2013/05/14 (火)
冥王星燃ゆ!シリーズ全編を通してここでしか観られないヤマトの潜水艦モードを見逃すなw 〜今週の『宇宙戦艦ヤマト2199』
今回の作戦の中心になるはずだった航空隊がそれほど活躍していない罠。
ヤマト撃沈を確信したシュルツは、手柄を横取りしそうな上官のゲールを通さずに直接総統府に勝利を報告しようとします。案外したたかな面もあるな、このおっさんw さて、本作では初登場となるアベルト・デスラー(CV:山寺宏一・・・山本玲役の田中理恵さんとは夫婦で共演ですな)。なんとお風呂シーンからとはw 更に旧作には登場しない情報宣伝相のミーゼラ・セレステラ(CV:茅原実里)という女性側近まではべらせてます。あ、小者でオドオドしてる副総統のレドフ・ヒス(CV:秋元羊介)は旧作でもお馴染みのキャラですね。 ヤマトの撃沈を高らかに報告するシュルツですが、デスラーは「んで?」って表情・・・まぁ大帝国の総統という立場からすれば、辺境の一戦場の帰趨なんてどうでもいい事でしょうしな。 その頃、ヤマトが大破して冥王星の海に沈んだ事を知らない玲は、鼻歌唄いながら索敵なう。高空からの方が視界が開けて索敵の効率は上がるんでしょうけど、制空権を完全に敵に握られている空域での強行偵察では、低空からの非効率な索敵を強いられるのは止むを得ないところです。 で、ヤマトはと言うと沈没は真田さん発案の偽装ではあったものの、三発の反射衛星砲の直撃で大破したのは事実。掌帆グループや医療班はてんやわんやの大騒ぎになり、船務科の百合亜も駆り出されて負傷者の治療に当たっています。ゆ、百合亜ちゃん!敵の攻撃で俺の股間がこんなに腫れ上がってしまったんだ!早く白い毒素を抜いてもらわないと体中に毒が回ってしまう・・・さぁ、はやくこれを君の手と口で鎮めて(ry >薄い本妄想が止まらない さて、ここでこの修羅場を手伝いもせずにニヤニヤ観ているのは、今作から新たに登場した保安部(警備・警務・保安を司る役割の部署)の伊東真也(CV:関俊彦)。ヤマト内部に潜む暗部という役割となって行き、シリーズ中盤では大変なことをしでかしますので、彼の言動には注目しておいて下さい。
太陽系を出る前からこの有り様では・・・と視聴者の言を代弁してくれる機関部の薮。何かとネガティブな発言が多くイライラさせる奴ですが、古代や島や加藤といった体育会系の面子が多い中、こういった人間の方が実は人間らしい考えの持ち主なのかもしれませんね。 敵の攻撃が無数の衛星を中継して行われている事を突き止める真田さん。うむ、やっぱヤマトにはこの人がいないとだな。修理を終えて浮上してもまた狙われる・・・事実上死角がないこの攻撃に頭を悩ませるCICの面々です。 となると、一縷の望みは航空隊に掛かって来ます。しかしナビコンに「ナビ子ちゃん」と名付けて軽口を叩く篠原や、読経を続けてナビコンを困惑させる加藤隊長など航空隊は問題児だらけw そんな中、加藤の隊が突如敵の対空砲火を受けて僚機が撃墜されます。ガミラス冥王星基地発見の報をヤマトに送る加藤・・・しかし加藤が発見したのは幾つもある無人環境プラントの1つにすぎませんでした。しかしこれによってシュルツらはヤマトの航空隊がまだ生き残っている事実を知り、迎撃戦闘機を飛び立たせるのでした。 その頃、冥王星のオーロラを観て「綺麗♪」と見とれる玲・・・お前、さっきからもうちょっと真面目に索敵しろよwww しかしそんな玲の脇見操縦のおかげでオーロラの中から現れたガミラスの戦闘機を確認した古代は、オーロラの中に敵の基地があると推測します。 加藤の報告を受けて、その場所こそガミラス冥王星基地と信じた沖田は反撃の準備を開始。不確実な情報でも、それに賭けねばならない時もある!と真田さんにドヤ顔で説教する沖田艦長・・・ちょっと恥ずかしいねw
浮上を開始するヤマト。そして加藤はガミラスの戦闘機に追われて大ピンチ・・・。 その頃古代と玲は、遮蔽フィールドに覆われたガミラス基地の死角を突く峡谷からの侵入に成功(ん?エースコンバットでそんなミッションがあったな)。こここそが敵の根拠地との確信を得ます。更に古代と玲は空対地ミサイルで遮蔽フィールドを発生させているタワーを次々に撃破(ん?エースコンバットでこんなミッションもあったな)。ガミラス冥王星基地を白日の下に晒す事に成功します。 その頃、艦底を上にした潜水艦モードで浮上したヤマト。ガンツが新たな船?と勘違いしててワロタw 第三艦橋を司令塔にし、装甲が厚い艦底を上に晒す事で反射衛星砲の攻撃を受けても最小のダメージで抑える事が出来るというメリットがあるこの潜水艦モード。長いヤマトのシリーズで観られるのはここだけなので刮目! 加藤のピンチに駆け付けたのが篠原たちコスモファルコン隊。騎兵隊を名乗ってますが、そのガラの悪さはまさに愚連隊w
やっべ・・・ヤマト撃沈したって総統に報告しちゃったよ!と焦るシュルツですが、これから沈めちゃえばチャラじゃんチャラ!と気持ちを切り替えます(いや、そんな軽いキャラじゃない)。 次の発射を急ぐ反射衛星砲。しかし今度はヤマトの情報部が衛星の動きをしっかり把握しています。展開した衛星に対し、艦底の迎撃ミサイルを発射するヤマト。反射衛星砲を中継する直前に衛星は破壊され、ヤマトは着弾を免れるのでした。 反射衛星砲の発射時にその本体のポイントを特定した玲は座標をヤマトに報告。船体を通常モードに戻したヤマトは、主砲に時限式三式弾を込めてそのポイントに向けて斉射。直線上に伸びるショックカノンと違い、山なりの放物線を描いて飛翔する三式弾は、湾内の海底に設置されていた反射衛星砲本体を見事に捉えてこれを粉砕。冥王星基地最大の障害を取り除く事に成功します(ちなみに旧作では古代たち潜入部隊が爆弾を仕掛けて爆破したような)。
茫然自失のシュルツとガンツ。ここでガンツは「もうダメです、撤退を!」と進言しますが、冥王星基地には100隻近い駐留艦隊がいるはずですよね(第1話参照)。とっととこれを出撃させていたらまた話は変わっているでしょうに。 しかしシュルツたちがまごまごしていて自分たちだけ脱出を開始した頃、ヤマトは主砲と煙突ミサイルで冥王星基地のフルボッコを開始・・・あれ?今回の主役は航空隊のはずですが、基地を発見して遮蔽フィールドを取り除き、反射衛星砲本体の位置を特定した古代と玲は大活躍ですが、加藤たちコスモファルコン隊って今回全然役に立ってないんじゃw 駐留艦隊は出撃前に次々と基地の誘爆に巻き込まれ、炎上した艦があの惑星間弾道弾に激突してガミラス冥王星基地は大爆発・・・そんな危なっかしいもんを艦隊と一緒に置いておくなよw しかしシュルツは旗艦の他に3隻の駆逐艦を率いて脱出。戦意を失くして逃げる敵にも容赦無い沖田艦長は、主砲をショックカノンに切り替えてこれを追撃。冥王星海戦のリベンジ、殺る気マンマンですw
後部砲座から必死に反撃してくる駆逐艦ですが、ヤマトのショックカノンが1隻、また1隻とこれを撃破。そんな中、最後の駆逐艦に乗った作戦参謀のヴォル・ヤレトラー(CV:江川大輔)が単艦引き返し、自らが盾となってシュルツを逃がそうとします。勿論これは冥王星海戦で沖田を逃がすために古代守が取った行動の攻守を逆転したものです。 そんなヤレトラーの漢意気に感じて・・・見逃す筈もなくw、わざわざ艦橋を狙ってヤレトラー艦を葬る沖田艦長マジ外道。老人の執念というか恨みって恐いね! ヤレトラーのまさに命を賭けた行動で、何とかワープして逃れる事に成功するシュルツ。しかしこんな大敗を喫しては、きっと生き残っても待っているのは処刑では・・・と思うかもしれませんが、案外デスラーって寛大な一面もあるので(ヤマトVで敗れて逃げてきた将軍に「君は死刑だ・・・あと2回失敗したらな」と言うシーンがあります)、まぁ鬼の沖田に歯向かうよりは逃げた方が正解なのかもしれませんね。 冥王星失陥の報を受けて、ヤマト撃沈の報告は夢だったのかね?と皮肉気味にヒスに尋ねるデスラー。デスラーが初めてヤマトの名を意識した瞬間です。 こうしてようやくガミラス冥王星基地を破壊し、地球に対する遊星爆弾の攻撃を止める事に成功したヤマト。その旅はまだ一歩目を示したに過ぎません。 ちなみにシュルツはまだ見せ場があるので、娘共々再登場に期待して下さい♪
本日のBGM:SAVE THE WORLD(『デート・ア・ライブ』ED)
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