2012/09/05 (水)
信長の生涯についてちょっと知ってる人間だったら、最後の奉太郎の行動は読めましたねw 〜今週の『氷菓』
とりあえず和服勝負はえる>>>>>摩耶花だったかな。
アバン・・・どこかに閉じ込められている奉太郎とえるの描写。サブタイが『あきましておめでとう』である事から、その後解放されるまでの話なのはこの時点で分かりますね。 正月、えるに初詣に誘われる奉太郎・・・高校生で初詣に誘われる間柄の男女なのに、こいつらまだ付き合ってないんだぜ・・・。 摩耶花が巫女のバイトをしているという事もあり、省エネ主義の奉太郎にしては珍しくその誘いに乗りますが・・・この辺が完全に奉太郎の4月からの変化なんでしょうね。 荒楠神社(ガノタ的にはどう聴いてもアレックス神社w)の鳥居の前で待ち合わせた奉太郎は「見せびらかせたかった」と言うえるの着物姿にフリーズ状態。先週見せた崩れた表情もそうですが、このような言葉を使うようになったえるがいかに奉太郎に心を許すようになったかの証ですね・・・って、自分で書いてて腹立って来たぞ。奉太郎もげろ。 名家の千反田家だけあって元日は親戚の挨拶攻勢でへとへとのえる。一方奉太郎は、こたつむり状態で新春時代劇なんぞを鑑賞・・・テレ東で毎年やってるあれか?今回の内容は信長の生涯みたいな感じですかね。 先に参拝を済ませる奉太郎とえる。エネルギー消費の少ない1年を願う奉太郎ですが、それが高じて将来引き籠もりにならないかちょっと心配だなこいつはw
家の代表として宮司宛に酒を届ける役割もあったえるは、宮司の娘の巫女さんにそれを渡し・・・って、十文字さんじゃありませんか!つーか眼鏡の巫女だと、守れないあの人(CV:「ふみとぉぉぉッ!!!」)の印象がw 同学年の十文字さんだと気付かなかった奉太郎は、生徒会長の名前を誤って覚えてたり教頭の名前を知らなかったり、意外と人の事を覚えるのが苦手なんですかね? 十文字さんに教えられて、社務所でおみくじ兼落し物・迷子係のバイトをする摩耶花のところに通されたえると奉太郎・・・うーん、ベリーショート系の摩耶花の髪型に、ロングのつけ毛は残念ながら合ってるとは言い難いなぁ。いっそつけ毛無しの方が良さそうだな。55点。 おみくじを引いたえるは見事に大吉を引き当てますが、奉太郎が引き当てたのは正月の神社では実はかなりレアだと言われる凶・・・今後の展開を何気に暗示しています。 そんな中、十文字さんが慌ただしく動いているのに気付いたえるがその理由を尋ねると、バイトの娘が振る舞い用のだんご汁と甘酒の鍋をひっくり返してしまい、作り直すのにてんやわんやとの事・・・ここでバイトの娘に怪我が無かったのかを真っ先に心配するえるの優しさは良いですね。 台所を手伝おうとするえるですが、着物という事もあってそれをやんわりと断った十文字さんは、代わりに蔵から酒粕を持って来て欲しい、とえるに頼みます。それに着いて行く奉太郎・・・あれ?奉太郎が辿り着いた先はどう観ても蔵ではなく納屋です。えるにそれを指摘されると、まさかのてへぺろで(妄想の中で)返し・・・本当にこういうリアクションを取るようになるには、まだまだ時間が掛かりそうですw そんな中、納屋のかんぬきを閉められてしまって中に閉じ込められてしまう奉太郎とえる・・・やっとアバンに繋がりました。 止むを得ず大声で助けを呼ぼうとする奉太郎ですが、奉太郎の口を塞いでそれを止めるえる・・・この二人っきりの状況を愉しもうと言うんですね分かります♥
えるが助けを呼ぶのを躊躇したのは、見付かった時に自分たちがどう観られるかを心配したからでした。納屋の中で若い男女がコソコソする事と言ったら・・・まぁそんな噂が立つのも理解出来ますな。ましてや巡回している氏子さんたちは千反田家の事も良く知る人たちばかり。家名に傷を付ける訳には行かないえるの事情を察する奉太郎です。 携帯電話を持っていない両者は何とか脱出の手を考えますが、奉太郎が提案した扉破壊・壁破壊・抜け穴・屋根破壊はいずれもえるが却下。その頃、観たかった新春時代劇を観終えてようやく里志が荒楠神社に現れます。里志はまず社務所に顔を出しますが・・・あぁ、摩耶花が発情した雌の顔をしているw 落し物を届けて回る氏子を使って、壁の一部を壊して外に投げた落し物を摩耶花に届けてもらい、それによって自分たちのピンチを伝えようとする奉太郎とえる。しかしえるのハンカチも奉太郎の財布も、落し物として摩耶花の下へ届けられるものの、奉太郎たちがピンチである状況を伝えるには至りません。 そこで奉太郎は里志が到着しているであろう事から、えるの巾着を使って自分たちの状況を的確に伝える手段を思い付きます。巾着の口と底を紐で縛り、それを投げ捨てさせる奉太郎・・・そうです、信長ストーリーでも特に有名なエピソードである、金ヶ崎の退き口の「袋の鼠を現す小豆入りの巾着」の模倣です。この時、底を縛る紐がなかなか見付からないまま、自分の帯留を使おうとしたえるのエロい決心の表情がたまらんね♪ 巾着を受け取った里志は一瞬で状況を理解し、凍えて震える二人の所で飛んで行きます。ドヤ顔で二人を救出する里志・・・「あきましておめでとう」 なかなかにドキワクさせてくれた、1話完結の短編でした。
本日のBGM:Spiral(『アスラクライン』)OP
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