2010/09/15 (水)
まだだ!まだまだ終わらんよ!! 放課後ティータイムは永遠に放課後だ!。・゚・(ノД`)・゚・。 〜今週の『けいおん!!』
終わってない!まだ終わってないんだ!! まだ番外編が2話も残ってるんだ!! 27日にはコミック4巻も出るんだ!! 来月にはHTTのベスト盤も出るんだ!! 俺たちはようやく登り始めたばかりだからな、この果てしなく遠いけいおん!坂をよ・・・(未完)
遂に卒業式当日の朝・・・。いつものように唯の遅刻ギリギリからの描写。「鮭に痛てて」という唯からのメールが慌てっぷりをよく現してますなw それにしても皆さん卒業式なのになぜ楽器持参・・・まぁこれは最後の展開の前振りですな。 さわちゃんも初めて送り出す卒業生の前にやや緊張の面持ち。そしてあずにゃんは唯たちの卒業に対して現実感が沸かないのか、至って冷静に見えますが・・・。 その後、慌てながら通学して来た唯たちを廊下で見掛けた2年生's。音楽室へ駆け上がっていく4人を見送るあずにゃんは、そっちに気を取られて柱に激突しておでこを負傷。普段はこんなドジっ子じゃないのに・・・やはり心此処にあらずのようです。手に持ってる花飾りの赤いリボンが流血に見えたのはここだけの話(;´∀`) 慌てて通学して来た唯は、コケてストッキングに穴が・・・それを見越して和に替えのストッキングを渡してある憂はエスパーですか!
在校生から花飾りを胸に付けてもらう卒業生たち。こんなイベントは女子高さながらですな。男子校でこれやるとキモイだけだしw 憂は唯に、純ちゃんは澪に・・・あれ?じゃぁあずにゃんは誰に付けるんだろう?とか考えていたら、付ける人は完全ランダムなのね。ムギに付けてる子が可愛い♪ そして唯に付けてる子の背後からは憂が負のオーラを・・・(ぇー 「♪見慣れた制服が 今日は大人に見えるのも 君が胸に付けてる 花のせいだけじゃないね」 なんて歌がワタシの中学卒業の頃にあったっけ(A-JARIの『卒業』なんて誰も知らんだろうな)。ここで画面がトーンを落とした色彩になってこれまでと雰囲気を変え、巣立っていく4人とそれを遠くから見つめるあずにゃんを描き出し・・・やべ、こんな所でまだ泣くな、俺(。´Д⊂ 最後にクラスのみんなで、色紙にさわちゃん宛の寄せ書きを書いていた3−2の皆さん。そういや昔、卒業の時にノートにクラスのみんなから記念に何か描いてもらうのが流行ったっけ。中3の時に好きだった子から回って来たノートに、全力全開で描いたF−15の超リアル絵に「戦闘機の事なら何でも聞いてくれ!」と添えて書いて贈った、どこか不器用なオイラでした(;´∀`)<これが若さというものか… 閑話休題、遂に始まる卒業式。まだ寄せ書きを書き終えていない唯は、色紙を持ったまま式に突入。制服のお腹の中で必死に抑える唯の姿に危なっかしい視線を投げ掛けるクラスメイト・・・
その様子に気付いたさわちゃんは、唯が腹が痛いのかと勘繰り注目を始め・・・。さわちゃんの怪しい視線に気付いた澪は、伝言ゲームで「さわちゃんが心配してる」と唯に伝えようとしますが、唯に辿り着いた時には「さわちゃんが失敗してる」となっておりw まぁ色々と失敗も多かった人だけどさ。 何とか最後まで色紙の秘密を守り抜いた唯。教室に戻って無事に卒業証書を受け取ります。証書が入った筒の蓋でカッポンカッポンと楽しむ唯・・・あぁ、これよくやったよなー、小学校卒業の時にw そして何とか守り抜いて来たさわちゃんへの寄せ書きを渡す唯・・・さわちゃん泣くぞ、さわちゃん泣くぞー!・・・と思ったら案外クールに受け取っていていささか拍子抜け。しかしこれは後のシーンの土台作り。泣かすのはまだまだこの先! 最後にデスデビルのヴォーカルになって送り出したのはさすが♪
今だ現実が受け入れられずにボーッとするあずにゃん。そんなあずにゃんに「卒業はお姉ちゃんのお祝い」と自分の寂しさを隠して笑顔で話す憂・・・もう、なんでこの子は最後まで完璧超人なんだ( ノД`) そんな憂の言葉にようやく唯たちを祝ってあげられる心境になったあずにゃんです。 クラスでは最後にみんなで写真を撮り合い・・・眼鏡モブっ子がHTTをコミックバンドのように話してましたが、その言葉にショックを受けてる唯こそがその主因なのは言うまでもないw 音楽室に向かう唯たちに対し、最後に生徒会室に向かう和。一緒に帰る事を約束し合う2人・・・実は唯にとって、2〜3年の付き合いで、卒業後も同じ大学に行く軽音部の面々よりも、幼稚園の頃からずっと一緒で、別の大学に行ってしまう和との別れの方が重いんじゃないですかね・・・。和も最後まで完璧超人だったなぁ。方向音痴以外w 皆が教室を去った後、戻って来たさわちゃんは黒板に皆からの感謝の言葉を見付け・・・さわちゃん遂に涙腺決壊( ノД`) 観てるこっちも涙腺決壊。・゚・(ノД`)・゚・。 「消せないじゃない・・・」のさわちゃんの言葉が本当に胸にグッと来ました。 さて、お祝いを述べるべく音楽室に赴いたあずにゃん。務めて明るく、そして強気に振る舞い、卒業後の軽音部の事は任せて下さい!と宣言。そして感謝の言葉を記した手紙を1人1人に手渡して行きます。皆を心配させまいとするあずにゃんの精一杯の背伸び。観てるこっちは「あずにゃん、あずにゃんは今、泣いていいんだ・・・」という心境なのに(T_T)
しかしそんなあずにゃんの強がりも遂に限界点を迎える時が。何気に置かれた4人の卒業証書の筒を見たあずにゃん。4人の卒業という現実をカタチで突き付けられたあずにゃんは大粒の涙をこぼしながら、この子には珍しいわがままを言います。 「卒業しないでください・・・」 床にへたり込んで号泣し始めるあずにゃん。そりゃ観てるこっちも号泣だわさ。・゚・(ノД`)・゚・。 そんなあずにゃんを優しく受け止めた唯。涙を拭こうとしておでこの傷に気付き、絆創膏を張り替えてあげます。普段阿呆の子のクセに、こういう時に一番相手の心を分かってあげられるのが唯なんだよなぁ。 あずにゃんに自分たちの写真と花を一輪授けた唯。そしてあずにゃんのために作ったという曲を披露してくれます。これはあずにゃんにとってはサプライズでしょうね。 ここまで、実は唯たち4人は誰も泣いていません。文化祭が終わった後は4人が号泣してあずにゃん1人が頑張って泣かずにいたんですが、逆の姿を見せる事で唯たちの成長、そしてあずにゃんに心配させない配慮が見えて、凄く心地良い気分になりました。
新曲は4人全員にヴォーカルパートがあり、まさに4人があずにゃんに残して行く曲。そんな音楽室の空気を読んで、外で演奏を聴いてるさわちゃんがまた良し。最後なので改めて言う。汚物とか言ってゴメンよw 自分のために作ってくれた曲に大粒の涙を浮かべて聞き惚れていたあずにゃん。演奏後、あずにゃんの口から出た言葉は 「あんまり上手くないですね!」 でした。そう、これは記念すべき第1期・第1話で唯が初めて律たちの演奏を聴いた時の感想の言葉。最終話もこの言葉で締める事によって、HTTはまだまだ発展途上、これからも物語の中で皆の成長は続いて行く事を予感させます。 音楽室に入って来たさわちゃんや和を迎え、最後の演奏を行う唯たち。そのビートは夕闇迫る学び舎に響き続け・・・いつまでも続く放課後を演出していました。
という訳で『けいおん!!』も大団円。最終回は唯たちを泣かせない事によって、あまり視聴者も泣かせに走らせない心憎い演出でした。そして唯たちの心理描写よりもさわちゃんやあずにゃんの視点から描いたのも良かったかと。思えばこの第2期は、軽音部最後の1年を唯たちではなく送り出すあずにゃん視点で描く事が多かったように思います。そのため、唯たちの卒業を自分たちの事のように思わず、むしろ原作からもアニメからも唯たちが「卒業」して行く様を見送るような感覚になっていました。 巣立って行ってしまった唯たち。しかし放課後ティータイムはまだまだ続く! そんな終わらせ方になるとは思っていましたが、それを最高の形で見せてくれたのが嬉しかったです。
そして・・・
あと2話番外編がある訳ですが、これはまさにワタシが一番描いて欲しいと思っていた「唯たちが去った後の軽音部の再建計画」! そりゃこのままではあずにゃんがぼっちになって軽音部も人数不足で廃部の危機なのですから、それに対するフォローは絶対欲しかったです。 純ちゃん、憂はやはり確定か・・・あと1人は誰が加わるのか。ちょっと楽しみな放課後の延長です。
本日のBGM:サクライロノキセツ(『D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』OP)
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