2010/09/25 (土)
素材を巧く活かす事って大事ダナー、と色々勉強になったアニメでした 〜『あそびにいくヨ!』最終回
第1話・第2話の頃の「この作品はイケる!!!」という予感はどの辺りから崩壊したのかな・・・(;´∀`) 最後はキャラ崩壊させた上にパロディラッシュで締めちゃったよ(泣
NATO軍の追手の中、ロシアの地下基地からmade in 騎央のロケットで宇宙に飛び立たんとする騎央たち・・・しかし燃料の注入に時間が掛かってしまいます。その間に摩耶さんやサラさんが時間稼ぎをしてくれますが、敵は戦闘ヘリまで投入して来て大苦戦。 その頃宇宙船のブリッジでは・・・真奈美がまたアオイの騎央への想いを持ち出して騒ぎ始めます。つーかもうそれは先週のビンタの応酬でカタ付いたんじゃないの?(;´д`) さすがにウザ過ぎますよこれは。2人の騎央への想いを知ったエリスは、ここでトンデモ提案を・・・ 「3人一緒に騎央さん事を好きになりましょう」 地球には婚姻さえしてなければ同時に複数の恋人が認められる・・・堂々の愛人宣言をするエリス。そうか、その手があったか!・・・って、エリスはともかく、アオイと真奈美はそれでいいのか(汗 原作が続いている以上結論を出せない問題とは言え、これで納得しちゃう2人にかなり違和感が・・・
何とか宇宙に飛び出す事に成功した騎央たち。宇宙船の窓外には・・・台湾?何で日本列島や沖縄本島を映さないの??まさかまた下請け先の暴走じゃないでしょうな?正直こういうのはかなり萎えます。 キャーティアシップに向かう騎央たちですが、ジェンスは宇宙でも執拗に攻撃を加えて来ます。そこでエリスとアオイと真奈美がジェンスを迎え撃ち、その間に騎央をキャーティアシップへと向かわせる事に。 ここでアオイがクリスマスプレゼントの替わりに、といきなり騎央にキス!?えー!ここまでひたすら培って来た奥手過ぎるキャラが突如崩壊です。更にその様子を見て、我も我もと真奈美とエリスもキスの連打w 何なんだよこの「最終回だからとりあえずキスさせました」展開・・・ 更に酷いのは騎央が見てる前で3人が全裸でバトルスーツにお着替えとは(;´∀`) 恥じらいの無いエリス、さばけた真奈美はともかく、アオイはそんなキャラじゃなかっただろ・・・俺が愛して来たアオイ像がここで完全崩壊しました_| ̄|○
3人が着替えたバトルスーツ・・・はい、どう見ても『テッカマン』です。つーかボルテッカまで普通に打ってるし、ここはもう堂々とパロってる感じか。この前の『キャプテン・フューチャー』ネタと言い、間違いなくワタシと同世代の人間が制作指揮してやがるなw その間にキャーティアシップに辿り着いた騎央は中央コンピュータを制御しようとするものの、騎央がキャーティアではなく人間であるためにその命令は遂行出来ないと言われてしまい・・・そこで騎央は鈴の力で遺伝子を操作し、人間である事を辞めてキャーティアに!迷わず決断したこの潔さは褒めてあげたい。 その頃、何とかジェンスを撃退したエリスたちですが、戦闘の余波で宇宙ステーションが地球への落下コースに入り・・・エリスが燃料不足で動けない中、アオイと真奈美がステーションの進入角を変えて大気圏で燃やし尽くそうと取り付きます。これ何て逆シャア展開(^_^;
無事進入角を変える事に成功するも、ステーションから離脱不能になったアオイと真奈美・・・しかしキャーティアシップを救った騎央がエリスと共に何とか2人を救出。大気圏で燃え尽きる幾つもの流星を見上げる雄一叔父さんと糸嘉州先生・・・まだその格好してたのかw こうして無事地球とキャーティアシップの危機を救った騎央ですが、キャーティア化したためにネコ耳と尻尾が残り・・・野郎のネコ耳なんぞ興味ねぇw しかしやはり遺伝子をいじって人間に戻る事も出来るようで一安心です。 さて、クーネ艦長は今回の騎央の活躍への感謝もあり、地球に巨大なクリスマスプレゼントを送ります。それは・・・なんと軌道エレベータ!今度はダブルオーか(^_^; その軌道エレベータの支柱はまるでクリスマスツリーのような姿となり、上空で張り付いた水蒸気の塊は雪となって、沖縄に奇跡のホワイトクリスマスを呼ぶのでした。
と、絵面的には非常に綺麗に締めて来た『あそびにいくヨ!』最終回ですが・・・これまで記して来た通り、わたしゃ非常に不満です!ヾ(`Д´)ノ 特にアオイのキャラ崩壊が酷過ぎて・・・なんか力技で強引に物語を締めた感じです。 振り返ってみると、アントニアの教団の辺りから作画が崩壊したり、広げた風呂敷の畳み方が雑になって行ったように思います。そして全く説明も無しに登場させたいちか(その後もキャラの背景に対して完全にフォローなし)、自分の気持ちを理解しないまま暴走してどんどんウザくなる真奈美、やってる事が単なる嫌がらせにしか見えないドギーシュア・・・。 やはり作品として何か目指す終着点がないと、とっ散らかった収拾の着かない作品になってしまうんだなぁ。ワタシの中では良い素材を上手く活かし切れずにダメにしてしまった料理のような作品でした。
本日のBGM:テッカマンの歌(『宇宙の騎士テッカマン』OP)
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