2012/10/28 (日)
魔の「三連複軸馬4着病」が発症してしまってます・・・
今週のGTは天皇賞・秋(府中芝2000m)です。
今年はGT馬6頭という豪華な顔ぶれが揃っています。古馬勢はオルフェーヴル以外の強豪が全て揃った感じで、3歳馬からはマイル路線の頂点に立つカレンブラックヒルや、ダービー2着のフェノーメノなどが参戦。牝馬の参戦こそ無いものの、牡馬中距離戦線の新旧最強馬決定戦と言った図式となりました。更に7年ぶりに天皇・皇后両陛下の展覧競馬ともなり、各陣営は力が入るところだと思います。
戦前の注目は、目下5戦5勝と負け知らずのカレンブラックヒルによる史上初の無敗の天皇賞制覇。最終的には3番人気となりましたが、発売開始から暫くは単勝1番人気の評価を得てましたね。代わって1番人気になったのは、同じく3歳馬のフェノーメノ・・・ダービー馬ディープブリランテ引退の衝撃のニュースが入り、益々層が薄くなってしまった3歳牡馬クラシック戦線をゴールドシップと共に支えるこの馬が、まさか1番人気に推されるとは。府中コース【3・1・0・0】の成績が後押ししたところでしょうが、実は今回のメンバーには更なる府中巧者がいるわけで・・・
そこで今回のワタシの◎は4番人気の5歳馬・ダークシャドウです。府中コース実績はなんと【5・1・0・0】!まさに府中の鬼です。全戦績でも【5・5・0・3】と、まだ戦績の安定してなかった3歳時の夏と、今年のドバイ遠征を除けば完璧な連対率を誇ります。今回もしっかり前哨戦で札幌記念を使って来ており、春からのぶっつけの馬が多い中、そのステップも安心が持てます(札幌記念→天皇賞秋はヘヴンリーロマンスや昨年のトーセンジョーダンなど、何気に優勝馬を出している良ステップ)。
◯は単勝20倍、7番人気に甘んじている昨年の優勝馬・トーセンジョーダン。この馬も府中コース実績【3・2・0・0】と一度も連対を外していないのがポイント。◎◯の府中コース実績は明らかに1番人気のフェノーメノより上と言えるかと。今回は天皇賞(春)以来のぶっつけ本番が嫌われているようですが、凱旋門賞でオルフェーヴルを2着に負けさせてしまったスミヨンが今回乗るので、日本の競馬ファンへのお詫び代わりに良いパフォーマンスを見せてくれる事を期待しましょうw
▲に1番人気のフェノーメノで。まぁ純粋に府中コース実績の順番で3番手評価です。午前中から弱い降雨があった府中コース、この馬は稍重の弥生賞で6着に敗退しているので、あまり雨は良くなさそうですし・・・。それでも好枠を活かしてシンボリクリスエス以来の3歳青葉賞馬による天皇賞・秋制覇を狙える位置にいると思います。
△は5頭。馬番順に。
まずはご存知超良血馬のルーラーシップ。つーかレースの出走1時間前までは実は◎評価でした。馬名の由来も「支配者の位、統治者の支配権」と、展覧競馬に持って来いですしw 府中コースは【1・0・0・1】経験値自体が少ないので評価し辛いですが、雨が降ると滅法強いのにも注目(稍重〜不良での成績【4・0・1・0】!)。しかし馬体重+18kgはさすがに頂けません。パドックでもちょっと動きが悪かったですし、ここは1回使っての次走に期待かな・・・と、今回は押さえ評価まで。
毎日王冠2着と鞍上の内田騎手に警戒して、人気薄でもジャスタウェイも押さえます。毎日王冠では12番人気でしたが・・・フロックだったか否かは今回はっきりしそうです。
そろそろ復活、と言われて久しいエイシンフラッシュは今回鞍上にデムーロを配して来ました。今年のダービー馬は早々にターフを去ってしまい、去年のダービー馬は三冠馬となって世界に雄飛。そろそろこの馬の良い所を見たいぞ!
穴っぽいところでトランスワープも買い。函館記念→新潟記念と地方GVを連勝しての中央GT参戦・・・よく穴人気でコケるパターンでもありますがw、今年は大野騎手の成長が顕著なので、とりあえず押さえておきます。
最後に3番人気のカレンブラックヒル・・・正直、消そうと思ってましたが、損しない程度に買う事に。5連勝中ではありますがどんどん敵が強くなっている事もあり、毎日王冠でも勝利はしたものの2・3着馬とはクビ・クビ差と薄氷の勝利(しかも12番人気と9番人気馬が相手で、レース自体のレベルがやや疑問)。明らかにベストはマイルの馬なので、さすがに府中の2000mはキツいかと・・・。マイルCSに行ってたら自信の◎にしてましたが、今回は「前残りで3着くらいには粘れるかも」という程度の期待で。
ナカヤマナイトはこのレースと相性の悪いオールカマーをステップにしている点で消し。サダムパテックも適距離はマイルだと思うので消し。トゥザグローリーは休み明けなのに馬体重-16kgは明らかに調整に失敗しているので黙って消し。その他の馬にはさすがに出番ないだろー、と。
骨っぽいところが揃った古馬牡馬と新進気鋭の3歳馬の激突は、互いの面子が火花を散らす激戦に・・・
2年前のダービー馬が遂に復活V!そして2着に今年のダービー2着馬が健闘。カレンブラックヒルは距離がもたずに5着まで・・・
レースはルーラーシップの軽い出遅れでスタート・・・やはり身体が重いんだろうな、評価下げて正解だった・・・とこの時は思いました。
好枠を活かして快調に飛ばすシルポートの逃げ、そして番手に付けるカレンブラックヒルとダイワファルコンという大方の予想通りの展開でレースは流れます。フェノーメノは比較的前め、エイシンフラッシュやルーラーシップ、ダークシャドウは中段〜やや後ろのポジション取りです。
しかしここでまたも小牧太がやってくれます。シルポートは後続をグイグイ突き放す大逃げを展開。大欅を超える頃には20馬身近い差を後続に付けて逃げ、その差は直線に入ってもなかなか縮まりません。
これが京都などの平坦コースならばそのまま12番人気のシルポートの逃走劇もハマったかもしれませんが、ここは長い直線と急坂で知られる府中コース。残り400mで末脚が鈍ったシルポートは残り200mで完全に後続に飲み込まれます。まず先頭に立ったのはシルポートを追っていたカレンブラックヒルとダイワファルコン。しかし更にその後ろで脚を溜めていた強豪たちが迫るとダイワファルコンが脱落し、カレンブラックヒルもいっぱいいっぱいになります。
ここで抜けて来たのは2年前のダービー馬・エイシンフラッシュ!ここで来ましたミルコ・デムーロ。そんなエイシンフラッシュに食い下がるのが、1番人気を背負ったフェノーメノです。この2頭の叩き合いでほぼレースの勝敗は決し、ようやく伸びて来たルーラーシップやダークシャドウといった古馬牡馬の強豪がカレンブラックヒルを捉えたところがゴール板でした。
1着:エイシンフラッシュ。2年半の長いトンネルを抜けると、そこは展覧競馬での勝利という最高の栄誉でした。レース後、下馬して騎士の礼を両陛下に対して行ったデムーロ騎手には勿論好感を感じましたが、ヘヴンリーロマンスの時の松永幹夫騎手の二番煎じだなwとちょっと思ってしまったり(陣営から「勝ったらやって欲しい」と言われてたみたいですが)。後検量前に下馬したのが審議の対象にもなったようですが、まぁそこは空気読んでお咎め無しになったようです。元々、折り合いさえ付けば力を発揮出来るタイプではあるので、買うタイミングが難しい馬ではあるのですが・・・。
2着:フェノーメノ。連軸としてはフェノーメノ>カレンブラックヒルだと思ってましたが、やはりこっちが結果を出しましたか。次走はどこですかねぇ・・・やはり得意の府中でJCでしょうか。
3着:ルーラーシップ。+18kgの馬体重とパドックの様子で評価を下げたこの馬が、出遅れながらまさかの最速の上がり33.1をマークするとは・・・。これは次走(JCかな?)では間違いなく買いだな。
4着:ダークシャドウ。これまで府中で連対を外した事の無いこの馬が、私が買ったら途端に4着( ノД`) つーか土曜日の府中11R・12Rと、3戦連続で「三連複の軸馬が4着」をやらかしてしまって精神的ショックがデカいです・・・orz
5着:カレンブラックヒル。まぁよくぞ掲示板に残したと思いますよ。
6着:ジャスタウェイ。毎日王冠2着はフロックではないですね。この馬もマイルCSに出て来たら買いたいなぁ。
7着:ジャガーメイル。遂に四位が降ろされ、外人騎手も確保出来ず、その前に乗っていた石橋脩に手が戻った訳ですが・・・やはりこの馬を押さえるのは2400m戦だけでいいみたいですw
8着:サダムパテック。秋初戦はここより富士Sとかの方が良かったのでは?
9着:ナカヤマナイト。やはりオールカマー→天皇賞・秋は鬼門。
10着:ダイワファルコン。やはりオールカマー(ry
11着:アーネストリー。去年の夏までの勢いはどこに行ってしまったのか・・・。そろそろ引退の足音?
12着:シルポート。今回も楽しませてもらいました。けどこの馬はやっぱマイルまで?
13着:トーセンジョーダン。これまで府中で連対を外した事の無い馬が、私が買ったら途端に15着。・゚・(ノД`)・゚・。 位置取りはずっと勝ち馬と一緒だったのになぁ。
14着:ネヴァブション。8歳までは頑張れていたけど、さすがに9歳になってからは・・・
15着:フェデラリスト。展覧競馬でフェデラリスト(=連邦主義者)が勝ったらどうしよう?と思ったw
16着:マイネルスターリー。ごめん、いたの?ってレベル。
17着:トランスワープ。期待の穴馬はやはり不発・・・。斤量58kgはちょっと厳しいか?
18着:トゥザグローリー。この馬って時々物凄い大敗しますよね・・・。今回みたいにそれが読める時は良いですけど。
先述の通り馬券は三連複軸馬が4着、しかも直前に◎から評価を下げたルーラーシップに競り負けてのものと言う、悔いてもなお悔やみ切れない結果に。相手として6着馬まで押さえていただけに、余計に残念です( ノД`)
来週はGT開催は一休み。再来週のエリザベス女王杯まで運気の回復を狙いたいと思います・・・。
本日のBGM:happy endings(『絶園のテンペスト』ED)
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