2012/07/04 (水) 奉太郎まさかのフルボッコ回！そして驚くべき事件の黒幕・・・　〜今週の『氷菓』 年上の女性に振り回される事に快感を覚えるようになるにはまだ月日が足りないかな、高校生には(￣ー￣) 小道具のザイルの用途という矛盾点を示した摩耶花に続き、里志から本郷が脚本に「叙述トリック」を用いようとしていた事を否定される奉太郎。本郷が今回の脚本のヒントにしたホームズシリーズに、叙述トリックを用いた作品は１つも無いと・・・。 そして遂にえるにまで今回の奉太郎脚本にダメ出しが。本郷とクラスメイトたちの人間関係を考えると、奉太郎案は本郷が求めていた結末とは違うはず・・・ 入須先輩には受け入れられた脚本を、古典部の仲間全員に否定されてしまった奉太郎は自室で発想の転換に思い当たり、そして遂に受け入れざるべき自分の失態に気付くのでした。さぁ、いよいよ『愚者のエンドロール』の解答編に入ります。 入須先輩をあの茶屋に誘った奉太郎は詰問を始めます。ホームズの作品でも誰も死なない物を好んだ本郷は、本来誰も死なないハッピーエンドの物語を作った。しかしクラスメイトは面白おかしい方向に暴走し、多くの死者が出る話を望んだ。自らの脚本とクラスメイトの求める物が違う事に苦しんだ生真面目な本郷を観て、入須先輩は脚本は未完成のまま本郷が倒れたという事にして、クラスメイトたちに「探偵」の名の下に結末を描かせた（つまりあの３人の案ですね）。しかしそれはどれも稚拙だったため、氷菓事件でその名を知った奉太郎に推理という名目で脚本を書かせた・・・つまり、入須先輩は始めから奉太郎を騙していたのでした。 それを否定しない入須先輩の冷厳さもさる事ながら、奉太郎の才能を褒め称えた事ですら「本気ではなかった事を嘘だと言うのならその通りだ」とあっさり言い放つところに、年上の女性の怖さが垣間見えますね・・・でもこういう人に振り回される楽しさってのもあるんだけどなぁ。まぁそれを理解するには高校生という存在は純粋過ぎるかな。 そして本編の締めに入るに当たり、シリーズ冒頭でも描写のあったチャットがまた描かれます。このチャットの参加者は入須先輩と本郷でしたが（今回えるはいません）、その後「あ・た・し」という謎の人物がログインして来ます。今回の件で入須先輩が最初に事件の解決策を相談したのがその相手・・・そして“地球の裏側にいる”“奉太郎をあいつ呼ばわりする”という事から、今回の件に奉太郎を絡ませるよう入須先輩に入れ知恵したのは、奉太郎の姉・供恵である事が発覚・・・姉ちゃんェ・・・(;´д｀) 最後は落ち込む奉太郎をフォローするえると、本郷脚本の真相を推察する奉太郎が視聴者に説明してくれます。ザイルの使用方法、血糊が少なかった理由、死者が出ない展開・・・。そして今回、奉太郎を含めて他者の案を受け入れられなかったえるは、本郷と同様に人が死ぬ話が好きではなかったから、と一番答えに近い所にいた事が語られます。 今回の奉太郎は年上の女性に利用されるわ、推理に失敗するわ、珍しく怒りを顕にするわ、しかも黒幕は姉だったわと散々な結果に終わりましたが、これまで完璧超人っぷりを見せ付けていた奉太郎の人間らしい面が観れてやや好感度が上がった話でもありました。 本日のＢＧＭ：永遠の花（『藍より青し』ＯＰ）

2012/07/03 (火) ７月期新作アニメ第１弾『輪廻のラグランジェ Season2』　＆　第２弾『トータル・イクリプス』　＆　第３弾『TARI TARI』　＆　第４弾『ゆるゆり♪♪』 今期も始まった、始まってしまった・・・新作アニメ群。しかも月が変わっていきなり怒涛の攻勢に、視聴＆感想がなかなか追っ着きません（汗 そんな中、７月期新作の先陣を切ったのは『輪廻のラグランジェ Season2』。今年の１月から３月まで放送されていたSeason1の続きが早くも登場・・・まぁ最初から分割２クールである事は伝えられてましたからね。 既に先月のWeb配信で第１話を視聴していたので、もう一度観てみっかー感覚で観始めたら・・・まさかのSeason1の総集編が放送された罠(;´д｀) ７月期１本目からいきなりの肩透かしです。それでも最後にまどかとランの再会を描いていたのと、ＥＤカードが鉄道と女の子のイラストを描かせたら右に出る者は居ないバーニア６００氏によるまどかだったのは収穫でしたね。 スタッフはSeason1からそのまま続投。物語の規模が宇宙レベルに拡大し、ウォクスの謎も解かれるであろう今期も視聴は継続します。キャプ感想はSeason1同様に無しの形で。 続いて今期新作第２弾は『トータル・イクリプス』。アージュの『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ企画として小説化され、その後コミカライズ→アニメ化と、典型的なメディアミックス展開を続ける本作。『ロザリオとバンパイア』シリーズの稲垣隆行氏が監督を務め、制作は『マクロスＦ』『アクエリオンＥＶＯＬ』『モーレツ宇宙海賊』『AKB0048』で評価急上昇中のサテライトとixtlの共同制作。キャストも小野大輔・中原麻衣・生天目仁美・能登麻美子・野川さくらなど超豪華・・・１０年前の声優選択のような気もしますけどｗ ＯＰは羊水が腐ってる人こと倖田來未、ＥＤはアージュと言えばこの人、栗林みな実です。 舞台は人類と「BETA」と呼ばれる謎の宇宙生命体との戦いが３０年近く続く世界。BETAの攻勢は圧倒的で、既にユーラシア大陸の大半は占拠されており、人類は絶望的な抵抗を続けている状況。そんなBETAと戦うために学校で専門訓練を学ぶ少女たちの姿が、第一話では描かれています・・・何となく『ガンパレードマーチ』を思い出しますな。 スケスケバトルスーツに身を包み、戦術機（『瑞鶴』って言ってなかったか？？何というセンスのネーミングｗ）の鍛錬を続ける篁唯依（CV:中原麻衣）たち。しかしユルい学園ラブコメとは一線を画するその設定は、第１話の後半に早くも牙を剥き・・・ 訓練機の事故による仲間の死、そして朝鮮半島を完全占領したBETAによる九州・中国地方への上陸作戦・・・１日に100万人単位で死者が出るこの壮絶な戦況に、訓練生たる唯依たちも戦場に駆り出される事になります。まさにガンパレだな。 後方支援基地に配属された唯依たちですが、前線の呆気ない崩壊によってすぐにそこは戦場となります。初陣に挑む唯依たち・・・この物語の性質を考えると、多分女子高生でも簡単に殺されて行くんだろうなぁ(;´д｀) 日曜夜に観るにはなかなかにシビアなお話ですが、確実に自分好みの設定なので視聴は継続ですねー。今期始まっていきなりのヒットです♪ キャプ感想は・・・とりあえず保留。『咲-Saki-阿知賀編』後枠でやっても良いかな？とは思っているんですが、まぁ２話次第で。 続いては『TARI TARI』。P.A.WORKSが手掛ける完全オリジナルアニメで、監督は『レイトン教授と永遠の歌姫』の橋本昌和氏に替わりますが、他は『花咲くいろは』のスタッフが再集結したような感じです。 物語の舞台は江の島。音楽をキーワードに次第に仲間となって行く５人の少年少女の、高校生活最後の夏の物語・・・声楽部の練習曲が『true tears』ＯＰのリフレクティアでワロタｗｗｗ メインヒロインは３人。唄う事が大好きだけど声楽部の顧問と衝突して、自ら合唱部を創設しようと奔走する天然系暴走娘・宮本来夏（CV：瀬戸麻沙美）、土産物屋を営む父と二人暮らしのしっかり者・坂井和奏（CV:高垣彩陽）、そして来夏の友人で馬と弓道を愛するたおやかで心優しい少女・沖田紗羽（CV:早見沙織）・・・来夏＝緒花、和奏＝民子、紗羽＝菜子ポジションだな！（つーか顔や髪の色や乳のサイズも含めてまんまだしｗ）あとは野郎２人か・・・まぁそっちはどうでもいいや（酷 自分の中では今のところP.A.WORKS作品にハズレ無し！なので、本作にも当然期待するところ大です。キャプ感想は・・・うーむ、迷いどころですがニャル子さんの後継枠でやるか？これまた検討中であります。 本日の最後は『ゆるゆり♪♪』。昨年夏に好評を博した第１期シリーズの人気を受けて制作された今回の第２期、スタッフは完全続投なので、ファン待望のシリーズ再開と言えるのではないでしょうか？ アバン・・・あれだけ影が薄かったあかりが小林幸子並みに目立って登場？？しかもその後も全キャラがあかりＬＯＶＥスタンスで登場し・・・あぁ、確実に夢だなこれｗ その長い夢はＡパート中ずっと続き・・・逆に来週からの反動が怖いな。Ｂパートはごらく部による温泉合宿・・・いや、ただの温泉旅行です。第１話から早速温泉シーンでサービスしてくれる４人ですが、色気は全くねぇｗ さて、そんな『ゆるゆり♪♪』ですが・・・実は１期の時にも言っていたんですけど、これの面白さがちょっと分からないんですよね(^_^; １期もこの作品のギャグで笑えたのは２〜３話に１回程度でしたし。なもりキャラが可愛いので視聴は継続しますが、世間の人気ほど自分の中で決して評価は高くない作品です。なので今期もキャプ感想は今回のみです。 本日のＢＧＭ：Arrival of Tears（『11eyes』ＯＰ）