫られるヤマトの面々。当然その任務は航空隊に課せられますが、生還の可能性が高くないこの任務の遂行者の人選は、隊長である加藤に委ねられます。そしてこの任務は篠原が行う事に・・・ロン毛、死亡フラグ! その頃、観艦式が行われるバラン星宙域には続々とガミラスの艦隊が集結。中央軍総監のゼーリックはガイデロール級航宙戦艦を数隻引き連れながら、旗艦『ゼルグートU世』で登場。早速ゼーリックに尻尾を振りに行くゲール君の小物感がたまらないw
1万隻を超える大艦隊の集結に昂ぶるゼーリック。結局このおっさんもゲールとはスケールが違うけど小物なんだよなw システム衛星から接収したガミラス機で索敵に向かう篠原。篠原に預けられた時間は僅か3時間、それまでに帰って来ない時はヤマトは出立する・・・非情な任務に笑顔で向かう篠原の命運はいかに。 亜空間ゲートに入った篠原は、弾き出されるように何とかバラン星宙域にあるゲートの出口に到達。そこで篠原が観た物は、1万隻を超えるガミラスの大艦隊でした・・・おっ、今シリーズ初登場となる三段空母の姿もあるぞ!やっぱガミラス艦では三段空母と戦闘空母が一番格好良いな!
デスラー不在の中、裏で何やら行動を起こすセレステラとギムレー・・・宣伝相と親衛隊長官、ナチスで言うところのゲッベルスとヒムラーだからな。この両者が組むと何気に怖いw ガミラスの大艦隊に圧倒されながらも、バラン星の対極側にある大マゼラン星雲方面行のゲートの確認と、バラン星自体が持つ亜空間ゲートのハブ機能を探査する篠原。しかし観艦式の閲兵に従わないこの機体に不信感を持ったガミラスは篠原機への攻撃を開始。何とか銀河方面側のゲートからヤマトに帰還しようとする篠原機ですが、直前に被弾してしまい・・・遠ざかる意識の中、玲の事を思い出す篠原。さようなら、ロン毛・・・無茶しやがって(敬礼)。 って、損傷を受けながらも何とかヤマトに帰還した篠原機。篠原は・・・意識不明の軽傷w そんな篠原に付き添う玲ですが、何気にこの2人ってフラグ立ってるんですかね?真琴は加藤隊長が美味しく頂いちゃったみたいですし、航空隊ってモテるのかな?
篠原が持ち帰った情報を整理するヤマト上層部。そして1万隻を超えるガミラス艦隊に息を呑む面々・・・。 さすがにここを突破するのは不可能と、迂回ルートを策定する島。しかし沖田艦長は敢えて死中に活を求めて、このバラン星宙域への殴り込みを決めるのでした。いや、ドメルとの戦いの時に上手く行ったからって、今回も簡単に死中に活を求める作戦ってのはどうよ・・・シチューにはなかなかカツなんて入ってないよ?(違 勢揃いしたガミラス艦隊を前に、演説を始めるゼーリック。ここでデスラーの死を公表するゼーリックに凍り付く将兵たち。そしてこの未曾有の国難に際し、誰かが軍権を握らねばならない!と中央軍総監としての自らの地位を誇示するゼーリック・・・銀英伝で皇帝の暗殺を目論み、その消息が不明の内に叛旗を翻した同じ若本ボイスのロイエンタールと少しダブるところがありますが、ロイエンタールとゼーリックでは多分偏差値が30は違うと思うw そんなゼーリックの演説の最中、突如銀河系側の亜空間ゲートを突破して来る存在の報告がもたらされます。勿論それは・・・
ヤマトキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! この登場は燃える!先日の『猫物語(白)』の阿良々木さんの登場と同じくらい燃える登場の仕方です。 観艦式のど真ん中に現れて、四方八方に主砲と副砲をぶっ放すヤマト。ガミラス艦隊は密集してるだけに一撃で数隻の艦船を破壊される有り様。突然の出来事に反撃もまばらなガミラス艦隊ですが、ヤマトの出現を僥倖とほくそ笑むゼーリックはヤマトに対しての包囲殲滅戦を企図します。 1万隻が相手と言えど、このような密集隊形では対応出来る艦は限られて来る・・・沖田戦法に感心する古代と島です。
密集隊形を解いてヤマトに対応するように指示を出すゲールに対し、艦同士が衝突しようと、同士討ちになろうと構わないからヤマトを撃てと言うゼーリック。損害を意に介さない豪胆さに見えますが、単に味方の死を考慮しない傲岸さだな、こいつの場合。 正面に火力を集中するヤマト。しかし波動防壁も遂に限界を露呈し、舷側にダメージを受けてヤマトは炎上。そのまま炎と煙を引きながら、バラン星へと墜落して行くヤマト・・・ドメルが仕留められなかった艦を撃沈した、と鼻が高いゼーリックです。 そしてそのまま艦隊を首都へと転進させ、いよいよクーデターを敢行しようとしたゼーリックの前のモニタに、死んだはずのデスラーが現れます。驚愕するゼーリック。まぁデスラーがあれで死ぬ訳はないよな。
『デウスーラT世』の爆沈で死んだのはデスラーの影武者だったと告げられて後ずさりするゼーリック。ちなみに身を潜めていたデスラーが座乗していたのは、フラーケン艦長の次元潜航艦UX-01だったようで。あの口の悪い副長とか、緊張してたまらなかっただろうなw セレステラとギムレーの調査によってゼーリックの罪状は明らか。追い詰められたゼーリックはモニタ上のデスラーに発砲し、その後に自分の行動を正当化するための演説を開始・・・しますが、それはすぐに一発の銃弾によって中断されます。ゼーリックを撃ったのは、その腰巾着と言われていたゲール!やる時はやる男です・・・いやまぁ、デスラーへの忠誠という側面よりも、その腰巾着だけに同罪にされるのを恐れて、ゼーリックを撃つ事で彼に同調しなかった事をアピールすると言う、まさに小物の自己保身が働いた結果だったようにも思えますが。 この騒動の中、バラン星からヤマトが飛翔して来るとの報告がもたらされます。バラン星に堕ちたと思わせ、死んだふりをしていたヤマト・・・ヤマトの死んだふりは冥王星でもやったじゃないですか!学習能力無いな、ガミラスの諸君は。 ヤマトが向かった先は大マゼラン星雲側の亜空間ゲート。そのまま飛び込んで逃げるのかと思われたヤマトですが、何とここでゲートを背に反転。ここで沖田艦長は波動砲の発射準備体勢を取らせます。波動砲の砲口が狙うのは・・・バラン星の亜空間ゲートを管制するエネルギー収束リングの中心点!
沖田艦長の号令一下、放たれる波動砲。ガミラス主力艦隊の中心を大きく逸れたその一撃を「外れた」とほくそ笑むゲール。しかしそれがバラン星に吸い込まれて行くのを観たゲールはすぐに沖田の真意に気付き、その場からの急速反転離脱を指示します。 一方ヤマトは重力アンカーを切って、波動砲の衝撃を逆進の推進力にして亜空間ゲートにバックで進入。その場からの離脱に成功します。直後、中心部から大爆発を起こしたバラン星は集結していたガミラス艦隊を次々と飲み込みます。バラン星の異変にすぐに気付いたゲールは何とかこの爆発に飲み込まれずに済んだようで・・・本当にこの男は悪運が強い。つーか何か最後まで生き残ってしまうような予感w まさかの大勝利でバラン星の攻防戦を掻い潜り、亜空間ゲートを抜けたヤマト。そしてその乗組員たちの前に広がっていたのは、大マゼラン星雲・・・遂にイスカンダルまであと一歩のところまでやって来たヤマト。しかしその行く手には「あの男」がヤマトの前に最後の障壁となって立ち塞がるのでした。
本日のBGM:Hello Especially(『銀の匙 Silver Spoon』ED)
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