2013/05/27 (月)
阿知賀編、遂に完結!決勝へ進出したのはお約束の2チームながら、その順位は予想を覆すものに! 〜『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』最終回
結局、放送終了後から1年近く引っ張られるとはw
さて、いよいよ準決勝・大将戦も終盤に突入。場を支配する白糸台の大星淡の特殊能力は、まとめると以下の通り。 @自分以外の配牌を5向聴以下に下げる「絶対安全圏」 Aダブルリーチを掛けた後、山の最後のカドの直前で暗槓を掛け、カドを越えた直後で和了れる Bその際に槓ウラが乗るため最低でもダブリー裏4の跳満になる このチート能力を前にして、それでも前半戦ラストでは穏乃が牌の山を支配する特殊能力「深山幽谷の化身」で和了り、また、新道寺女子の姫子&哩のリザベーションは、淡の制約を破る事が出来ます。そして千里山女子の竜華は怜の召喚で和了りまでの道筋を教えて貰え(但し、和了り目の無い局は怜も諦めてしまう)、何とか怪物・淡と互角に渡り合っています。 特に姫子のリザベーションは、白糸台の菫の見解でもプロですら破れるかどうかの強力な能力。一方、淡の能力は山を円形にするなどの対処法(実際は使えないですけどw)で破れるようで。つーかフィッシャー亦野の扱いが試合後も酷いw
淡の「カドの直前で暗槓→カドを越えて和了り」に気付いた船Q。分析家として何気に台詞が多い船Q、声優が本職に変わったのは正解でしたな。 依然場を支配する淡に跳満を振り込んだ竜華は、一発逆転を賭けて怜を召喚。小三元倍満の道筋を立てられた竜華は再び淡から点棒を取り戻します。うむ、新道寺のリザベーションも良いけれど、コンビ打ちなら断然この怜&竜華だな!中の人的にも。 後半戦に入ってから和了りのない穏乃は、和がネット麻雀で腕を磨いていた頃、野山を駆け回っていた自分を思い出します。しかし、これによって山と一体化する事によって麻雀の「山」を支配する事が出来るようになった穏乃(な、なんて強引な・・・)。穏乃の前に積まれた山では、淡の能力が発揮しない事に船Qは気付きます。
進撃の穏乃w 深い山(=穏乃の前の山)に踏み入ると先が見えなくなる淡。そしてその山を支配する穏乃は、淡の能力を完全に押え込んでしまいます。暗槓も掛けられず、ダブリーのまま捨て牌の自由が無い淡は穏乃の跳満直撃を食らい、一時は2位に10万点ものアドバンテージがあった白糸台が遂に首位から陥落。この準決勝で初めて阿知賀がトップに立ちます。 深い山を支配する穏乃の能力に、嶺上開花使いの咲と、海底摸月使いの衣は、自分たちと似た物を感じるのでした。 穏乃の影響によって、ダブリーが掛けられなくなった淡。その支配力の低下から、他家に対する「絶対安全圏」の能力まで喪失してしまい・・・
淡の支配から脱した竜華は反撃に転じますが、最後の親番に取っておいたラスト1回の怜召喚は、残念ながら和了れずのハズレ。そしてこの局を制したのは穏乃・・・但し、ゴミ手の自摸1,000点のみ。しかもロンによる1,300点を見逃してのもの。しかし、この時に淡が被った僅かな点差のダメージが、後に致命傷となります。 南三局。ここは新道寺のリザベーションが支配する局。しかも三倍満から数え役満まで、超大物手が炸裂する局です。しかし、順調に手を伸ばす姫子ですが、やはり穏乃の山で哩の姿を見失いそうになり・・・。それでも何とか掴んだ哩の手によって、九蓮宝燈を自摸って数え役満を和了ります。うむ、やはりこのリザベーションがこの阿知賀編では最強技のようですね。 親被りで大きなダメージを受けた淡は何と最下位まで転落。しかもオーラス、阿知賀に跳満を直撃させても僅かな点差から首位に返り咲けない事が判明。その僅かな点差こそ、先程穏乃が自摸和了りしたゴミ手によるものでした。この屈辱に表情を歪める淡・・・
そして遂に迎えるオーラス。竜華は早和了りの逃げ切り、姫子は手牌のドラ2を活かしての上位進出を狙うなど、それぞれの思惑に沿って打ち進めます。しかしここで再び淡が暗槓に持ち込み、槓ウラによって阿知賀に対する逆転の目を見出す事に成功。こうなると逆転首位しか目に見えない淡は、2位になれるにも関わらず姫子の当たり牌を無視して自摸を目指し、そして遂にオーラスで跳満を見事に自摸るのでした。 これに槓ウラが乗れば阿知賀を抜いて1位通過。しかし槓ウラの山は穏乃の支配下にありました・・・。淡は阿知賀を抜く事が出来ず2位止まり。ここに長く激しく熱い準決勝の戦いは幕を閉じるのでした。
呆然とする淡、一筋の涙を流す姫子、静かに目を伏せる竜華・・・。一礼を済ませた穏乃は、足取りも軽やかにチームメイトの下へ向かうのでした。 穏乃の勝利に沸く阿知賀の待機室。教え子たちが自分が超えられなかった「準決勝の壁」を超えて行く姿を観たレジェンドも思わず涙です。 そして哩から託された決勝進出の夢を果たせなかった姫子は哩の胸で号泣・・・そんな2人に、中学時代の後輩から託された差し入れのタコスを差し出すすばら・・・そうそう、そういやすばらは中学時代に和やタコスさんの先輩だったんだっけ。 竜華の敗退を観て怜に掛ける言葉も無い泉ですが、悲しいけれど満足に麻雀が打てた怜は涙を流しながら静かに眠りに付くのでした(死んじゃいないけど)。あと、竜華の泣き方が可愛くてギュッとしたくなる。中の人補正付きで。 2位になってしまった淡は泣きそうになりながら照に謝りますが、決勝進出は果たせたのだからと照はケロッとした表情。準決勝では不覚を取るところもあった菫は自分の癖を見直すと告げ、白糸台首位陥落の最大戦犯と言えるフィッシャー亦野も雪辱を期すのでした(ここ笑う所)。
そして自分に辛酸を嘗めさせた穏乃に復讐を誓う淡・・・決勝ではまた1枚強くなった淡の姿が観れそうです。 決勝進出が決まった阿知賀は、その権利を得た学校のみに許される決勝ステージの下見に出掛ける事に。決勝戦仕様に特別に誂えられたステージの扉を開ける灼。するとそこには、やはり見学に来ていた日本最強の女流雀士・小鍛治プロの姿が。 かつて大会で共に戦った経験のあるレジェンドと小鍛治プロ。旧知の馴染みの再会です。ここでレジェンドは小鍛治プロに自分もプロに転向する事を告げ、阿知賀の面々を驚かせます。しかしそれは、阿知賀を優勝に導いてから・・・。その言葉に表情が華やぐ阿知賀の面々です。 うん、でも残念ながら決勝戦にはあの咲さんがいるからなぁw
うん、やっぱり『MIRACLE RUSH』は名曲だな! 2日後に迫った決勝戦で、再び和と相見える事を楽しみに思う穏乃と憧。決勝戦では和と阿知賀の面々との再会だけでなく、宮永姉妹の対決、それに淡の復讐戦と見せ場が多くありそうです・・・そういや、まだ清澄と共に抜けて来る相手校はまだ決まってないんでしたっけ(清澄が抜けて来るのは規定でしょうし)。 そんな清澄と次戦を戦う臨海女子高校からは、3年生にして先鋒の辻垣内智葉(CV:日笠陽子)がワンスポットのみ登場。大阪の姫松高校の面々の姿もありますね。そして出陣するお馴染みの清澄の面々・・・『咲-Saki-』全国大会編の放送が待ち遠しい、wktkが止まらない締めです!
本日のBGM:The Misfit Go(『アラタカンガタリ〜革神語〜』ED)
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