2013/05/18 (土)
美琴、初めての完敗・・・そして美琴の復讐が静かに始まる! 〜今週の『とある科学の超電磁砲S』
何気に佐天さんGJな話でもありました。
絶叫と共に突進し、一方通行に全力の電撃を浴びせる美琴。それをかわされた後は地中の砂鉄を巻き上げて竜巻状にして相手を切り刻む戦術に替えるものの、体表面に触れた物のベクトルを逆方向に変える事が出来る一方通行に、物理的な攻撃が通用する筈もなく・・・。 しかし美琴は戦場に転がる9982号の足を観て更に激昂。積まれたレールを槍のように次々と一方通行に投げ付けるものの、これも難なく返されてしまいます。 ここで目の前にいるのがクローンではなく本物のレベル5の御坂美琴である事に気付く一方通行。本物を叩けば実験を短縮出来て好都合、と悪ーい顔して美琴に迫ろうとしますが、ここで美琴は最終奥義である超電磁砲を構えます。 なぜミサカを殺したの!?と問う美琴に、最強を目指すための踏み台と答えた一方通行に美琴の怒りは頂点に達し・・・
しかし、美琴の切り札である超電磁砲は見事に弾き返され・・・つーか一方通行はこの超電磁砲を美琴に当てる事も出来たはず。この時点で美琴は一方通行に全く手も足も出ない事が明確になります。つーかここまで一方通行はただ突っ立ってるだけだもんね。 もはや打つ手無しの美琴に対して、ゆっくりと迫る一方通行。静かに歩み寄る死の予感に恐怖する美琴ですが、それを止めたのはミサカでした・・・しかも数十体の個体で! ここで本物の超電磁砲と戦うことは実験のスケジュールやカリキュラムに大幅な変更を生じさせる事となり、この実験そのものの失敗の可能性をも含んでいる事を示唆し、一方通行の美琴への攻撃を止めさせるミサカたち。一方通行は渋々それを承諾し、美琴に自分の正体を告げてその場を去るのでした。 圧倒的な敗北感に打ちひしがれた美琴はその場に崩れ落ちてしまいますが、淡々と現場の処理を開始するミサカたちに、実験に供されている事に対して何も思わないの!?と強く糾弾。しかしミサカたちは自分たちが1体18万円で大量生産されている実験動物である事、それが自分たちの存在意義であると述懐し・・・ 1体18万円か・・・すいませーん、雑務用と観賞用と愛玩用で3つ下さーい!(下衆の極み)
一向に戻らない美琴を心配する黒子は、佐天さんの家に行っていないか電話連絡。その頃佐天さんは・・・自宅PCで麻雀ゲームに興じてますw おい中学1年生女子のする事かwww(咲-Saki-登場人物「・・・」)あと、6順目の5筒切りの意味がよく分からんぞ! 美琴が帰らない理由を佐天さんが「おとk(ry」とまで言い掛けた所で発狂する黒子クソワロタwww つーかこのシーンの佐天さん可愛いんだよなぁ。あと、黒子は絶対髪を結わない方が可愛いと思いますの。 自分がよく考えずに提供したDNAマップのために狂った実験が開始され、多くのクローンたちが死んで行った悪夢に苛まれる美琴は、そのままベンチで朝を迎えていました。そこに現れたのは布束さん・・・。首を突っ込んでは行けないと言ってたのに、と美琴に同情する面を見せる布束さんは、自分がこの計画から身を引いた理由を語り始めます。
絶対能力進化実験のために再び招集された布束さんは、そこで1体のミサカと遭遇。布束さんが飲む紅茶を怪訝そうな顔で見るミサカに、紅茶の味を教える布束さん・・・9982号が「紅茶の味にはうるさい」と言っていたのは、ここで得た知識をミサカネットワークで共有出来たからですね(もしくはこの時の個体自体が9982号だったのかもしれません)。 外部実験に出る前に、布束さんにいざなわれて初めて外の世界を観るミサカ。施設の屋上には眩しい朝焼けが広がり・・・
初めて感じる風、そして世界の眩さを全身で感じ、感動するミサカ。この時からミサカをただの実験動物として観れなくなってしまった布束さんは、実験から手を引いてマネーカードを撒く手段によって実験の妨害を行い、たった一人のレジスタンス活動を行なっていたのでした。そうそう、布束さんの目の描き方を原作から変えた事は賛否両論あるようですが(どっちかと言うと否が多いようで)、私はこういったシーンでの目の表情の描写のためにも、変えた方が正解だったと思います。それに原作通りの絵だと、キャラデザ的に明らかに浮いてしまいますし。 布束さんから話を聴いた後、それでも自分たちを実験動物として死の運命に抗わないミサカたちを認めようとしない美琴。しかし、自分のDNAマップを使って行われている狂った実験を見逃す事も出来ないと、静かな、それでいて深い怒りを瞳に湛える美琴です。 結局朝まで帰って来なかった美琴を徹夜で待ち続けた黒子。そこに汚れた服で帰って来た美琴・・・。黒子の安堵した表情は、髪型も相俟って別人の美少女のようです。シャワーを浴びるために浴室に美琴が向かった後、一晩中心配してくれていた初春や佐天さんに連絡を取る黒子の声を聴いた美琴は、自分の行動が多くの人に心配と迷惑を掛けていた事を思い知らされるのでした。
美琴は黒子を介して佐天さん・初春・春上さんをファミレスに呼び出し、心配してくれたお詫びにとパフェを奢ります(まぁ美琴さんの金銭感覚からすれば安いもんなんでしょうけど)。昨晩は乙女モード入って星を観に行っていた、と言って誤魔化す美琴。しかし、初春が電話で問い合わせて来た実験コードの事を話題に出すと、途端に強張った表情になって固まってしまう美琴・・・。 そんな美琴の様子を観て、この後皆でゲーセンに行きましょう!と誘う佐天さん。春上さんもまたプリクラが撮りたい、と同調し、場の雰囲気を改めます。そして美琴に何かあった事を察した佐天さんが「御坂さんには私たちがついています。背負いきれないものは分けて下さい」と気遣う言葉をかけ・・・。実はこのファミレスのシーンはアニメオリジナルなんですけど、友達に心配を掛けた事に対する美琴のお詫びの姿勢と、この佐天さんの言葉を引き出すための場として、自分的には良い改変だったと思います。 ゲーセンへの途上、4人の存在を有難く思う美琴ですが、20箇所以上あると言う実験施設への復讐の決意は揺るがない美琴なのでありました。
本日のBGM:sister's noise(『とある科学の超電磁砲S』OP)
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