2012/05/16 (水)
推理の内容だけで飽きさせないように、いちいちえるの可愛い仕草を挿んで来る所に京アニの仕事を感じますね 〜今週の『氷菓』
4人それぞれが「伯父さんに何が起こったか」を推察するだけ、という超地味な展開。ややもすると解説だけに明け暮れ、アニメーションとしての動きが全く無くなってもおかしくない所を、これだけ見せられるってのはやっぱ京アニ凄いと思いますよ。
奉太郎の奨めもあって、伯父の話を里志と摩耶花にも話すえる。まぁ別に隠してもどうこうって話でもないしね。 えるの家に集まって、氷菓1号から2号が発刊される間に起きた、えるの伯父・関谷純にまつわる事件に関して討論会を行う事となった古典部。町で待ち合わせて、自転車で“豪農”千反田家に向かう奉太郎と里志・・・って、豪農ってレベルじゃねぇ!どこの地主だ武家屋敷だw 先に来ていた摩耶花とも合流し、早速議論を始める4人。えるの司会の下、まずは摩耶花が、続いて里志が持論を展開しますが、いずれもそれぞれの意見によって否定されてしまいます。
退屈な展開が続くな、と思ったところで場所を縁側に移したりと、場面描写で飽きさせません。原作ではただひたすら部屋で討論してるだけとの事なので、これは良い京アニの改変だと思います。 更に里志が空腹を訴えて、今度は台所に場所を移してえるが皆におにぎりを振る舞う場面に・・・これだけ広い千反田家なのに、える以外誰もいないのがちょっと謎です。まぁいずれはこの辺の事情も語られるのかな。あと、エプロン姿のえるのうなじを後ろからペロペロ(^ω^)したいぉ♡
突然降り出した雨に、洗濯物ならぬ干し椎茸の取り込みに向かうえる。奉太郎はトイレを借りて、その中で自分の中で結び付けた推察をもって、今回の件の結論に結び付けようとします。 奉太郎によって導き出された答え。それは、関谷純が学園祭の期間に関して教師たちと激しい攻防を繰り広げ、その結果として5日間という長い開催期間を獲得したものの、教師と対立した責を負って退学した、というもの。確かに全ての事象に合点が行く、奉太郎らしい完璧な推理でしたが・・・実は何ら物証がある訳ではない、ただの「推論」なんですよねこれ。これで解決、という流れになりかけた時、ワタシが激しく感じた違和感はこれが理由でした。 その疑問を残したまま事件を解決してしまわないのが、さすがは本格推理小説が原作です。3人が帰った後、奉太郎が導き出された結論に1人合点が行かないえる。ならばなぜ、自分はその話を伯父にした時にあんなに激しく泣きじゃくったのだろう・・・。「氷菓」エピソードはまだまだ解決点に辿り着いていません。
本日のBGM:key plus words(『persona4 the ANIMATION』OP)
|