2013/12/20 (金)
事件は何も解決せず、いかにも消化不足感を否めないまま3期へ続く? 〜『IS<インフィニット・ストラトス>2』最終回
結局、更識姉妹とファントムタスクを登場させただけで終わっちゃったよね、第2期って。
一夏を昏倒させた後、織斑千冬を討つべくその場を去るマドカ・・・って、一夏殺すんじゃなかったの? 一方、生徒たちが乗ったモノレールをコントロール下に置くスコールは、それをわざわざ楯無に言って挑発。そんなの言わずに楯無を足止めしておけば良いのにねぇ。当然それを知った楯無はスコールとの戦いを放棄してモノレール救出に向かいます。 スコールの妨害を受けるものの、簪にモノレールに仕掛けられた爆弾の事を伝える楯無。直後、どこに爆弾が仕掛けられているのかも分からないのに30分後に爆発する事だけは判明し・・・最終回だけに作画は良いけど、脚本がちょっとご都合主義過ぎやしませんか? オータムの攻撃を受けた箒とセシリアはISを装備してこれに応戦。かつては6VS1でも苦戦した相手ですが、物語が進むと強敵は弱体化する法則ですな。
軍のIS部隊を次々と排除して、織斑先生の元へ向かうマドカ・・・軍のISは有人機のように観えますが、これかなりの戦死者出してるんじゃ・・・。 京都上空が戦場になっている状況から、自分たちの出撃を申し出るラウラたちですが、織斑先生はこれを却下。哨戒と直衛のためにもとりあえず出しておく方が良いような気もしますが。 市街地上空では箒&セシリアVSオータム、楯無VSスコール、軍VSマドカの空戦が展開し、流れ弾がどんどん市街地に降り注いでいるように観えるんですが・・・京都市民ヤバスw そしてスコールに押された楯無が至近距離からの攻撃を受けて桂川に墜落。学園最強さんェ・・・ 軍のISを突破したマドカはモノレール内に織斑先生の姿を発見、これにロングレンジ攻撃を加えようとしますが、既の所で一夏がインターセプト!美味しい所を持って行きますな。サクラ大戦で言うところの「庇う」システムで、モノレールに乗っていたシャル・鈴・ラウラ・簪の好感度がアップですw
箒&セシリアのコンビネーションに圧倒されたオータムは地面への激突を余儀なくされ(景勝地破壊しまくりなんだがw)、遂に撃破されます。BBA弱くなったなぁ・・・。 戦局は一夏VSマドカが中心になります。一方、ようやく出撃許可の出たシャル・鈴・ラウラは、鈴とラウラがモノレールの物理的停止作業に入り、シャルは簪が爆弾を探し当てた時の対処役となります。 モノレールの前に張り付いてこれを停止させようとする鈴とラウラ・・・この時実況で「テリーマン」が連呼されてましたが、おまいらどんだけ年齢層高いんだ、とw 残り30秒でようやく爆弾を探し当てた簪の指示によって、爆弾を撤去したシャル。しかしその直後に爆弾が爆発し、爆煙はモノレールを包み・・・これに気を取られた一夏は隙を作り、そこをマドカに突かれてしまいます。
撃墜される一夏、それを必死に追う箒。一方、マドカの前にはセシリアが立ちはだかります。 モノレールの爆弾は、爆発直前にラウラがフィールド内で処理したために危機一髪モノレールへの被害を防いでいました。戦場では頼りになりますな、ラウラは。 準姉妹機のISを駆るセシリアとマドカの一騎討ち。しかし力量差は歴然で、セシリアのブルーティアーズは呆気無く撃墜されてしまいます。セシリアにとどめを刺そうとするマドカですが、そこはシャルとラウラがインターセプト。戦いは泥沼化して行きます。 竹林に墜落し、意識の無い一夏に必死に呼び掛ける箒。その頃一夏は夢の世界へ・・・あぁ、ここで第1話に繋がりましたな。
戦いはいつしか夜間戦闘へ・・・って、何時間戦ってんだw さすがにISのエネルギーが持たんだろー。 夢の中で一夏は千冬姉にそっくりなIS操者に殺され掛かりますが、生きたいという強い想いと共に現れた謎の銀髪の少女によって力を与えられるのでした。この銀髪の少女の正体は一体・・・ 一方、マドカVSシャル・鈴・簪・セシリア・ラウラの戦いは、さすがに数に押されてマドカが不利な体勢に。つーか市街地炎上してるけど消防も警察も出動してないってどうなってんだ!? あと一歩でマドカを倒せるという所で、今まで何をやっていたのか不明なスコールがようやく登場してマドカを守ります。このスコールの爆発的な攻撃力で各機撃墜されるIS・・・しかしここで、これまた今まで何をやっていたのか分からなかった楯無が桂川から生還しw、ロングレンジ攻撃でスコールにダメージを与える事に成功。ここにようやく復帰を果たした一夏が零落白夜で勝負を決めに入ります。
これをマドカが迎え撃ち、もつれ合った両者は激しい鍔迫り合いを演じますが、スコールの攻撃で一夏は再び撃墜されてしまいます。しかしこれ以上の継戦能力はさすがに無いスコールとマドカはそのまま撤退。オータムさんは見捨てられたんですね分かります。 この戦いを金閣寺の上から観戦していた束さんと謎の銀髪の少女・・・あ、一夏を夢の中で救ったのはこの娘かな。彼女の名はクロエ(CV:佐倉綾音)。今後のキーパーソンの1人になるんでしょうな。 ようやく宿に戻れた一夏は1日の疲れを露天風呂で癒やします。その頃、織斑先生と山田先生はホテルのバーでようやく一息。織斑先生がウィスキーのロックで、山田先生がマティーニか。何となくキャラと酒が合ってますね。山田先生は今回の騒動での死傷者はいなかったと告げますが・・・少なくても軍のIS操者は何人も死んでそうなんですけど(汗 そして露天風呂では宿の仲居さんが男湯と女湯の暖簾を掛け間違えていて直した事から、お約束の騒動の予感がw
案の定、露天風呂に入ってくるヒロインたち。一夏は岩の陰に隠れて息を潜めますが、更に楯無も露天風呂に入って来て・・・こらこら、ちゃんと掛け湯してから入るのがマナーでしょ! ヒロインたちがガールズトークに花を咲かせる中、遂にのぼせた一夏は意識を失ったまま湯の中から浮かび上がり・・・そのポジションで意識があったなら、ちょうどシャルのデルタ地帯が視界の先に広がってますな❤
こうして物語の締めらしい物もないまま、IS2期終了です。結局ファントムタスクとの戦いも終わらず、スコールの目的やマドカと織斑姉弟との関係も何も語られず、告知こそないものの、続きは3期でね!といった投げっ放し状態です。 ホント、今期は更識姉妹の登場くらいしか見どころが無く、しかもそれによって旧ヒロイン(だから旧って言うな)の見せ場が激減し、些かバランス感覚に乏しい作りになってしまったと思います。その上、この手の作品の命とも言える作画が低調な回も多く、サービスシーンの多くは「DVD/BDで観てね♪」的演出が多く、ガッカリさせられる事も多かったです。 1期が非常に高い評価だっただけに、いろいろと欠点が目立ってしまった2期だったように思えますが、それでもやはり3期を心待ちにしたい作品でもあります。
本日のBGM:Shining☆Days(『舞-HiME』OP)
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