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特設ネタ
 〜管理人Mc.OKAZAKI の日記みたいな雑記〜
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2012/09/20 (木)

開戦から終戦まで、太平洋戦争の全てを眼にした艦


今日の軍ネタは日本海軍の重巡洋艦『利根』です・・・まぁ私が日本の重巡洋艦が好きというのもあって、最近の軍ネタは重巡の話の比率が多いですがw
ちなみにこの艦には私は特別な思い入れがあります。私に軍ヲタの芽を植えた亡き父が、最初に買ってくれたプラモが1/700ウォーターラインシリーズの『利根』でした。時にMc.OKAZAKI小3・・・既に軍ヲタとして開眼しつつあった私ですが、やはり『大和』や『武蔵』が欲しいビギナーの年頃です。しかし父は「この艦が日本海軍では一番格好良い!」と言って、半ば自分の趣味を押し付けるような感じで買ってくれたのを30年以上経った今でも覚えています。

そんな『利根』は、開戦の3年前の1938年11月20日に竣工。同型艦の『筑摩』共々、日本海軍の重巡洋艦では最新鋭でありました(そして日本海軍最後の重巡洋艦でもあります)。
その特徴は兵装の配置にあり、20.3cm連装主砲塔4基(他の妙高型・高雄型・最上型と比すると1基少ないです)を全て前部甲板に集中配置し、後部甲板に水上偵察機を6機搭載する(偵察機の数は妙高型・高雄型・最上型の2倍)、世界に先駆けた航空巡洋艦のプロトタイプと呼べるものでした。この配置には主砲を集中配備する事によって軍艦の最大の弱点と呼べる弾火薬庫を1箇所に集中出来る大きなメリットがあり、その防御に裂く装甲を最小限に減らせる効果がありました。また、後部甲板を大きく開けてそこに航空兵装を配置するコンセプトは、後のロシアのモスクワ級巡洋艦や海上自衛隊のはるな型・しらね型護衛艦に引き継がれます。

その長大な航続力と、何より水上偵察機6機搭載という優れた偵察能力を買われ、『利根』と『筑摩』は真珠湾に向かう南雲機動部隊のメンバーに選ばれ、その偵察機は太平洋戦争の幕開けとなる真珠湾攻撃を目の当たりにする事になります。
そのまま南雲機動部隊の目となった『利根』と『筑摩』は、ウェーク島攻略戦、ラバウル攻略、ポートダーウィン空襲、セイロン沖海戦と南雲機動部隊と共に在り続け、その栄光も共にするのでした。
そして1942年6月5日、南雲機動部隊は運命のミッドウェイ海戦の日を迎えます。この日、『利根』はカタパルトが故障して偵察機の発艦が30分ほど遅れてしまいます。そして米機動部隊はまさしく『利根』偵察機の担当海域に存在していたのです。この米機動部隊発見の遅れが致命傷になって、南雲機動部隊は米艦載機の奇襲を受けて壊滅的打撃を受けた・・・というのが通説ですが、『利根』の偵察機が定刻通り発艦していた場合、米機動部隊は発見出来なかったとの調査結果が近年明らかになり、『利根』が永年被ってきたミッドウェイ敗北の責任が冤罪である事が証明されています。
ミッドウェイの敗戦後は新たな機動部隊のエースとなった空母『翔鶴』『瑞鶴』と共にあって第二次ソロモン海戦や南太平洋海戦を戦い、機動部隊の艦載機の再建に充てられた1943年内は輸送・護衛任務と故障した機関の修理に費やされます。
日米最後の空母決戦となった1944年6月19日のマリアナ沖海戦では主力の第1空母群(空母『大鳳』『翔鶴』『瑞鶴』)の直衛に当たり、この戦いで空母戦力が壊滅した後は、レイテ沖海戦で主力の栗田艦隊の一員として参戦。サマール島沖で珍しく敵艦隊との砲撃戦を演じる事になった『利根』は、前甲板に集中配備した主砲を一斉に放ち、その姿は龍が炎を吐くようだった、と伝えられます。


このように常に日本艦隊の主力部隊と行動を共にし続けた『利根』ですが、レイテ沖海戦で永年の僚艦『筑摩』をはじめ多くの艦艇を失った日本海軍は、再起不能の打撃を受けてしまいます。
『利根』は本国に帰還して修理と対空機銃の増設を行いますが、作戦任務で出港する機会は既に失われていました。1945年3月19日、呉の海軍兵学校の練習艦となっていた『利根』は、米軍の空襲を受けて損傷。海軍兵学校と江田島湾を挟んだ対岸の能美島の海岸付近に移動した『利根』ですが、更に7月24日と7月28日の空襲で爆弾6発を受けて大破。真珠湾以来の歴戦の艦を何とか救おうと兵学校の生徒たちや能美島の島民たちまでもが必死にダメージコントロールを行うものの浸水を止められず、『利根』は同日そのまま浅瀬に着底してしまい、その状態で終戦を迎える事となりました。


戦後もしばらくそのままの姿で残されていた『利根』ですが、1948年、鉄不足解消のために解体される事になりました。『利根』の舵輪、副碇、信号燈、コンパスなどの装備品は、能美島にある軍艦利根資料館に現在も遺されています。

真珠湾からミッドウェイ、南太平洋、マリアナ、レイテ、そして終戦と、太平洋戦争の全てを目の当たりにした『利根』。そしてその機能美の極地と言える艦型。父が愛した『利根』の良さを知ったのは、私が日本の重巡洋艦の美しさに目覚めた20歳前後の頃でした。



本日のBGM:誰がために(『サイボーグ009』OP)


2012/09/19 (水)

京アニが描く究極の映像美と、モブの超豪華さに驚嘆した最終回! 〜『氷菓』最終回

俺たちの恋路はまだまだこれからだ!EDだったけど、原作量的に続編は難しいor当分先になるんだろうなぁ。


奉太郎たちが2年生になった4月のはじめ、まだ春休み期間中の奉太郎はえるの電話で起こされます・・・11時過ぎてるけどな(;´∀`) そこで2日後に迫った水梨神社の生き雛祭り(アレックス神社じゃないのねw)で、雛の行列の傘持ち役を頼まれる奉太郎。この1年でえるの前では脱省エネ主義となってしまった奉太郎はその役割を了承して、祭りの当日、田舎の長い道を自転車を漕いで水梨神社に向かいます。途中、狂い咲きの桜と呼ばれる満開の桜の巨木の下を通り、えるの道筋案内通りに長久橋を渡ろうとするも、その橋がこの後工事のために封鎖されると聴き・・・。
神社に着いた奉太郎は完全アウェーで所在なげにしていますが、今年はTV中継も来るとの事で、その周囲では祭りの開催側のおっさんたちが右往左往。それにしてもこのおっさんたちの声、リーダー格の爺さんが永井一郎氏で、その下っ端たちが千葉繁氏に石塚運昇氏に西村知道氏に二又一成氏とか・・・最終回だけに超大物だらけ!残った予算を一気にここに注ぎ込んで来たかw
ここで行列が長久橋を渡る予定である事を知った奉太郎は、橋が工事で封鎖されている事を伝えます。それを知った開催側は大慌て。祭りの開催中は橋の工事を止めていたはずなのに、何者かが業者に工事を了承する電話を入れていたらしく・・・
そこで長久橋の少し先にある遠路橋を渡るルート延伸案が茶髪の若手スタッフから出されますが、その案におっさんたちはなぜか躊躇します。
その理由が不明なまま、奉太郎は別室で着付け中のえるから呼ばれるのでした。


騒ぎを聞き付けたえるは、奉太郎から大体の事情を聴くと「先方の宮司と氏子総代には千反田家が話を付ける」と伝えて欲しいと頼まれます。その言葉を聴いた開催側は安心して遠路橋への延伸ルート案を採択するのでした。なるほど、そのルートを通ると神社間の境界を超えちゃうって訳か。田舎のルールってめんどいね。
慌ただしく着付けをされる奉太郎・・・さっきの茶髪君はこの祭りを「観る」のに興味があるようで、参加はしたくないようです。ふむぅ、この人の言動がさっきからちょっと私、気になります!
全く似合わない戴冠姿にさせられた奉太郎は、お内裏様役が入須先輩と知って驚きますが、その後に出て来たお雛様役のえるの美しさに完全に見蕩れてしまいます。つーかここからしばらくかなり強めのエフェクトがかかって画面が見難くなるんですよねぇ。幻想的な演出なのは分かりますけど、エフェクトなしの着飾ったえるもちょっと観たかったかも。


行列に加わった奉太郎は大きな後悔をします。それは雛の傘持ちは雛=えるの後ろ姿しか観れない事・・・そしてそれを惜しむ自分の感情に気付いた奉太郎は、アイデンティティである省エネ主義が崩壊して行くのを悟ります。
行列は長久橋をスルーして遠路橋へ。今回はルートが延伸された分、行列は狂い咲きの桜の下を通る事となり、その幻想的なコラボレーションは観る者を釘付けにします。そんな中、沿道から奉太郎に声を掛ける里志と摩耶花・・・あぁ、やっと出て来た。このまま最終回なのに出番なしかと思ったよ(^_^;
行列が終わった後、着替えた奉太郎は里志&摩耶花と水梨神社で歓談。里志が一寸席を外すと、ヴァレンタインの時に両者のために一役買ってくれた奉太郎に素直に感謝の言葉を告げる摩耶花。どうやらその後、二人は交際を始めたようで・・・摩耶花は長年の恋がやっと実った訳で、少しは角が取れて丸くなった?w
お内裏様役を終えて帰宅する入須先輩と遭った奉太郎は、今回のちょっとした騒動に裏で入須先輩が絡んでいるのでは、と思っていましたがさにあらず。つーか奉太郎はこの人に騙されたのがかなりのトラウマになってるのね・・・。


無事に祭りを終え、開催側も打ち上げの宴会に入ったところでやっとえると話をする機会を得た奉太郎。えるは今回の騒動の原因に関して、奉太郎の推理を心待ちにしていたようで・・・しかし今回はえるも騒動の発端となった人物に心当たりがあるようです。
その人物の名前を手のひらに書いて、それを見せ合う奉太郎とえる・・・君たちは赤壁前の孔明と周瑜かw 両者の答えはやはりあの茶髪君でした。今回の騒動で、はじめから遠路橋ルートを前提にして動いていた唯一の人物。そして「今年は珍しい光景が観れる」事を楽しみにしていた描写・・・その光景こそ、狂い咲きの桜の下を行列が通る事で、茶髪君がカメラマン志望で大阪の専門学校からわざわざ帰省して来た事をえるから聴いた奉太郎は、その推理に確証を得るのでした。
まるで桜の花びらを空に張り付けたようなピンク色の幻想的な夕焼けの中、帰路に着いた奉太郎とえる。えるは今回の騒動で千反田家が成した役割について奉太郎に語り始めます。


神山市の北部に影響力を持つ千反田家。かつては水源などの問題で南部と対立する事もあり、その名残で今でも祭りの時などに境目を超えると揉め事の種になるので事前に手を打ったとの事・・・田舎のムラ社会問題ってのは根強いからねぇ。
千反田の家に生まれて来た限り、土地の束縛から逃れられない事を受け入れているえる。ならばどのようにこの何もない場所を栄えさせるか、高二にして既に真剣に考えているえるは、文化祭での一件もあって自分にはリーダーとしての経営的戦略眼に乏しい事を自覚していました。よって、理系の進路を取って市全体が栄える産業を考える側に就きたい・・・15歳の女の子とは思えないくらい立派な考え方だなぁ。自分が15歳だった時を振り返ると恥ずかしくなるわw
そんなえるに、自分が経営的戦略眼の代わりになると言う奉太郎・・・・お、お、おーっ!!!遂に告白、いやこれはプロポーズか!?と思ったら奉太郎の妄想の中かよ(;´д`) 里志も頑張ったんだから、奉太郎にもここは頑張って欲しかったな。
話題を変えようと、吹いた風に「まだ寒いな」と呟く奉太郎ですが、「もう春です!」と告げるえる。そこに吹いた一陣の風で盛大に舞い散る桜吹雪・・・。2人の足元で芽を出した4本の土筆は、まるで古典部の4人のようでした。

2クールに渡って放映された『氷菓』もこれで終幕です。京アニの底力を見せた作画と演出で、ほぼ無名な作品をスターダムに押し上げたという点では『けいおん!』にも共通する所がありますね。
当初は4人だけの登場人物(2人だけのヒロイン)で、2クール飽きさせずに作れるもんかな・・・?とも思いましたが、一部ズルズル引っ張り過ぎな脚本もあったものの、全体としてはテンポ良くまとめて、毎回楽しませてくれた作品でした。でも一番楽しかったのは謎解きの話よりも、カンヤ祭の時のお料理対決だったかなw
10月期の京アニは『中二病でも恋がしたい!』ですね。こっちの方はとっつきやすそうな内容なので、『氷菓』とは違った視点で楽しみたいと思います。



本日のBGM:夢、ひとひら(『ひとひら』OP)


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Diary Last Update : 2018/10/21 13:50:23
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