2012/08/01 (水) えるは茄子が無いと寝られない身体なのかｗ　〜今週の『氷菓』 何気に長いぞ、カンヤ祭編。 お料理研の“WILD FIRE”での影の活躍をえるたちに賞される奉太郎ですが、ここでえるが十文字事件の存在を奉太郎に告げます。そのお目々キラキラっぷりに120％逃げられない事を予感するも、極力その犯人探しの方向から逃避しようとする奉太郎。里志も古典部の宣伝になるから、と囃し立てますが、客寄せパンダは御免被ると益々意固地になる奉太郎・・・入須先輩に騙されたのが余程トラウマのようですなｗ それでも事件に方向性がある事に気付く奉太郎。それは被害を受けた部活が皆、「あ」行で始まる事・・・これをアガサ・クリスティのＡＢＣ殺人事件に絡められる里志と摩耶花は流石ですな。 更に盗まれた品もアカペラ部→アップルジュース、囲碁部＝石、うらない部→運命の輪のカード、お料理研→お玉と、頭文字繋がりという法則性にも気付く奉太郎たち。更に園芸部がＡＫ４７の水鉄砲を盗まれた事でこの法則性は確実視されますが・・・そうなると犯人は「ＡＫ４７」という銃器の名称を知る人物になりますね。少なくても女子の線はかなり薄いんじゃないかな。 更に犯人が用いている名前が「十文字」である点に注目した奉太郎。これは占い部の十文字さんの事ではなく、単に“じゅうもじ”という意味ではないか？と疑い、五十音の１０番目の文字、つまり最後に狙われるのは「こ＝古典部」と解きます・・・これはちょっと強引なんじゃないかな(;´∀｀) 壁新聞部にこの件を売り込みに行ったえるですが、ここで入須先輩に教わった交渉のコツを実践・・・明らかに遠垣内が困惑してるｗ えるの交渉術は成功したとは言えなかったものの、怪盗十文字の存在を口にすると遠垣内の態度は一変。十文字にカッターナイフを盗まれていた壁新聞部・・・ようやくえるの話に耳を傾けてくれた遠垣内ですが、そこで古典部の事を無理に売り込む事が出来ないのがえるの弱さですな。 その後、里志と遭遇したえるは壁新聞部も被害を受けた事を教えます。そうなると次は「き」で始まる唯一の部活である奇術部に焦点は絞られる・・・奇術部の公演で怪盗十文字を押さえるべく、すぐに向かう里志ですが・・・何かに焦っているのがこの辺から感じ取れますね。 部室に残された奉太郎と摩耶花。結局は犯人探しに本腰を上げている奉太郎を茶化す摩耶花ですが、お料理研での機転には素直に感謝の言葉を述べます。こういう所がやはり可愛いな、摩耶花は。それでわらしべプロコトルの事を思い出した奉太郎は摩耶花に代償を求めます。ここで摩耶花から得た物は手鏡・・・あぁ、そういやこれ、ひみつのアッコちゃんのコスだったっけ。 奇術部の公演で犯人を現行犯で捕える気満々の里志ですが、この公演の観客はあのウザい谷に入須先輩に漫研の部長＆河内先輩、更に総務委員長の田名辺に生徒会長の陸山と胡散臭い面子が勢揃い。しかしそんな面子の前で、公演開始と同時に「キ」ャンドルが盗まれている事が発覚・・・公演中の犯行と決め掛かっていた里志の裏をかく犯行ですが、客席の面子を考えるに、陸山会長が田名辺委員長と組んで話題作りのためにやってるようにも思えますね。 漫研の展示に戻った摩耶花は、中の人だけは超豪華なボーカロイド軍団のねちっこい悪口に晒される事に。またも一触即発の事態となりますが、これを止めたのが河内先輩。『夕べには骸に』を評価した摩耶花に対して一目置くようになった？ その後、漫研展示室に居辛くなった摩耶花は外の空気を吸いに出ますが、そこに漫研部長の湯浅先輩が現れます。そして『夕べには骸に』の作者が河内先輩の友人だった事、今はその作者は転校してしまった事を聴かされます。今は遠くに行ってしまった親友の作品を、高く評価してくれる後輩がいて嬉しかったんでしょうね、河内先輩は。 さて、発行された壁新聞部の号外はやはり怪盗十文字特集。その中には五十音順の法則と共に、最後の犯行は「こ」が付く古典部か工作部で行われる可能性について記されています。・・・これで工作部で締められたらたまらんなｗ 奇術部で犯行現場を押さえる事に失敗した里志は、奉太郎との会話で自分の推理が奉太郎に遠く及ばない事を悟ります。里志は今回の事件で奉太郎よりも先に犯人を挙げる事を狙っていたのか・・・。ちょっとしたライバル心ですな。 そんな中、少しずつですが売れ始めている『氷菓』。２日目にして、残り１３７部・・・いやいや、十分立派な戦績かと。 特殊ＥＤにて語られるその日の夜の古典部の面々。交渉に疲れたえるは、茄子の抱き枕を抱いてグッスリｗ 摩耶花は他の同人誌と自分の作品とを見比べて自己嫌悪に陥り、奉太郎は何気にカンヤ祭のサイトチェック、そして里志は今回の犯人探しで奉太郎に勝つ事を満月に誓い・・・ ところで、古典部が盗まれる「こ」が付く物って何でしょうねぇ？自分的にはえるのコスプレ写真が有力だと思ってるんですけどｗ 本日のＢＧＭ：シグナルグラフ（『恋と選挙とチョコレート』ＯＰ）

2012/07/31 (火) やっと和奏に物語の焦点が移った、と思ったらいきなりの鬱回でござったよ・・・　〜今週の『TARI TARI』 まぁこの展開を乗り越えないと、和奏が音楽の世界に帰って来れないのは分かるんだけどさ。 今回は大智が全てを賭けていた高３最後のバトミントン大会の描写から。ウィーンと来夏の痛過ぎる横断幕による応援もあってか、一人離れた席で観戦する和奏。仲間と思われたくないんですね分かりますｗ、と思ったら来夏に無理矢理マラカスを握らされて強制的に応援に参加・・・あ、帰っちゃったｗ意外と薄情だった(;´∀｀) 帰宅した和奏は家の土産物店が繁盛し、多忙な父の姿を観て凄く良い笑顔・・・こんな笑顔が出来るようになったのも合唱部の皆のおかげかもしれませんな。 さて、大智の応援には紗羽も加わって大盛り上がり。完璧にシンクロする振り付けで応援する紗羽と来夏ですが、大智は残念ながら県大会ベスト８で敗退し、全国大会行きの切符を逃してしまいます。まぁこれで全国大会に行かれては、今後合唱部に出てくれなくなるからしゃーなしだな！（酷 試合が終わってもなかなか姿を現さない大智を心配し、迎えに行こうとする紗羽は、空気を読まずにおどける来夏をひと睨み・・・あぁ！その汚物を観るような視線がたまりません♪ おちんこでて・・・じゃなくて、おちこんでてうなだれているように見える大智ですが、その実は今日の試合での自分を振り返ってイメージトレーニングを行なっていました。そのポジティヴさや良し。そんな大智に憎からずな視線を送る紗羽・・・お？合唱部内最初のカップリングはこの２人になるのかな。 田中の問題は解決したので、後はなかなか元気にならない和奏ですな・・・。そんな和奏ですが、翌日サーフィンで脚を痛めてしまった紗羽ママと偶然遭遇し、気遣って家まで送って行く事に。 汗をかいたので和奏にお風呂を奨める紗羽ママですが、遠慮する和奏・・・そこは強引にでも和奏を風呂に入れるべきですよママン！ そんな和奏に１枚の写真を見せる紗羽ママ。それは高校時代に合唱部で全国優勝した時の物・・・おぉ、紗羽ママも合唱部だったのね。若かりし頃の校長の姿も確認出来ますな。 そしてあの鬼教頭とじゃれ合うように一緒に写る和奏の母・まひるさん・・・ここから和奏の回想モードへと入ります。 まひるさんのお葬式の日。高校の合格通知を手に想いに耽る和奏。受験の少し前から体調を崩していたまひるさん。しかし受験生の和奏に心配をかけまいと、その病状の事は伏せていたようです。しかし親父さんの態度を観るに、その病状は軽いものでは無かったようです・・・。 まひるさんはよくピアノを弾いてくれたようですが、受験生で反抗期真っ只中でもある和奏は、音楽を通じて和奏に接しようとするまひるさんに厳しい態度で当たってしまいます。そんな想い出のピアノを、処分したいと親父さんに話す和奏・・・和奏の音楽に対する負のスパイラルは、どうにも間違った方向に向かって行っています。 ピアノと一緒に、まひるさんとの思い出の品の多くを処分しようとする和奏。その中には、まひるさん手作りの名状しがたきイルカのようなもののキーホルダーまで・・・。その行動、間違いなく後悔するぞ。 それはさておき、眼鏡っ娘和奏が可愛い。中身バカだけどな（台無し）。 帰宅後、ピアノを含めて全て処分されてしまった母親との想い出の品の跡地を観て、しばし呆然の和奏。親父さんの計らいで「実は処分してませんでしたー！」展開に期待したい。 ここで受験当日の回想。カリカリモードの和奏はまたもまひるさんにキツく当たってしまい、和奏のために雨に濡れながらお守りを手渡してくれたまひるさんに感謝の言葉もかけられず・・・ 唯一捨てられなかったまひるさんの想い出の品である、コンドルクインズに向けて送られた手紙。そこには和奏が産まれた喜びと歌に対する想い、そして和奏へ歌を通じて想いを伝えて行きたいまひるさんの願いが綴られていました。 しかしそんなまひるさんの願いを知る由もなかった当時の和奏。試験も終わり、面接の最中にもたらされたまひるさん危篤の報・・・。和奏が「行ってきます」も「ごめんなさい」も「ありがとう」も言えないまま、旅立ってしまったまひるさん。そしてもう二度と一緒に唄う事が出来ない事に強く悔いる和奏・・・。 まひるさんの死という悲しみから、音楽の世界に背を向けてしまった和奏。しかし手紙に遺されたまひるさんの願いが、再び和奏を動かす事になるのでしょうか。個人的にいろいろと感情移入しまくってしまった今回の話だけに、和奏の決断を待ちたいと思います。 本日のＢＧＭ：夏の約束（『DOG DAYS´』ＥＤ）