2013/08/22 (木)
ちょっとこの展開はいろいろ擁護出来なくなって来たな・・・ 〜今週の『ステラ女学院高等部C3部』
第1話の頃のゆらちゃん、どこ行っちゃったの・・・
遂に開始されるサバゲ24時間大会。ルールは参加チームよりも少ない数のフラッグを投下し、それを奪い合う椅子取りゲーム式の勝ち抜け戦。へー、こんなのもあるんだね。 ゆらの立てた作戦や訓練の成果もあって順調に勝ち進むC3部。これまで登場して来た歌劇部やチーム瀬戸一家といった他のサバゲチームとの伏線は・・・特に無いみたいでw
カリラに化けた双子の弟による情報工作もあっさり見破るゆら・・・ですが、勝利に固執する余り、周囲を思い遣る気持ちは完全に失われてしまってます。そんな中、れんとが足に軽い怪我をしてしまいますが、それを考慮する余裕も無いゆらです。 ゲームの途中、敵弾に当たって死んだのにそれを自己申告せずにゲームを続ける、所謂「ゾンビ行為」をしたチームが失格になった事が運営から通達されます。サバゲの基本中の基本になるルールですが、やはりモラルのないチームはいるようで。 その後も順調に勝ち抜けて行くC3部。その活躍は運営側からも注目され、VTR紹介もされて喜ぶ部員たち。しかしそのVTRを観て、各員のフォーメーションの不具合を厳しく指摘するゆら・・・うわー、何と言うKY。その上、足の負傷を押して最も重い荷物を運び続けるれんとに対して、動きが遅くなっていると叱り出したところで遂に八千代が反発。そんな八千代に対して「勝ちたくないんですか!?」と言い返すゆら・・・ サバゲは楽しんだ者勝ち。本作の最初に語られた言葉が完全に忘れられてしまっている現状を嘆く八千代。つーかゆらがこうなってしまってからは、観てるこっちも全然楽しくないもんな。
夜に入ってかなりの疲労が蓄積されるC3部。しかし残り2チームまで生き残る事に成功し、最後に残ったもう1つのチーム・榛名凛の明星女学院との一騎打ちとなります。 これまで疲労を避けるために最短でフラッグを回収する事に専念し、尚且つ対峙したチームの相手は全員殲滅する戦法を取って来た明星女学院チーム。強敵ながら、本当にそのらを事前に負傷させて出場不能にしてまで勝ちにこだわったりするのか・・・ゆらは戦前に凛の下を訪れその真意を聴き出そうとするものの、上手く言葉を紡げず・・・
ゲーム再開を前にしてギリギリまで戻って来なかったゆらを責めるカリラや八千代。しかしその悪い空気はれんとの明るさに救われます。つーかれんとがいなかったら完全に空中分解してるな、今回のC3部。 再開されたゲームでは、明星女学院チームはフラッグを取るよりもC3部の殲滅を優先。早速八千代が撃たれてしまいます。 その後は建物の中での両チームの撃ち合いが勃発。壁走りなど、カリラの超人技がまたも発動されるも、凛の戦闘力の前にカリラも脱落・・・。
そのらに怪我をさせてまで優勝しようとする凛をどうしても許せないゆらは、もはや人相まで変わって凛との一騎打ちに臨みます。しかしその戦いの最中、流れ弾がゆらの脇に命中し・・・それに気付いたゆらと凛ですが、それでも凛は銃弾を放って凛を仕留めるのでした。 しかしこれは明らかなゾンビ行為。それでも凛はそれを公言せず、ただゆらに「お前も私と同じだ。勝つためには何でもするんだな」と呟き・・・ こうして明星女学院チームを殲滅したC3部は24時間大会で優勝の座を射止めます。そのら抜きで優勝した事を喜ぶC3部の面々・・・しかしゆらの表情が晴れる事はありませんでした。
あー、なんかもう最悪の展開になっちゃってますね。ゆらはどんどん嫌な子になって行くし、サバゲの面白さどころか不愉快な点ばかりが目に付いてしまって、やっててちっとも楽しそうじゃない。その点、戦車道は本当に楽しそうだったんですけど・・・登場人物たち然り、そして恐らく作り手側も然り。どこで舵を切り間違えちゃったのかな、この作品。
本日のBGM:弾けろ!しーきゅーぶ!(『ステラ女学院高等部C3部』ED)
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