2013/07/29 (月)
ガミラス内部で蠢く策謀、そして真田さん・古代守・新見さんの過去が語られる・・・ 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』
派手な戦闘のない幕間の地味回ですが、様々な伏線が回収される重要な回でもあります。
伊東のクーデターに加担し、負傷した新見さんを窘める佐渡先生・・・ここで新見さんのピンクブラがお目見えですが、思ったより垂れてて(´・ω・`)ショボンヌ。特にこの後、若かりし頃の新見さんが描かれる事もあって、その劣化度合いに年月の無常さを痛感します(散々な言われようの28歳)。 独房に戻される新見さん。一方雪は自室で黒の下着姿で土方からのメッセージと、スターシャの立体映像に思いを馳せ・・・ ビーメラ4で発見したカプセルにより、3万光年の行程を短縮出来る亜空間ゲートの存在を知ったヤマトの面々。しかしその亜空間ゲートはシステム衛星が管理しており、その管理者こそガミラスである事も刻まれているのでした。 その頃、あと一歩でヤマトを撃沈出来るところまで追い詰めながら、本国に強制送還されたドメルは不承不承。しかし副総統のヒスからデスラーの暗殺を聴かされてドメルは驚愕。そしてデスラーの行動を把握していたのは航宙艦隊総司令官のディッツ(メルダのパパね)とドメルだけである事、そしてドメルの妻が反政府運動に加担していた事を親衛隊長官のギムレーから告げられ、このデスラー暗殺事件の首謀者として。ドメルには軍事法廷の陪審員たちから死刑が宣告されます。苦虫を噛み潰したような表情のドメル・・・純粋な武人が嵌った思わぬ落とし穴、とも言えますが、ドメルの妻は全くのシロではない以上、嫌疑が掛かるのも止むを得ない所でしょうか。
そんなドメルの失脚を喜ぶ男がここに一人・・・中央軍総監のゼーリックは、人望も実力も兼ね備えた清廉潔白な目の上のたんこぶであるドメルを排除した事で、いよいよその野望を露わにします・・・って、もうこの時点でデスラー暗殺事件の首謀者はコイツってバレバレですな。 ゼーリックが駆る旗艦『ゼルグートU世』はドメルの旗艦『ドメラーズV世』やデスラーが座乗していて事故爆沈した『デウスーラT世』の同型艦。カラーリング的にはこの赤い『ゼルグートU世』が一番好きかな。 バラン星で行われる観艦式に出立するゼーリック・・・デスラー暗殺事件で国が揺れている時に、観艦式とかちょっとおかしいとか思わないのかな。そして反乱分子を収容所惑星へ運ぶ護送船にはドメルの妻・エリーサの姿も・・・そしてそんなエリーサを見詰めるのは、久々に登場のメルダです。 亜空間ゲートに辿り着いたヤマト。システム衛星は既に放置されており、抵抗を受ける事無く接近する事が可能です。 自動航法室では、沖田艦長と真田さんが、佐渡先生にとある機密を開示して協力を仰ぎます。しかし自分の領分に余る、と頭を掻く佐渡先生・・・3人が見詰める視線の先には一体何が。 その後、システム衛星に向かうメンバーが集まります。古代に雪、そして真田さん・・・。もはや運転手として定評のある古代と、システム管理の達人である真田さんはともかく、雪が選ばれた意味がここでは分かりませんね。
雪のイスカンダル人説はまだ乗組員たちの間で噂として囁かれているようで。それを必死に否定する南部君の一途さは好感が持てますな。 システム衛星に到着した古代たち。既に放棄されてかなりの時間が経過しているようです。そして亜空間ゲートを作ったのはガミラスより古代の異星人種と知る面々(アケーリアス=アクエリアス人ね)。彼らはガミラス人にこのシステムを奪われた事を汚されたと感じるのだろうか、という雪の独白に 「汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる」 と20世紀の詩人・中原中也の詩で応える真田さん。真田さんの口から詩が出て来た事には驚きですが、でもアナライザーとガミロイドの回でYRAヤマトラジオにあの物語を投稿したのって真田さんだったんですよね。そしてそれが20世紀の詩人の作と気付いた雪に対し、古い地球の知識がある雪がイスカンダル人のはずがない、と語る古代。まぁ記憶なんてもんはインプラント出来る時代なんでしょうけど・・・。 そんな古代たちの前に現れるガミラスの警備ロボ・・・何とも前時代的なデザインですが、旧作で登場したロボのデザインを踏襲しているのでまぁここは目を瞑りましょう。 独房の新見さんは7年前の事を思い出します。その頃、大学の研究室で真田さんのお手伝いのようなポジションだった新見さん・・・若い!ヘアピン&赤縁メガネ可愛い!!おっぱい垂れてない!!!(そこか 真田さんの研究室には、親友である古代守がちょくちょく出入りしていたようで、新見さんはその繋がりで古代守と知り合ったようです。
雪がイスカンダル人でない事を、真田さんはある事故を開示して証明します。それは1年前、ユリーシャと雪を乗せた車が事故(もしくはテロ)によって大破した件。この事故で雪は1年以上前の記憶を、ユリーシャは意識を失ってしまいます。 ヤマト計画に於いてイスカンダルへの航海は、意識不明のユリーシャを自動航法室に安置して、その記憶をトレースして行なっているという驚愕の事実を述べる真田さん・・・あぁ、先程沖田艦長が佐渡先生に相談していたのはユリーシャの意識を取り戻す事だったんですね。 システム衛星の中枢部に辿り着いた一行。ここで真田さんは単身で深部に入るものの、ここで扉が強制的に閉まってしまいます。 システムを起動させると亜空間ゲートはその機能を呼び戻す。但し、起動時に真田さんがいる区画は数秒間強力な中性子に見舞われる・・・。 真田さんを止めようとする古代と雪。そんな中、真田さんは中原中也の詩を愛していたかつての親友、古代守に付いて語り始めるのでした。
既に遊星爆弾が落ち始め、環境の変化が始まっていた頃の地球。軍籍で地球を救おうとする古代守と、研究者として地球を守ろうとする真田さん。辿る道は違えど目的は同じ。詩と数式になぞらえる2人の若者は、ちらつく雪に中原中也の詩を口にするのでした。 そしてメ号作戦前夜。それが陽動作戦と知りながら、事実を伝えられずに親友を死地に送り出す真田さん。古代守に返すはずの中原中也の詩集はそのまま真田さんが持ち続ける事になり、それは奇しくも古代守の形見となるのでした。汚れっちまった悲しみに、なすところもなく日は暮れる・・・ 真田さんからもっと兄の事を聴こうとする古代。しかし真田さんは迷う事無くシステムを起動させ・・・
真田さんがいる管理室は、人体が耐え得る限界を超えた中性子で満たされます。 ようやくロックを解除して管理室に入る古代と雪。そこに真田さんの姿は無く・・・兄の親友だった男を失った事に肩を落とす古代。しかしその時、管理室脇の池から姿を現す真田さん・・・ 「水は中性子を通し難いんだ」 うはwwwこれはある意味、元祖真田さんの「こんなこともあろうかと」だなw まぁこの人に死なれては今後のヤマトシリーズは成り立たないので、死ぬ訳はないと分かってはいたんですけどねw 帰艦後、守の形見である中原中也の詩集を古代に託す真田さん。一方雪は、沖田艦長が艦内放送でユリーシャの存在を明らかにする中、自動航法室でユリーシャと再会。しかし意識のないはずのユリーシャは、ある人物の姿を借りてその声を表わすのでした。そう、百合亜の姿で・・・ 遂に明かされたユリーシャの秘密。そして百合亜の変化の原因。そしてこれらの謎を明かした次回は、本作最大規模の戦いとなるバラン星の大回戦!そして間髪入れずにドメルとの最後の戦いとなる七色星団の決戦の序章を描く1時間SP!この1時間はTVの前に釘付けになる事間違いなしです!
本日のBGM:Jumping!!(『きんいろモザイク』OP)
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