2014/04/27 (日)
あのダービー1番人気馬が華麗に復活したマイラーズカップと、直前に大きなハプニングがあったフローラS・・・
マイラーズカップ(京都芝1600m、GU) 毎年、安田記念に直結しそうで全く直結しないマイルGU。開催時期が3月から4月になってもその傾向は変わらず、平坦で右回りの京都マイルと、急坂があって左回りの府中マイルの形態が全く違う事を思い知らされるレースです。 今年も正直安田記念で活躍出来そうな馬はエキストラエンドくらいかな・・・と言うメンバー構成。そんな中、単勝2.2倍と人気を集めたのが武豊鞍上のフィエロ。1000万下→1600万下→OPとマイル戦を三連勝し、重賞は初挑戦ながら、自在の脚質と父ディープインパクト×母父デインヒルの血筋の良さ、それに何よりも藤原英昭厩舎は本気で重賞を獲りに来る時は武豊を乗せるというこれまでの流れからも、今回は素直に信じて良い1番人気でしょう。 2番人気は京都金杯1着→東京新聞杯2着とマイル重賞で実績を残すエキストラエンド。この馬もディープインパクト産駒で、京都コースは重賞でも実績があります。しかし調教に跨った川田騎手が「本当に重賞ウィナー?」と首をひねったという話がちょっと気掛かり・・・。 そして注目は3番人気のワールドエース。京都コースではきさらぎ賞で重賞を勝っていますが、それ以上に皐月賞2着(2番人気)、ダービー4着(1番人気)の実績が光ります。その後故障のため長い休養に入り、1年9ヶ月ぶりに復帰戦を迎えた今年の白富士Sでは5着とまずまずの結果を出しています。しかしその後フレグモーネを発症して思い通りの調教が出来ず、今回は+16kgと明らかに調整途上での出走となってしまいました。
馬券は◎フィエロ軸、◯オースミナイン、▲エキストラエンドからアドマイヤドバイ・カオスモス・レッドアリオンに流す三連複7点。ワールドエースは上記の理由から思いきって切ってます。 結果・・・
これだけの悪条件が重なったにも関わらず、ワールドエースがフィエロを1+1/4馬身突き放してレコード勝利!何だこの馬、化け物か!! 展開的にもフィエロがワールドエースをマークする形で流れたにも関わらず、素質馬のフィエロが直線で全く着いて行けないんだから驚きです。まぁ確かに京都コースでは重賞を勝っているとは言え、これは珍しく安田記念に繋がるマイラーズカップになるかもしれません。
馬券は・・・ワールドエース切りの三連複のためハズレ。それでも2-3-4-5-6着は全部買ってたんだぞ(泣
フローラS(府中芝2000m、GU) ご存知オークストライアル。桜花賞と並んで、オークスはこのレースで好成績を残している馬から買え!ってレースです。近年だとサンテミリオンがここを勝ってオークスを制しました(アパパネと同着)が、案外好走はするけどなかなか勝ち馬は出せないレースのイメージが強いですね。この辺、青葉賞とダービーの関係に似てるかも。長丁場の前哨戦で力を使ってしまう傾向があるのかもしれません。 今回、人気を集めるのは前走クイーンCでタイム差無しの2着に好走したマジックタイム(単勝2.8倍)。しかし鞍上の後藤騎手が1つ前の10Rで派手に落馬してしまい、急遽杉原騎手に乗り替わる大きなハプニングが。この馬に乗って2戦2勝の実績がある杉原騎手ではありますが、正直、騎手の格としてはかなり落ちる所で不安が残ります。 そこで本当は◎マジックタイムからの三連複勝負の予定を急遽変更し、マジックタイム以外に買う予定だった馬(サングレアル・プロクリス・ブランネージュ・ハピネスダンサー・マローブルー・イサベルの6頭)の三連複BOX20点と、マジックタイムから押さえで流す三連複6点を加えた計26点買いに変更。 結果・・・
やはり杉原騎手では役者不足だったか、マジックタイムは直線伸び切れず6着まで。 勝ったサングレアルは母ビワハイジ・・・つまり、アドマイヤジャパン・アドマイヤオーラ・ブエナビスタ・トーセンレーヴ・ジョワドヴィーヴルの妹という超超超良血馬。馬体が小さいためなかなか思い通りに使えず、今回も414kgとギリギリの体。本番では馬体重をいくらかでも増やしていないとスタミナ面で不安が残りますね・・・つーかまぁ本番にはハープスターと言う怪物がいる訳ですが、良家のちっちゃなお嬢様というだけで応援したくはなりますな♪ 僅差2着ブランネージュは君子蘭賞を勝っており、長距離適性を重ねて証明。オークスではヒモで押さえておきたいですね。 7着イサベルは厩舎・参戦過程からデニムアンドルビーの再来と言われていましたが結果は案外。そして札幌2歳Sでレッドリヴェールと激戦を展開したマイネグレヴィルは8着・・・この馬は荒れ馬場でなんぼなんでしょうな(なので開幕週の今回は無視しました)。
馬券は3着に13番人気のマイネオーラムが入ってしまい、三連複は惜しくも1-2-4着。比較的人気薄の組み合わせだっただけに、3着と4着のクビ差が恨めしい・・・。どうせマイネオーラムなんて、本番では1円もいらないぞ?(失礼)
さて、来週は土曜日にダービートライアルの青葉賞(府中芝2400m、GU)、そして日曜日には天皇賞(春)(京都芝3200m、GT)が開催されます。特に天皇賞はキズナ・ゴールドシップ・フェノーメノ・ウインバリアシオンと現役最強ステイヤーが揃って参戦。やはり人気は前哨戦の勝ち方が見事だったキズナでしょうか?ゴールドシップはペースよりも馬場が合うかが鍵でしょうね。 あれ?岩田はゴールドシップとウインバリアシオン、どっちに乗るんだ??
※追記:岩田騎手、府中10Rで後藤騎手落馬の起因になったとの事で天皇賞に乗れなくなってしまいました(;´д`) 混迷の度は増すばかり・・・
本日のBGM:おしえて(『アルプスの少女ハイジ』OP)
|