2008/09/05 (金)
芳佳が自分の過ちを全然理解していないのがちょっとね・・・ 〜今週の『ストライクウィッチーズ』
やっぱ専門教育を受けていない14歳の少女に、軍の規律や規則を守らせるのは無理なのかな・・・
坂本少佐、思ったよりも重傷で意識が回復せず。芳佳も魔力が切れるまで治療に専念しますが、自らも倒れて後は医者任せに・・・。 眠りから覚めた芳佳はリーネと共に坂本少佐の病室を見舞いますが、付き添っていたペリーヌに平手打ちを食らいます。 >>ペリーヌorミーナにビンタ食らうくらいはあるだろうな(先週の感想より) 予言的中♪・・・まぁ誰でも予想出来る展開ですけどねーw つーか、芳佳を焚き付けて勝手に出撃して、今回の事件の発端を作ったのはどこの誰でしたっけ?(^_^; 芳佳の魔法とペリーヌらの看病もあって、坂本少佐は意識を取り戻します。右目の魔眼が消えているようですが・・・これは魔力を失ってしまったという事なんでしょうか・・・。 さて、勝手に出撃→待機命令を無視して独断専行→ネウロイへの攻撃命令無視→そのために上官が負傷→ネウロイを取り逃がす、という5連コンボでどう考えても銃殺ものの違反を犯した芳佳。ミーナ隊長が下した処罰は・・・10日間の自室謹慎(ぇー 温情を通り越して、激甘な裁定だなぁ。 そんな芳佳を励ますべく、リーネは皆がいる風呂に芳佳を誘います。
自分たちの謹慎自慢を始める隊員たち・・・ダメだこいつら何とかしないとw つーか今週もスチームジャマーが強烈であります( ´Д⊂ヽ キャプ画ではフォトショップの力でかなり湯気を低減させているんですが、TVで観た時は何をやってるのかすら良く分からなかったw とりあえずルッキーニよ、その全隊員のボディを素手でチェック出来るという美味しいポジションをすぐにワタシに譲りたまえ!
さて、皆の温情に触れながらも、やはり「ネウロイとは分かり合える」という思いを捨てられない芳佳。何と謹慎処分が出た当日の夜に勝手に出撃!!!!(゚Д゚;)阿呆かこいつは! 芳佳の気持ちを理解するリーネが格納庫で待ち受け、共に出撃すると申し出ますが「自分1人でやりたい」と拒絶。つーかリーネちゃんよ、芳佳の気持ちよりも隊全体の事を考えて、ここは親友なら全力で止めるべきでは・・・
すぐさまミーナ隊長の耳に入る芳佳の「脱走」。更に軍上層部にまで今回の事態が知られてしまい、芳佳の撃墜命令が出されてしまいます。ミーナ隊長はこれを恐れていたというのに・・・
一方芳佳は、先の人型ネウロイと再び接触。共に空中に浮かぶネウロイの巣へと入って行ってしまいます。芳佳追撃のために出撃したミーナ・バルクホルン・ハルトマン・ルッキーニ・シャーリーはそれを見守るしか術がなく・・・ ネウロイの巣の中でネウロイ出現から現在に至るまでの歴史を見させられる芳佳。人型ネウロイと手を取り合い理解を深めようとした所に、謎の新兵器が出現。5人のウィッチーズ隊でも苦戦する人型ネウロイを、一撃で粉砕した謎の新兵器。変形したその形は・・・一瞬『スカイガールズ』のソニックダイバーに見えましたw「島田フミカネ作品、夢の競演か!?」とちょっとwktkしたんですが(時代が全然違うか)。 ネウロイの巣も消滅し、芳佳は救出→連行。ミーナさん当然激怒・・・そりゃそうだよなぁ。それにしても、今回の空戦は機動やアングル、それに髪のなびき方が凄い気合い入ってましたな。 さて、基地に戻った6人ですが、待ち構えた軍の上官に拘束されてしまいます。その背後にあったのが先の新兵器・・。ネウロイに対して有効な兵器が完成した今、ウィッチーズ隊の存在がいろいろと邪魔になったという所でしょうか。 ここでポイントになるのが、今回出撃していない坂本少佐・リーネ・ペリーヌ・エイラ・サーニャ。この5人で救出作戦を展開するような流れになるのか・・・と思ったんですが、予告を観るとどうもあっさり隊は解散させられちゃうみたいで。残り話数も少なくなって来た所で、最後にどういった盛り上がりを見せてくれますかね。
さて、今週の機体元ネタ解説。今回は芳佳と坂本少佐が駆る零戦22型甲です。 つーかまぁ零戦は今更説明する事もあまりないかなw 昭和14年のデビュー戦で、27機の中国軍機に対して13機で挑み、中国軍機全機撃墜・味方の損失ゼロという快挙を成し遂げ、太平洋戦争でも全期を通じて日本海軍の主力戦闘機だった機体です。 軽快な運動性能・優れた火力・長い航続距離といった長所で開戦当初は向かう所敵無しの無敵戦闘機でしたが、皆無に近い防御力・速度不足・エンジンの馬力不足などの短所がバレてからは苦戦が続き、最後は主力特攻機となっていった悲劇の戦闘機でもあります。 ちなみに零戦にはいろんな型があります。主な所を挙げると、
11型:初期量産型。デビュー戦はじめ、中国戦線で数々の伝説を作る(・∀・)ヒャッホーイ♪ 21型:零戦初の空母搭載型。開戦初期の機動部隊快進撃の立役者(゚∀゚)テラツヨス!!! 32型:21型の翼端を切り詰めて新型エンジン搭載。速度Up(゚Д゚)ウマーとなるも、航続距離激減で(゚3゚)マズー 22型甲(芳佳と坂本機):32型の欠点の翼端を元に戻した機体。ラバウルで数多くのエースを生む( ̄ー ̄)ニヤリ 52型:翼の小型化・申し分程度の防弾装備・火力Upなどの改良型(3系統の型有り)。零戦の決定版&最多生産型なれど、この頃には米軍機との性能差が決定的に( ´Д⊂ヽ 62型:52型に250kg爆弾詰めるようにした型。つまり・・・特攻機仕様・゚・(ノД`)・゚・ 54型丙:1500馬力エンジンを積んだ最強零戦・・・しかし量産化の前に終戦(T_T)
芳佳のモデルになった人物は日本海軍の武藤金義中尉。日中戦争の頃からの戦闘機乗りで、生涯撃墜数は30機。坂本少佐のモデルになった坂井三郎氏とは同い年で、互いに「サブちゃん」「キンちゃん」と呼び合う友人同士でもありました(この辺作品と設定がちょっと違いますねー)。 太平洋戦争開戦後も台湾方面→ラバウル方面と転戦して戦い抜き、1943年からは本土で教官任務や新型機のテストパイロットをしていました。 1945年2月、来襲した米軍のグラマン12機編隊に対し、新鋭機・紫電改に乗った武藤中尉は単機で立ち向かいこれを迎撃。2機を撃墜し他を駆逐してその戦いぶりから「空の宮本武蔵」の異名を取りました。 6月には紫電改を装備し、日本のエースばかりを集めた精鋭部隊・第343航空隊(通称「剣部隊」)に転属。しかしその1ヵ月後の1945年7月、呉軍港の大空襲の際に迎撃に出た武藤中尉は空戦中に消息不明となり、後日戦死と認定されました。享年29歳。
・・・という訳で、実は「零戦乗り」と言うよりは「紫電改乗り」のイメージの方が強い人だったりします( ̄▽ ̄)
本日のBGM:エースをねらえ!(『エースをねらえ!』OP)
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