2008/12/27 (土)
ざんげちゃんの扱いの酷さに涙した( ´Д⊂ヽ 〜『かんなぎ』最終回
続編作る気マンマンな締め方だったけど・・・連載はいつ再開されるのかしらん。
上森家にいたのかナギさま。しかしうつむいたままロクに話もしない、自称神様の家出娘を普通にかくまう上森家の方々ってどうよ(普通は通報するよなぁ)。 ナギが出て行った事をつぐみに話す仁。イラついて靴を投げていますが、決してどっかの国の記者さんを真似た訳ではなさそうだw 仁に対してどうすれば良いか分からないつぐみを後押ししたのは、授業で朗読されていた夏目漱石の『こころ』の一節。 「あなたの心はとっくに昔から既に恋で動いているじゃありませんか」 仁のために自分が良かれと思う事をまっすぐにぶつけよう・・・即行動に移すつぐみの意気や良し。世話焼き幼馴染みパワー、ここに復活。 ちなみに夏目漱石の『こころ』は10代の内に絶対読んでおくべき名著の1つ。ワタシも中学時代に読んでその後の恋愛感に少なからず影響を与えた1冊です(おかげで今はごらんの有様だよ!とも言えなくもないがw)。
公園でたそがれる仁を見付けたつぐみは強烈なお説教タイム。バシバシと仁のケツを叩いて、仁の心に再びナギへの想いを甦らせます・・・あぁ、恋愛面では不器用な娘さんだよなぁ(だがそれが良い)。 立ち直った仁は町中駆けずり回ってナギを探します。そんな仁へナギさまネットワークを駆使して情報を与えるつぐみ。上森家での目撃報告を受けて向かった仁は、上森家に程近い川原で喪服のナギを見付けます。ちなみにこの川原、舞台設定から広瀬川っぽいですな(仙台住民なら誰もが知ってる『青葉城恋唄』にも唄われている「♪広瀬川〜流れる岸辺〜」のアレです)。ナギがなぜ喪服なのかはこの後判明しますが。 逃げようとするナギの腕を無理矢理掴む仁。ナギは自分を騙したりはしていない、何も悪くないと諭します。本当は仁の元へ帰りたくて仕方が無かったナギは号泣。鼻水もジュルジュルですw 泣きながら笑顔のナギがめっさ可愛くてちょっとキュンとしました♪ そこに現れた謎の和服美人。彼女の正体は・・・
実は上森家のシゲ婆ちゃん・・・の若い頃の姿。かつて夫が南方で戦死した時に後を追おうとして首吊りをしようとしたが、神木の枝が折れて死なせてくれなかった・・・神としてのナギが生きろと言ってくれたおかげで強く生きられた事へのお礼に現れたのでした。その頃上森家では・・・シゲ婆ちゃんの葬儀が行われていたのです(ゆえにナギは喪服だったのね)。シゲ婆ちゃんによって自分が確かに神だというアイデンティティを取り戻したナギ。もうこれで大丈夫かな。 一緒に帰宅する仁とナギ。不在の間にナギの身を案じた友人たちから多くの留守番電話が・・・大鉄の不器用さが良いねw 今回の件で素直に仁に「ありがとう」と告げるナギ。その表情にドキッとする仁。ナギはそのまま風呂に。居間で待っている仁は今更ながらナギを意識してドギマギ。気を紛らわせようと点けたTVからはざんげちゃんの素っ頓狂な歌声が・・・w つーか最終回のざんげちゃんの出番これだけ!(^_^; つぐみは見せ場てんこ盛りなのに・・・
最後にサービスカットをふんだんに盛り込んでおります♪ 着替えを忘れたナギは部屋に取りに行こうとして廊下で仁とバッタリ→慌てた仁とぶつかりごらんの有様に!!つーかこれどんな綾波の部屋w そこに絶妙のタイミングでつぐみ来訪w目がレイプ目ですwww そんなドタバタでようやくこの作品らしい締めで『かんなぎ』終劇。最後のナギの言葉が「またね♪」だった事から、2期は確定なのかしらん。
いやー、なかなかの良作でした。特に凝ったアングルや斬新な演出で設定やシナリオ的には目新しくも無い物語を、全く飽きさせずに最後まで見させたのはスタッフの力量ですね。作画の見事さもそれに裏打ちされてましたし。 また、特徴的だったのは登場人物の心理描写を天候で表現するシーンが多かった事ですね。最終回も序盤雨や曇りだったのが、川原のシーンからずっと快晴になったのが今回のキャプでもお分かり頂けるかと。 第2期が今から非常に楽しみな作品の1つです。
本日のBGM:心晴れて 夜も明けて(『十兵衛ちゃん2 〜シベリア柳生の逆襲〜』ED)
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