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特設ネタ
 〜管理人Mc.OKAZAKI の日記みたいな雑記〜
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2013/12/28 (土)

『恋物語』という名の『貝木物語』完結・・・ひたすら貝木が格好良く、暦がただのガキに見えてしまうくらいだった。そして蛇神を打ち破る最終兵器は、何と厨二な黒歴史だったw 〜『恋物語』最終回

貝木役の三木眞一郎氏の好演&熱演も素晴らしかったです。


貝木の嘘を迷わず看破した撫子。それは貝木が思っていた以上に撫子の心の闇が奥深い事の現れでした。それでも嘘を吐き通そうとする貝木ですが、笑ってスルーする撫子が心底恐いです。
可愛い自分を演じきるため神に頼った撫子に対し、貝木は神に頼らず自分の手で運命を切り拓いた女(ひたぎの事ですな)を引き合いに出すも、自分がこうなったのは扇のせいだ、と他人のせいにする撫子・・・貝木は忍野扇の事は知らないのか。何気に今回の事件の黒幕臭がプンプンとするんだけどな、扇は。


狂気の目をした撫子は、自分に嘘を吐いた人への呪詛を笑顔で語り出し、特に暦に関してはその目の前で火憐と月火、翼や真宵、そして駿河といった暦の大切な人たちを殺す事を示唆します。うわ・・・メンヘラこえぇ。つーか真宵はもう成仏してこの世にいないけどな。
そんな撫子に本当は神様になんてなりたくなかったと言ってたが、漫画家になりたっかったのか?と問う貝木。え?唐突に何で漫画家?と思ったその時、撫子の表情が一変します。なぜそれを知っている!?あれを見たのか!!と・・・あぁっ!遂にここで「撫子の部屋のクローゼット」の伏線回収です。貝木がクローゼットの中で見たもの、それは撫子が自分を主人公にしたご都合主義でちょっとエッチな自作の少女漫画と、分厚い設定資料集だったのです。あちゃー、これは痛い!でも机に隠していた自作のエロ漫画を母親に見付かった中学時代の俺に比べればまだ救いがある!(遠い目


このまま消息不明が続けば、いずれ撫子の両親はクローゼットの中も見る(つーか何ヶ月も消息不明なのに、娘の言葉通りに未だ開けていないような親が本当に開けるのかは疑問ですが)。それを防ぐには、人間に戻って家に帰るべきだ、とひとつの方向性を撫子に指し示す貝木。更にその画力を褒め称え、なぜ夢を追わないのか、と撫子の未来にも言及し・・・それが詐欺師として、そして今回の仕事としての言葉であったとしても、貝木の言葉は巧みに撫子の心を掴んで行きます。あと、どうでもいいけど蛇の大群がこの辺になるとシラスの大群に観えて来るw あぁ、生シラスの軍艦巻き食いてぇ。
そんな貝木に対し、一方的に蹴りを加えていた撫子・・・コケた時の描写でパンツ穿いてなかったっぽいので、ノーパンJCに顔を蹴られ続けるという特殊プレイを貝木は受けていたのか。ちょっとそこ代われ!そして撫子の下の毛も蛇なのか確認する!!(下の毛なんて生えてません!)
自分の漫画をくだらないゴミと言う撫子に、夢を卑下するなと語る貝木。阿良々木への恋の成就という夢は他の女が叶えてくれた。ならばお前は他のかけがえの無いものに目を向けるべきだ、と熱く語り、賽銭として渡した金で画材を揃えてみろと伝えます。
蛇の大群はいつしか消え去り、貝木の言葉にようやく心を動かす撫子。漫画の世界には神様と呼ばれた人もいる・・・騙されたと思ってチャレンジしてみろ、と言われた撫子は
「分かった。騙されてあげる」
と応え、ここにようやく貝木の“神様騙し”ミッションは完遂するのでした。ふぅ、貝木お疲れ様です。


撫子に呪術上の施術をして意識を奪う貝木。その後は服をまくり上げてグヘヘ・・・という展開には当然ならず(貝木は俺じゃないしな)、ここに遅れて来たヒーロー、阿良々木暦が颯爽登場です。しかし暦の撫子に対する子供っぽい正義感は、貝木の大人としての撫子への言葉を聴いた後には何とも陳腐に聴こえてしまいます。
撫子に対しては「当たり前の事をしただけ」と、あの熱い説得を一言で済ませ、撫子の身体から蛇の怪異の元となった臥煙の御札を引き抜く貝木。蛇年の終焉には相応しい締めです。貝木はその御札を暦に返し、使い方を間違えないように伝えるのでした。
撫子に、ぬらりと生きる蛞蝓(なめくじ)の怪異を施術した貝木。それは3日程で抜けるので、その後の事を暦に託す貝木。但し、撫子は暦がいると駄目になる事も告げ、自立をも促すのでした。うむ、やっぱ大人の対応です。そんな貝木は「生きていれば良いこともある」と、暦や撫子の未来を慮って伝えますが、これがどうやら最後のシーンのフラグだったようです。
仕事の完遂をひたぎに連絡した貝木は、ひたぎから最後に感謝の言葉を聴くと、電話を切った後にそのメモリを破壊してひたぎとの関係を完全に絶ちます。やはり貝木はひたぎを想っていたのか・・・。ちなみにホテルの部屋に投げ込まれた手紙の差出人はひたぎでした。手を引けと言われると絶対に手を引かない貝木の性格を利用したと思う貝木ですが、その背後に未だ臥煙の影を感じ取るのでした。
それに今回の事件に首を突っ込まなかった忍野メメの消息も気掛かり・・・そんな事に思いを馳せていた貝木の頭部に物理的な衝撃が走ります。
貝木をゴルフクラブで殴り飛ばしたのは、とある中学生でした。なでこスネイク事件の時に貝木に騙されて蛇の怪異に襲われた少年の怨恨・・・これで謎の尾行者の伏線も回収ですが、貝木はこの少年が尾行者ではないと感じ取っていました。そこに思い浮かんだのが扇の存在・・・このシリーズを締め括る『終物語』でその存在の謎が語られる事になりそうです。結局詐欺師の末路がハッピーエンドであってはならない、という事でしょうか。雪の中に広がる血溜まりの中に倒れる貝木の姿で本エピソードは終了。でも、貝木が死んだようには思えないんですよね。願望も含めて。
ENDカードはキャラデザのぽよよんろっく氏による余接と駿河のピースピース・・・遂に今期、メインヒロイン回が無かった駿河です(つーか他のヒロイン回でも殆ど出番がなかった不遇のシーズンです)。

こうして2クールに渡って放送された『<物語>シリーズ セカンドシーズン』。『猫物語(白)』に始まり、『傾物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』と続き、残る未アニメ化エピソードは『傷物語』『花物語』『憑物語』『暦物語』、そして『終物語』の5本となっています。つーか傷と花は時系列的にもうアニメ化されてなくてはいけないはずですが・・・。
では、<物語>シリーズ サードシーズンを待ち続けましょうかね。



本日のBGM:みなしごのバラード(『タイガーマスク』ED)


2013/12/27 (金)

ラスボス・コンゴウとの戦いは、艦隊戦ではなくメンタルモデルによる肉弾戦!そして原作続行作品としては異例と言える綺麗なまとめ方 〜『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』最終回

はじめは違和感があった3Dキャラも、最後には馴染んで来たし各々個性があって魅力的になったのが素晴らしいな。この辺、さすがは岸監督です。


さて、正面に霧の米国艦隊、背後にデス・スター化したコンゴウ(いや、強力な要塞砲を持つ移動要塞という点では銀英伝のガイエスブルグ要塞か)に挟まれたイ401。コンゴウの異形は、マヤとナガラ級8隻を取り込んだ故の姿でもありました。マヤちゃんbotは消滅した模様・・・残念ですな。
そんなコンゴウはいきなり超重力砲の発射体勢に。背後から、しかも射角の広い攻撃に回避も反撃も不能のイ401・・・万事休すか?
しかし、コンゴウの超重力砲が薙ぎ払ったのは霧の米国艦隊でした。一撃で30隻以上の艦隊全てを葬ったコンゴウに対し、イオナたちはティータイム空間で「なぜ味方を撃ったのか」とその暴挙を詰ります。それに対して、イオナに接触して自分やお前たちのようなエラーをこれ以上作らないため、と応えるコンゴウ。そしてコンゴウは改めて感染源たるイ401に対して宣戦を布告するのでした。


コンゴウの今の姿は不安定な形で構成されており、いずれは崩壊を来たす・・・イ401と心中覚悟のその意思に戦慄するイ401のクルーは、直後にコンゴウの超重力砲の二射目の前兆を確認。あの攻撃を間髪置かずに撃てるとか、何というチート!
すぐさま反転して、自らの超重力砲で攻撃を中和して位相空間を作り、その隙に姿を晦ますイ401。コンゴウはティータイム空間への接続を遮断しており説得は不可能の上、攻撃力は断然コンゴウが上。この危機にイオナはコンゴウとの直接接触を申し出ます。その無謀さを咎めるヒュウガですが、イオナの意思は堅く、群像もまたイオナの考えを尊重してその行動を許可するのでした。最初は群像に命令されるがままだったイオナが、自分の意志の元に行動する・・・この1クールでの成長が垣間見えますな。


イオナをコンゴウの元に送り込むため、猛然と突進を開始するイ401。それに対して500発を超える弾頭と超重力砲で迎え撃つコンゴウ。クラインフィールドでかろうじてそれに耐えながら、イオナが乗った魚雷を艦首から打ち出すイ401。凄まじい迎撃ミサイルの嵐の中、魚雷から飛び出してそれを飛び越えて行くイオナ・・・80年代のアニメによくあった描写ですなw
ようやくコンゴウの錨鎖甲板まで辿り着いたイオナですが、コンゴウは聴く耳を持たずにイオナに直接攻撃を行います。それを受けながらもコンゴウの懐に飛び込んだイオナはその手を取り、コンゴウの心の奥底に入り込もうとします。


それを頑なに拒むコンゴウ。コンゴウは次々と揮下の艦が自分の下を去り、最後まで信じていたマヤがbotだったという事実に深く傷付いており、心を閉ざしていたのでした。変化を忌み嫌っていたのは、そんな寂しさが根底にあったんですね。コンゴウ、カワイソス・・・( ノД`)
コンゴウは超重力砲のコアにイオナを張り付け、残弾全てのエネルギーを用いての心中を決意。しかしそこにイ401が超重力砲でエネルギー供給を絶ってこれを防ぎます。
コンゴウの心の傷を理解したイオナは、絶望して泣きながらうずくまるコンゴウをそっと抱き締めるのでした。互いに繋がり、理解し合えば怯えなくて済む。そしてコンゴウに「友だちになろう」と告げるイオナ・・・


次の瞬間、暗く凍え切っていたコンゴウの心は穏やかな春の草原へと変わります。デス・スターは崩壊し、姿を現したコンゴウの錨鎖甲板では互いに手を取り合ったイオナとコンゴウが、ようやく和解を迎えるのでした。
共に行こうと言うイオナに対し、まだその段階ではないとそれを断りながらも、どこにいても自分たちは繋がっていると告げるコンゴウ。うーん、霧の野良艦となって、今後粛清の対象とされないかちょっと心配ですね。
こうしてサンディエゴ軍港に辿り着いたイ401は無事に振動弾頭をアメリカ海軍に渡す任務を終えます。タカオはナノマテリアルの供給を受けてメンタルモデルが復活、さっそく群像に抱き付き・・・おいおい、ツンデレはどうしたツンデレはw それにタカオが復活したなら、キリクマさんも何とかしてやれよ。
そんなキリクマとハルナと蒔絵はアメリカに安住の地を得たようで。イオナお姉さま大好きなヒュウガはイオナから離れる事は無く、無事にイ401の姿を取り戻した艦と共にあるようです。
世界を救う手段を得た人類の未来に思いを馳せながら、新たな航海に出る群像とイオナ。もう完全に夫婦の空気を漂わせています。こうして物語は新たなステージへ・・・向かうんですよね?

アニメ版は途中から原作とは完全に逸脱した展開になったようですが、アニメ版の締め方は非常に綺麗で、これはこれで別ルートとして有りなんじゃないかと。作品の面白さもありましたが、艦これブームに上手く乗ったのもあってDVD/BDの売上げも好調のようで、2期が期待出来る作品になりました。ただ、原作とは乖離した展開になってしまったので、原作ルートに戻すのはほぼ不可能のようですけどねw



本日のBGM:君を見ている(『ジパング』ED)


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