2008/08/29 (金)
やはりこの作品も、最後の敵は「人間」なのか!? 〜今週の『ストライクウィッチーズ』
今週は「やっぱ魔法少女と呼べるのは18歳が限度」というお話(ぇー
ミーナ隊長が銃を抜いた理由はやはり、魔力が衰えた坂本少佐への引退勧告でした。しかし坂本少佐もドレス姿のミーナに 「そんな格好で言われても説得力がないな」 って、どの口が言いますかwww 今日もエイラのベッドに潜り込むサーニャ可愛いよサーニャ♥ 「今日だけだかんなー(棒読み)」 エイラの今日だけは一体何回目だろうか(^_^; 今日は非番のバルクホルンさん。入院中の妹のクリスが目を覚ましたとの事で、日の出前からハルトマンの運転するキューベルワーゲンで一路ロンドンへ・・・さすがに私用でストライカーユニット使うのはマズいらしいw この世界では看護婦さんもはいてないのが主流!でも40歳以上は強制的に穿かせたいと思うのはワタシだけではあるまいて。 バルクホルンは最近良い意味で砕けて来て良いですな〜。やはりワタシの中ではハルトマン×バルクホルンのコンビが一番見ていて和むかなー。
ワーゲンのフロントガラスに挟まれたミーナ宛ての謎の警告文・・・差出人は恐らく軍上層部の一部の高官らしく、ネウロイへの過剰な干渉を避けるように通達して来ていますが・・・。優れた前線部隊が、後方の利権絡みのお偉方に足を引っ張られるのはお約束ですからな(銀英伝のヤン一派とか、エースコンバット5のサンド島部隊とかね)。 さて、訓練で目覚しい技術の上達を見せる芳佳。ルッキーニ×シャーリーに対して、左捻り込みにより後方を取る大技を披露、皆から賞賛を受けます。ちなみにこの左捻り込みは劇中の台詞にもある通り、坂本少佐のモデルになった坂井三郎少佐の得意技だったそうな(でも基本的には一撃離脱戦法の人だったので、ドッグファイトはそれ程行っていないんですけどね)。 芳佳の空戦技術に「かなわない」と言うリーネ・・・いやいや、違う意味で君は芳佳を圧倒してるからw さて、芳佳の左捻り込みに対して面白く思わない人が1人・・・やはりペリーヌ(^_^; 坂本少佐の個人レッスンを受けたから出来るようになった、と思い込み、嫉妬から芳佳に空での決闘を申し付けます。
ここで今週の機体元ネタ解説。今回はペリーヌの機体・アルセナル-VG39です。 VG39は前量産型のVG33をベースに、エンジンと武装を強化した機体で、試作機が1機作られただけの「幻の機体」です。しかも完成した時には既にフランスはドイツに降伏した後だったという救われない状況。つーかなんでこんなどマイナーな機体をチョイスしたんだろう(^_^; 武装は20_機関砲1門、7・7_機銃6門。エンジンは1600馬力、最高速度時速625km。カタログデータだけを見ると零戦を上回る性能を持っているようですね(航続力以外)。まぁあくまで試作機なので、量産した時にこの性能を維持出来たかどうかは分かりませんけど。
ペリーヌのモデルになった人物は、著書『撃墜王』『空戦』で知られるフランス人、ピエール・クロステルマン。 フランスが降伏した時にまだ19歳の訓練生だった彼は、イギリスに逃れたフランス空軍有志によって結成された“自由フランス空軍”に参加し、1943年1月より配属されてドイツとの戦いに身を投じました。使用した機体は英国製スピットファイアで、末期には新型のテンペストに乗り換えてます・・・フランス機に乗ってた訳ではないのです(^_^; 彼の戦闘スタイルはともかく「後方を取らせない」、護り重視の形でした。それでも個人撃墜数33機を数え、無事に大戦を生き残っています。その後は先に記した著書を記したり、実家が富豪だった事もあって戦後フランスの下院議員に当選したりと華やかな余生を送っています。この辺、目立ちたがりやのペリーヌのイメージとだぶりますねw 2006年に85歳の天寿をまっとうしました。
訓練と言う名の決闘の最中、ネウロイ襲来の警報が鳴ります。・・・ネウロイが接近するとネコミミとアンテナと尻尾が生えるサーニャの体質って便利だね〜w 再び空に上がろうとする坂本少佐を止める言葉が見付けられないミーナ。もう危険なフラグ立ちまくりです(;´д`) 一方、待機命令を無視して単機先行した芳佳。自らの操縦技術も上達したことから「足止めくらいは出来る」との独断専行です・・・あー、もうお約束とは言えそれはらめぇぇぇぇっ!! ネウロイに接敵した芳佳ですが、戦意を見せずに共に飛行し、あまつさえ弱点であるコアさえ晒してくるネウロイとの間に奇妙な交流を持ちます。 このネウロイは敵じゃない・・・そんな考えさえ持ち始めたその時、坂本少佐が猛然と戦場に現れます!
「宮藤、奴との戯言は止めろ!」 とは言いませんでしたがまさにそんな雰囲気w ネウロイへの攻撃を止めさせようとする芳佳ですが、芳佳を取り込んで本拠地に戻ろうとしていたネウロイに対して坂本少佐の怒りの銃撃が火を噴きます。ネウロイも坂本少佐には反撃体制を取り攻撃、シールドで防ごうとした坂本少佐ですが、やはりシールドは機能せずに直撃を受けます。撃墜された坂本少佐をかろうじて芳佳とペリーヌが救出しますが、ストライカーユニットは破壊され、坂本少佐も重傷を負います。最悪の事態に泣き叫ぶミーナ隊長・・・ ちなみにモデルとなった坂井三郎少佐も、ガダルカナル島上空の空戦で被弾して(敵戦闘機と思って後方から近付いたら、後部銃座を持つドーントレス艦上爆撃機だった!)、右目を失明する重傷を負っています。坂本少佐の右目の眼帯はその故事に習ったものかと。
自分の独断専行による坂本少佐の負傷、ネウロイとの精神的接触・・・次回は芳佳にとってはかなり辛い展開になりそうですね(ペリーヌorミーナにビンタ食らうくらいはあるだろうな)。
本日のBGM:ブックマーク ア・ヘッド(『ストライクウィッチーズ』ED)
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