2013/08/26 (月)
伊東と薮、生死を分けた生き様の違い。そしてユリーシャから語られる衝撃の事実! 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』
派手な戦いの後は、2話ほど地味展開が入ります。
ドメルとの文字通りの血戦となった七色星団の戦いでは、ヤマトでも多くの戦死者が出ています。彼らの骸を弔う生存者たち・・・ユリーシャ拉致のために潜入任務に殉じたザルツ人たちも同様に弔われます。とりわけ未帰還率50%と多大な損失を出した艦載機部隊は、恐らく骸の入っていない棺に対し、本職が住職の加藤が読経で送り出すのでした。 死地を乗り越えた星名もまた、命懸けで救った百合亜から言葉を掛けられ・・・あー、百合亜堕ちたー。貴重なちっぱいが星名のモノにー(下衆な思考)。 さて、独居房付近に被弾したために宇宙に吸い出されて死んだと思われていた伊東と薮ですが、何とか生還して格納庫に隠れ潜んでいました。なかなかにしぶといね御両人。つーか彼らはこのまま地球帰還まで隠れているつもりなんだろうか? その頃、拉致された雪はUX-01の中で意識を取り戻します。ザルツ人特殊部隊唯一の生き残りのノランによってヤマト撃沈の誤報を聴かされた雪は茫然自失・・・。そしてノランはUX-01が中継基地を経由して首都バレラスに向かっている事を告げるのでした。それにしてもUX-01、今度は護送船としての任務か。本当に便利に使われてるな。 その中継基地である惑星レプタポーダはガミラスの第17収容所惑星であり、所長のボーゼン(CV:丸山壮史)は囚人で狩りを楽しむ鬼畜趣味の選民意識の高い人物でした。そして狩られている囚人はどう観てもガトランティス星人・・・“大帝”の発音が“ズォーダー”である事から、ヤマト2201の制作の可能性は益々高まっていると思います!いや、このスタッフで是非作って下さい!!
さて、この収容所には2人のVIPが収監されていました。1人はドメル夫人のエリーサ、そしてもう1人は、デスラーの前線視察を把握していたばかりに、ゼーリックのクーデターに関与したという疑惑から捕縛された航宙艦隊司令長官のディッツです(メルダのパパね)。 イスカンダルの女王の妹という事で恭しく迎えられる雪。イスカンダルの作法を熟知しているという理由から、ボーゼンはエリーサに雪の身辺の世話をする事を命じます。 そしてユリーシャの警護の任を帯びているノランもまた雪に同行しようとしますが、ボーゼンは二等臣民のザルツ人であるノランを罵り、暴力をふるおうとします。これを止めようと拳を挙げるフラーケン艦長ですが、それよりも早く雪がユリーシャを装ってボーゼンからノランを救い、手を差し伸べます。その美貌と優しさ、高貴さに惹かれるノラン・・・つーか挙げた拳を所在なげに隠すフラーケンに萌えるシーンですな、ここは♪ エリーサの手助けを得てイスカンダル人の服に着替える雪・・・黒い下着はデフォですな。そして雪に握られた右手をクンカクンカするノラン・・・お前は俺か!そしてその後は勿論、その右手で(皆まで言うな さて、傷付いた艦体の修理とその資材を得るために資源惑星に立ち寄る必要性を語る新見さん。そして白羽の矢が立ったのが惑星レプタポーダ・・・。事前にシーガルによる偵察任務を沖田から命ぜられる古代。雪の拉致で塞ぎ込んでいる古代の精神状態に配慮した任務です。そしてドリルミサイルの排除などで功績のあった新見さんは収監を解除されるのでした。 シーガルに乗り込んだ古代は、サイドシートにユリーシャが乗り込んでいるのを見て驚愕。すぐに降りるように言う古代ですが、ユリーシャは惑星レプタポーダに雪がいると告げ・・・
止む無くそのまま出撃した古代ですが、ここでシーガルの後部座席に潜んでいた伊東と薮が行動を起こして2人に銃を向けます。つーか伊東と薮はユリーシャの事を雪と勘違いしているようで・・・コスプレ雪に(;´Д`)ハァハァする薮がダメ過ぎるw しかしそんな伊東と薮に真っ向から反論するユリーシャ。そんなユリーシャを救うために操縦桿を切った古代ですが、薮の誤射が操縦系統を破壊してしまい、シーガルはレプタポーダに墜落・・・薮、どこまでもダメな奴。 その頃、本国からの査察官が急にやって来た事に、汚職がバレたかと慌てるボーゼン(ホント、ゴミ官吏なんだな)。これをユリーシャを使って誤魔化そうと悪知恵を働かせるボーゼンですが、惑星に墜落した未確認の機体からユリーシャらしき人物が捕らえられたのを知ると2人のユリーシャに混乱し・・・ その正体を確かめるべく、1人先に連行されそうになるユリーシャ。このような事になったのも全部以東のせいだ!と逆ギレして喚き出した薮はガミロイド兵に気絶させられ・・・ホント、良い意味での見せ場が全然無い男です。
その時、突如収容所内の全の監獄の鍵が何者かによって解除されます。更に監察官を装って収容所内に潜入した者たちによって囚人たちに武器が手渡されて大規模な暴動が発生。囚人仲間と思われた薮は、その暴動に流されるまま参加させられ・・・ この非常事態に慌てふためくボーゼンの前に現れた本国からの監察官。しかしその正体はこの収容所を解放するためのレジスタンスで、その中心人物の1人こそメルダだったのです。 暴徒と化した囚人の発砲から雪を救い、相手を撃ち殺すノラン。しかしその囚人はザルツ人で・・・同胞を撃って雪を守ったノラン。愛のための祖国も捨てるか。 体格の良いガトランティス人捕虜たちによって、これまでの悪行の報いを受けるボーゼン。自業自得ですな。そして伊東と共に収容所内で雪を探すユリーシャ・・・未だユリーシャを雪と思い込んでいる伊東は「雪を探す」というユリーシャの言葉にいささか混乱しているようです。 横たわる骸に祈りを捧げるユリーシャに、異星人でも死者を弔う習慣があるのか、と無駄に感心する伊東。そんな伊東は残存兵の銃撃からユリーシャを救うものの、油断からまだ生きていた兵士によって自らが撃たれてしまい・・・
異星人を救うなんて、らしくない事をしたためか・・・と自嘲する伊東。最後までユリーシャを雪と思ったまま、その手を握られながら息を引き取ります。最後の最後に善人になりやがって・・・まぁそれこそが死亡フラグだったんでしょうけど。 暴動に乗じて雪を探していた古代ですが、ノランに手を引かれて埠頭に向かって走る雪の姿にその名前を叫ぶ事しか出来ず・・・ノランと雪を回収したUX-01はガミラス本星へと出立し、雪の救出任務はこうして失敗に終わるのでした。 その後、レジスタンスはディッツの名の下に混乱を収めます。思わぬ形でガミラス内での反政府勢力の首領となってしまった訳ですな。 収容所のデータベースによって大マゼラン星雲内の航路情報を得る古代。そしてユリーシャはガミラス本星の位置情報を伝えると共に、目的地であるイスカンダルはガミラスと双子星である事を告げるのでした・・・って、工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工!!そ、それは大変だ!(棒読み) 今回から最終回に向けた新EDが登場です。JUJUが唄うこの曲はこれまでのEDの中では一番好きかも。そして全滅した後になってドメル機動部隊がED初登場です・・・。
本日のBGM:Fight For Liberty(『宇宙戦艦ヤマト2199』OP)
|