2010/09/20 (月)
最終回に恋のライバルキャラを出すと言う事は、これも2期狙ってるのかな? 〜『オオカミさんと七人の仲間たち』最終回
特に大きな盛り上がりは無かったものの、無難にまとめた最終回だったかと。
最終回にして新キャラ登場・・・亮士たちの同級生・火村真知子は、父親の作った借金のためバイトをしながら苦しい生活を送る苦学生・・・あぁ、不幸のベクトルは違うけど「マッチ売りの少女」か。 そんな真知子は大きな家(=下宿のおかし荘)から2匹の犬を連れて出て来た亮士を“金持ちのボンボン”と勘違いし、玉の輿に乗るために攻略を開始!・・・恋をするならもうちょっとリサーチしてからにしましょうよ(^_^; 翌朝、パンをくわえながら「遅刻、遅刻ーっ!」と走って来た真知子は亮士にぶつかり・・・パンチラならぬパンドバw つーかすげーアピールの仕方だ。 その後教室でもお決まりの「あーっ!貴方は朝の・・・」って、昨日まで普通に同級生やってたんだから違和感ありまくりw ちなみに真知子のCVは佐藤聡美さんなので、この辺のアッパー系キャラを演じるとどれもけいおん!のりっちゃんに聴こえます(;´∀`) クラスメイトの前で亮士に対して結婚を前提としたお付き合いを申込む真知子。あ、久しぶりに林檎さんの黒い微笑がw そして更に確実に亮士を取り込むために、何と御伽銀行に二人のデートのプロデュースを依頼! 軽い頭取のGo!サインで、二人は翌日朝からデートする羽目に・・・
「マチコ先生だ!ボインにターッチ!」「いや〜ん♡まいっちんぐ」・・・なんて思い出した人は挙手! うんうん、みんな35歳以上だねw 亮士を落とすためならなりふり構わずアタックして来る真知子。こっそり尾行の林檎は黒い方向で楽しんでいるようですが、涼子は気が気じゃない様子。公園でお弁当→ボートと定番コースをこなした二人。このまま家に連れ込んで既成事実を・・・と目論む真知子ですが、悪いけどあの家じゃそういう気にはならないと思うw そうこうしている内に、借金取りが真知子に接近して来ます。曰く、今月分の返済分を真知子の父親が持ち逃げしてしまったので真知子に返してもらう、と。こりゃ綾崎ハヤテの両親並に酷い親もいたもんだ。 ショックの真知子の手を引いて危地を脱する亮士。家庭の事情を知った亮士は、頭取に電話して救済策を依頼。そこに先程の借金取りが増援を連れて現れるものの、ここでこっそりつけていた涼子も姿を現して二人で借金取りたちをノックアウト。そんな亮士の姿に本気で惚れてしまう真知子なのでありました。
林檎の名演技(?)もあって、借金取りたちはお縄に。しかし一番悪いのは娘に全てを押し付けて蒸発した父親ですけどね。 そんな父親を探し出して謝らせる展開かと思ったら、父親の事は御伽銀行も真知子本人もあっさり見捨て(ぇー)、超法的措置で借金をチャラにした上に、住まいとしておかし荘に真知子を迎え入れる事になりました(結局アニメでは描かれませんでしたが、亮士の隣の部屋に住む事になった真知子は、今後も涼子と恋のバトルを繰り広げる関係になるそうな)。 意を決して亮士に告白しようとする真知子ですが、亮士が涼子の話ばかりをするので告白する前に失恋状態。そんな二人の会話を物陰で聴いていた涼子。亮士が去った後に真知子から「亮士の事が好きか嫌いか」と問われ・・・「嫌い・・・じゃない」と100%予想出来た答えをつぶやきます。 そのままおかし荘の庭で花火をする御伽銀行の面々の再紹介で大団円。亮士君とオオカミさんの付かず離れずの関係はまだまだ続くのでしたとさ。めでたしめでたし・・・
うーん、終わりましたねぇ。最初は結構期待を持っていた作品だったのですが、どうにもシナリオのテンポの悪さと「お約束」を全く捻りを入れずに「お約束通り」展開する構成に、途中から自分の中では完全に失速してしまった作品でした。それにキャラを多く出し過ぎて、それぞれのキャラの掘り下げが不十分という最近の作品によくある失敗をこの作品でも見た気がします。アリスさんがどうして頭取の事が好きなのかとか、林檎の裏の面(レディスコミックを愛読し、アダルトゲームショップに通うブラック林檎)が全く描かれなかったりとか、そして何より全くその存在を説明されなかった魔女さんの存在とかw 消化不良が著しい作品だったように思います。
本日のBGM:なかまっていいな(『超人戦隊バラタック』ED)
|