2010/09/16 (木)
大和、(ネウロイとしての)新たなる旅立ち! 〜今週の『ストライクウィッチーズ2』
大和ネウロイ化は想像通りだったけど、まさか自らの手でネウロイ化させるとは(^_^; そして天翔ける戦艦大和・・・松本御大がアップを始めたようですw
アバンの戦闘で見事な烈風斬を見せるものの、発動後にバランスを崩すもっさん。この前の芳佳のように、成長途上で有り余る魔力を上手く制御出来ないのと違い、もっさんはもはや魔力が枯渇して戦う事が困難になっているのでした。つーか第1期のラストで既にシールドが張れなくなっていたのに、今期はここまでよく持ち堪えたと言いますか。それにしても飾りっ気のないシャワールームだなw 夜、もっさんの部屋を訪ねる芳佳ですがもっさんは不在。そして目に入った烈風丸を手にした芳佳はその鞘を抜き・・・すると強力な魔力発動が起きて芳佳の精神が取り込まれようとします。そこに戻って来たもっさんによって事無きを得るも、厳しく叱責を受ける芳佳・・・。烈風丸はそれを手にした者の魔力を際限無く引き出す魔刀でした。その力で最後の魔力を振り絞って戦って来たもっさんですが、それは逆にウィッチとしての寿命を縮める結果に・・・いよいよもっさん引退の日迫る。 最終決戦が近付き、最後に風呂で鋭気を養う501の面々。エーリカの犬かきが可愛いけど、泳げるほど深くなかっただろここw
その頃、Ju-52で本部に赴いていたミーナさんともっさんは遂に最終決戦の発動を受けます。お、もっさん久々の白スクだw しかしその作戦の主力はウィッチではなく、戦艦『大和』でした。ウォーロックで得た技術力を使って『大和』をネウロイ化させて制御下に置き、最終決戦兵器とする・・・但し、『大和』を制御下に置けるのは10分のみ。ウィッチの任務は『大和』ネウロイ化までの護衛・・・暴走して制御下を離れるフラグですね分かりますw 基地に戻って作戦概要を説明するミーナさん。陣形図をよく見ると、世界各国から集められた連合艦隊である事が分かります。右翼は戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』『デューク・オブ・ヨーク』『アンソン』『ハウ』の同型艦4隻によるブリタニア艦隊、左翼はカールスラントの戦艦『ビスマルク』『ティルピッツ』、そしてロマーニャの『リットリオ』。そして謎の戦艦『Doge』・・・こんな名前の戦艦は実在しなかったぞ。中軸は3隻の駆逐艦を前衛にして、扶桑の戦艦『大和』と並走する空母『天城』、その後ろに駆逐艦『初月』と重巡洋艦『摩耶』を挟み、後衛に軽空母『千歳』『千代田』。・・・よく見ると『初月』が2隻いるけど気にすんなw この作戦が失敗した場合、ロマーニャはネウロイに明け渡す事になる・・・故郷を失う事になるルッキーニは泣き出しますが、ここは前向きな芳佳が「11人いれば絶対勝てます!」と宣言。しかしそれを聞くもっさんの表情に翳りが・・・ その夜、密かに訓練に飛び立とうとしたもっさんですが、もはやまともに飛び立つ事すら難しくなってしまっていました。そんな様子を見てもう作戦に参加しないよう訴えるミーナさんですが、戦う事にしか自分のアイデンティティを見出せないもっさんは、戦えない=自己の存在の否定を恐れて号泣。「11人の中に居させてくれ!」というもっさんの叫びが痛々しいです。そしてその様子を影から見てしまった芳佳は、もっさんの分まで自分が戦う決意を固めるのでした。
遂にヴェネツィア上空のネウロイの巣に向けて最終決戦を挑む人類連合部隊。迎撃に出たネウロイの護衛機と激しい空戦が始まります。このネウロイは・・・アダムスキー型UFO?いやいや、これは空想戦記モノに登場するドイツの円盤兵器ハウニヴかw 集中攻撃を受ける『大和』を巨大なシールドで守る芳佳、ルッキーニミサイル(ぇ)を飛ばしてネウロイを撃破するシャーリー、エイラがネウロイを縦列陣に持ち込んだところを、サーニャが先頭のネウロイを破壊してその誘爆で後列のネウロイを倒す効果的な戦術を行うエイラーニャ、相変わらずの無双っぷりを見せ付けるバルクホルン&ハルトマンのエースコンビ・・・しかしもっさんは飛んでるだけでも辛そう。 そんな時、リーネとペリーヌが敵に囲まれてピンチに! 仲間を救わんと上空から烈風斬を仕掛けるもっさんですが、烈風丸は全く魔力を発揮せず、雑魚ネウロイの1匹も斬れずに烈風丸は弾き返されてしまい『大和』の上に落下してしまいます。全く戦力にならない自分に茫然自失のもっさん・・・。
そして遂に『大和』のネウロイ化が始まります。並走する空母『天城』に乗員を移した後、魔導ダイナモが発動して艦橋が不気味に赤く光る『大和』。やがて『大和』は速度を上げて艦首を持ち上げ、そのまま空へと飛翔・・・えぇ、勿論ワタシの頭の中ではこの映像と音楽が流れていましたともwww 護衛ネウロイの攻撃を自己修復機能で対処し、そのままネウロイ本体へ特攻をかける『大和』。そして至近距離からの46cm主砲の斉射!!・・・のはずが主砲が沈黙。魔導ダイナモに不具合が生じた『大和』は為す術も無く護衛ネウロイの猛攻に晒され・・・ 作戦失敗を告げて戦場を離脱する艦隊。しかし最後まで諦めない人が・・・もっさんは自ら『大和』に乗り込んで魔導ダイナモを発動させようと1人飛び立ち・・・遂に物語もクライマックス! もっさんは無事に『大和』を再起動させる事が出来るのか、そして芳佳はもっさんを救い出す事が出来るのか。いよいよ次回最終回!
今回の軍ネタ詰めはまずやはり『大和』から。並んで停泊する『秋月』型駆逐艦と比べてもその巨大さが手に取れます。つーか『秋月』型だって日本最大の駆逐艦なんですけどね! そして最終決戦に赴く『大和』の勇姿・・・機銃の増設位置から、レイテ沖海戦の時の姿ですね。そして並走するのは空母『天城』・・・おっと!これは意表を突かれました。『天城』と言うからてっきり『雲竜』型空母の2番艦かと思ってたら、幻に終わった『赤城』の同型艦の方の『天城』とは!! ちなみにこの艦がなぜ「幻の空母」と言われているのかと言いますと、元々ワシントン軍縮条約で戦艦保有数を制限された関係から、『赤城』同様に巡洋戦艦から空母に改装される予定だった『天城』ですが、横須賀工廠で工事中に関東大震災に罹災し船体が大破してしまい、廃艦になってしまったからなのです(その代理に廃棄予定の戦艦から改装されて空母になったのが『加賀』です)。このストライクウィッチーズの世界では関東大震災は無かった事になっているようなので、『天城』も『赤城』の同型艦として登場しているんですね。 ちなみに『雲竜』型の方の『天城』については毎度のごとくコラム書いてますので、ぜひご一読を。
そして遂に火を吹いた人類連合艦隊の戦艦たち! 『ビスマルク』が、『リットリオ』がその38cm主砲を斉射する姿にも痺れますが、ここはやはり『プリンス・オブ・ウェールズ』『デューク・オブ・ヨーク』『アンソン』『ハウ』の同型艦4隻による一斉射撃にこそリビドーを感じるってもんです!(≧▽≦) ちなみに『プリンス・オブ・ウェールズ』の撃沈は1941年12月で、『アンソン』『ハウ』の竣工はそれぞれ1942年の6月と8月なので、史実ではこの4隻が並んで戦う事は無かったんですけどね。
そして今回何と言っても一番の見所は空中戦艦『大和』w 普通の戦艦が魔力で飛ぶと言うと『らいむいろ戦奇譚』も思い出しますねw それにしても最終決戦兵器として敵のど真ん中に突っ込むものの、肝心のところで不具合が生じて味方がそれを起動させるために乗り込む・・・というとまさに『トップをねらえ!』ですよね(^_^; さしずめ『大和』はバスターマシン3号かw そういや震電初登場の時の甲板からの迫り上がりは、まんまガンバスター初登場シーンだったし、今回の艦長の「追い詰められた人類が何をしでかすか見るがいい!」発言もまさにあの作品の台詞でしたよね。 というと、最終回は「ノリコ!(宮藤!)」「お姉さま!(坂本さん!)」と2人でネウロイ内部に突入し、無事に倒して帰って来ると『天城』の甲板に「オカエリナサイ」の人文字が・・・いや、このスタッフならやりかねん!wwwww
本日のBGM:アクティヴ・ハート(『トップをねらえ!』OP)
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