2013/08/06 (火)
ヤマト最大の死闘、七色星団の戦いが遂に始まる!これを観るために俺は2199を観続けて来たんだ!! 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』その2
ドメル将軍最期の死闘に、漢たちは刮目し涙せよ!
次元潜航艦UX-01にてガミラス本星に帰還したデスラー。しかしデスラーはガミラス本星にはこだわらない言葉を吐き・・・旧作の設定ではガミラスは既に死期を迎えた惑星となっており(『新たなる旅立ち』編で爆散してしまいますし)、それを示唆した言葉とも取れますね。 帰還したデスラーは収監されていたドメルを釈放。その辛苦を自らの言葉で労うのでした。ゼーリックの叛乱に同調した者たちはギムレーによって既に特定されており処断される事になりますが、ガミラスはより大きな問題を抱える事となります。それはヤマトによってバラン星が破壊されてしまったため、亜空間ゲートを使った艦隊の運用が出来なくなってしまい、主力艦隊がガミラス本星から90日もの旅程の彼方に取り残されてしまった事です。 事実上、1万隻の主力艦隊はヤマトに追い着く事が出来ない・・・この状況を鑑みて、ドメルはデスラーに自ら申し出るのでした。ヤマトを討てと命じて欲しい、と。この申し出に、ドメルに対して“精鋭”を用意しておいたと語るヒス副総統ですが・・・。 負傷が癒えないまま艦内をほっつき歩く篠原を窘める玲。2人は玲の兄・明生の思い出話に花を咲かせ・・・おやおや?やはりここは新たなカップルの誕生なんですかね? 独房の新見さんの所に赴いて、ここまで旅程を語る島。島の考えが正しかった事を認める新見さん・・・こちらには歳の差カップルか?幾多の死線を超えて来たヤマトクルーの間には、吊り橋効果かあちこちにカップルが誕生してるみたいで。 そしてミトメタクナーイ!事に、ユリーシャに意識を支配されている百合亜ですが、百合亜は星名にギュッとされたいと思ってる、とユリーシャが星名に暴露・・・俺も百合亜にギュッとされたいです。どことは言いませんが。
ドメルのために用意された“精鋭”が集結する、ガミラスの軍港。その精鋭はたった4隻の空母・・・しかしこの4隻の空母こそ、ヤマトファンから絶大な人気を誇る艦なのです! 旧作では「第一空母」「第二空母」「第三空母」「戦闘空母」という呼称しかなかったこの4隻ですが、2199では詳細な設定が加わりました。 第一〜第三の三段空母は『ガイペロン級多層式航宙母艦』の名称が与えられています。その大きさはヤマトを遙かに凌ぐ全長410m。 緑のカラーリングの「第一空母」は『バルグレイ』。ガイペロン級では比較的新型艦で、アングルド・デッキに加え、索敵装置設置のために各飛行甲板の前端形状が山形に改修されているのが特徴。艦載機は戦闘機を57機搭載。 薄紫のカラーリングの「第二空母」は『ランベア』。標準的なガイペロン級空母でアングルド・デッキを装備。艦載機は急降下爆撃機を57機搭載。 青のカラーリングの「第三空母」は『シュデルグ』。ガイペロン級の1番艦で(でも名前は『ガイペロン』ではないのね)、最も旧式であるためにアングルド・デッキは装備していません。艦載機は大型雷撃機を36機搭載。 そして赤いカラーリングの「戦闘空母」は『ダロルド』。『ゲルバデス級航宙戦闘母艦』の試作1号艦で、全長は390m。試験用を意味する赤い艦体は兵士から“赤い火竜”とも呼ばれています。搭載機数は少ないものの、飛行甲板の裏に戦艦並みの火力を隠し持つ、まさに戦闘空母です。 この4空母の揃い踏みこそ、まさに七色星団におけるドメル機動部隊の醍醐味!ゼーリック率いる1万隻の艦隊よりもヤマトを苦しめる存在になる、まさに“精鋭”です。 しかし、前述の通り『シュデルグ』のような旧式艦や『ダロルド』のような試作艦で構成され、兵員は老人と少年兵ばかりを預けられたドメルは思わず苦笑い。ガミラス本星を守る艦隊は親衛隊の直属のために指揮権は貸与されず、この4隻と自らの旗艦『ドメラーズV世』の、計5隻がヤマトを討つためにドメルに与えられた全戦力でした。 ヤマトを討つ他に、もう1つの任務を与えられたドメル。それはヤマトの艦内にいるイスカンダル人の拉致・・・ユリーシャの存在は、ミレーネルによる精神攻撃の際に察知されていたようです。 この任務を遂行するのは、毎度お馴染みの便利屋・UX-01のフラーケン一家。地球人と外見の近いザルツ人(シュルツのいた惑星ですね)の特殊部隊をヤマトに潜入させるという任務を帯びたUX-01です。 しかし二等臣民に重要な任務を任せる事に不満な、ドメル揮下で最も若いバーガーは、ここで不満を漏らしてザルツ人の忠誠を疑います。そのバーガーの不信に対し、ザルツ人の特殊部隊の面々はガミラス国歌を大声で唄い始めます。その意気を汲んだドメルがそれに続いて唄い始めたために、フラーケン一家やバーガーたちドメル揮下の提督、それにその場の将兵たちも皆でガミラス国歌を斉唱。その響きこそ、ザルツ人の忠誠の証とドメル揮下の団結の力となるのでした。上手い演出です。
波動砲の存在を知ったユリーシャは、沖田艦長に問い詰めます。波動エネルギーは星々の海を渡るためのもの。それを貴方たちは武器に転用した、と。ガミラスから身を守るための已む無き手段、と語る沖田艦長に対し、ユリーシャはヤマトファンが40年間抱いて来た最大の謎を沖田艦長に問います。 「なぜ聞かないの?どうして波動エンジンではなくコスモリバースを持って来てくれなかったのか?と」 まぁシリーズ最大の矛盾とも言えるこの設定ですが、イスカンダルへの旅程こそ、スターシャが地球人類が生き残るに値するかの試練と観るところでしょうか。でもこのスターシャ上から目線が気に食わないのは、伊東だけではないでしょうなぁ。 着々と出港準備を行うドメル機動部隊。『ドメラーズV世』の艦橋部分にはタラン兄の計らいもあって、開発中のとある新兵器が搭載されます・・・はい、旧作ファンにはお馴染みの瞬間物質移送機です!その用途は次回詳しく。 そして一際異彩を放つのが『ダロルド』に搭載される空間重爆撃機ガルントと、それに搭載されているドリルミサイル・・・その用途も次回詳しく! ゼーリックの叛乱もあり、ギムレー率いる親衛隊による治安維持が過剰になって行くガミラス本星。知己が捕縛されるのを観たメルダは思わず飛び出しそうになる所を、見知らぬ男たちに止められて・・・ その頃、ヤマトではイスカンダルへの進路の最短コースに横たわる宇宙の難所について協議。便宜上「七色星団」と名付けられたその場所は7つの縮退星で構成された星団で、宇宙ジェットの噴出も観測されており、イオン乱流の嵐が吹きすさぶ雲海が広がり、レーダーも効かない難所中の難所。ワープでも飛び越えられない広さを持つため、ここを迂回するルートを策定する島。しかし沖田艦長はこの難所の突破を決めるのでした。 ドメル陣営でもヤマトの予測進路について軍議が開かれます。七色星団の危険性はガミラスでも熟知されており、このような場所を通って来るはずがない、という意見が大局を締めますが・・・。
七色星団に向けて進路を取るヤマト。艦橋要員をよく観ると、レーダー手が雪ではなく交代要員の西条未来になっています。たまたま雪と交代していたタイミングで七色星団に向かった、と観るべきですが、この後の展開のために強引に雪が第一艦橋の任務から外されたというのが真相でしょうね。まぁいいや、未来ちゃん可愛いし♪ 帝都を出港するドメル機動部隊・・・『バルグレイ』が、『ランベア』が、『シュデルグ』が、『ダロルド』が、そして旗艦『ドメラーズV世』が単縦陣で進む姿は失禁もの!!・・・しかしこうやって観ると、三段空母っていかにも脆弱な構造をしてますよね。つーかせめて護衛の駆逐艦くらい与えてやれなかったのかなぁ。 出港したドメルは、全艦に向かってその目的地を指し示します。 「目標、七色星団!」 ドメルの言葉に色めく提督たち。そして艦隊は七色星団に向けてゲシュタムジャンプを開始するのでした。
七色星団宙域に突入するヤマト。レーダーが効かなくなっている事を告げる未来・・・髪を耳元で押さえる仕草が◯ェラしてるみたいでエロいです❤ そんなヤマトを密かに捕捉する存在・・・UX-01。異次元に潜るUX-01には宇宙乱流も全く影響を及ぼしていないようで。つくづく便利な艦です。 UX-01からの報告で七色星団にヤマトが現れた事を知るドメル。まさに名将は名将を知る、ですな。 ドメルはまず第一空母『バルグレイ』を単艦で先行させて、その艦載戦闘機群を発艦させます。戦闘機隊を率いるのは旧作でもお馴染みのゲットー。2199では自ら戦闘機に乗り込むエースという側面もあるようです。
宇宙乱流に巻き込まれたヤマト。戦闘機隊は各自乗機で待機していますが、口の悪い連中はそのおしゃべりを加藤に叱責されます。玲はコスモゼロで待機。その存在は切り札として、出撃は緊急時のみのようです。まぁ玲を大事にする加藤の温情人事とも取れますが。 独房ではユリーシャに対する恨み辛みを愚痴る伊東が・・・こんな奴、ビーメラ4に置いて来れば良かったのに。 ようやく宇宙乱流を抜けて凪いだ空間に出たヤマト。しかし次の瞬間、復活したレーダーには『バルグレイ』から出撃した戦闘機隊の姿が!ここでも未来ちゃんの仕草がエロい!(それはもういい 次々と発艦するコスモファルコン。戦闘機隊が活躍するのって、実は冥王星以来なんじゃ? 遂に対峙する地球とガミラスの名将同士。七色星団の決戦、互いの一手目は戦闘機対決・・・しかしドメルには必勝の秘策があるのでした。
って、ここまで盛り上げておいて次回は2週間後とか! ・・・お盆の期間にヤマトの放映を避けたのには、特に他意は無いですよね??
本日のBGM:愛の星(劇場版『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章』ED)
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