2010/09/26 (日)
赤壁、勝敗決す!有名な「げぇっ関羽!」回ですよw 〜今週の『最強武将伝 三国演義』
忘れた頃の日曜朝の早送り三國志・・・なんですが、赤壁編に入ってから急に物語の進みが遅くなりましたね。やはりこの戦いはじっくり描くという事か。それに放送は年内まで(3クール)という情報だったんですが、どうやら4クール・来年3月までの放送のようなので、蜀漢滅亡まで長く楽しめる構成になっているようです。アニメだと『横山光輝三国志』も『蒼天航路』も赤壁までしか描かれませんでしたし、赤壁以降の物語がアニメ化されるのは、実は初めてかも?
今回は赤壁のクライマックス、黄蓋の偽降伏船団が鎖で繋がれた曹操の船団に突っ込むシーンから。
東南の風が吹いている事に警鐘を鳴らす程cですが、浮かれ気分の曹操は聞く耳持たず。しかし軍需物資を満載しているはずの降伏船団が軽快に高速で向かって来るのにはさすがに警戒し、探りを入れようとするも既に時遅し。枯芝や火薬を積んだ黄蓋の降伏船団は勢い良く燃えながら曹操の船団に突入。東南の風に煽られた上、揺れを防ぐため鎖で繋がれていた曹操の船団は瞬く間に大炎上。映画『レッド・クリフ』でも描かれた、まさに三國志の物語の中でも最大の見せ場です。
そこに周瑜率いる呉の主力艦隊が突入し、乱戦の中曹操は張遼に護られて僅かな兵と共に脱出。その途中、黄蓋を射て負傷させる事に成功するものの炎は陸の陣まで炎焼し、曹操は呉の甘寧や凌統の追撃を受けながらも必死に赤壁を脱するのでした。
敗走の途上、一息付く度に「ここに伏兵を置いて退路を絶たないとは、周瑜や孔明もたいした事はない」と笑いますが、その都度趙雲や張飛が現れて敗残の曹操軍を更に痛め付け・・・アニメでは趙雲と張飛本人しか現れなかったけど、揮下の3,000の兵はどうした?w
そしてようやく逃げ切ったと思い、もう一度「ここに伏兵を置いて(ry」と死亡フラグの台詞を口にした曹操。そこに一軍を率いて現れたのが関羽! かの有名な「げぇっ関羽!」はここで発せられた言葉です。関羽のドヤ顔が憎々しいw
しかし御存知の通り、関羽はかつて曹操に受けた恩義と、土下座して主君を救おうとする曹操の兵たちに心を打たれて曹操を逃がしちゃうんですよねー。こういう美徳を良しとする歴史文化を持ちながら、なぜ今の中国はあんなならず者国家になってしまったのか理解に苦しむ所です(;´д`)
毎度お馴染みの登場武将の能力比べ。今回は赤壁大勝の功労者・呉の黄蓋と、大敗北の中、主君を無事に守り通した忠義の将・魏の張遼です。参考データはやはり三國志Vw
黄蓋は孫堅・孫策・孫権と呉三代に渡って使えた宿将で、武勇に長けていただけでなく、行政官として、そして人徳者として絶大な人望があったようです。そういった人物だからこそ、周瑜の苦肉の計を受けるだけの器量もあったんでしょうね。
しかしこれ程の武将ながら、三国志演義では赤壁以降その名を殆ど見掛けなくなります。人によっては「赤壁で矢を射られてその傷で戦死しちゃったの?」と思う人もいるようですが、正史ではその後武陵郡の太守となり、異民族の侵入や内乱の鎮圧に功を上げています。劉備の呉侵攻の頃まで生きていたようなので、かなりの長命だったようですね。
ゲームでは政治値にやや不満が残るものの、ジジィなのに武力も高く指揮能力も水準以上(特に水軍)、そして篤い人望と「老練な名指揮官」といった趣きですな。
張遼は魏でもナンバーワンと呼んで良い名将中の名将。個人的武勇だけでなく、戦闘指揮官としても類まれなる才能を持ち、北方異民族の鎮圧をはじめ多くの戦いで騎兵隊を率いて活躍。更に戦地での行政官としても優秀とまさに万能タイプ。ゲームでの能力値がそれを物語っています。
赤壁後は対呉戦線を一手に任され、最前線の合肥城で少数の兵力で何度も呉の大軍を破り、太史慈はじめ張遼によって戦死させられた呉の将軍は数知れず。呉では聞き分けのない子供に「遼来々!(そんな事言ってると張遼が来るぞ!)」と言って叱ったという程、恐れられた武将でした。
曹操の息子の曹丕の代にやや無謀な呉討伐作戦が遂行され、反対しながらも付き従った張遼は敗走のさなかに矢を受けて負傷し、その傷で帰らぬ人となります。最後まで対呉の最前線で戦った張遼らしい最期でした。
閑話休題。
9月も中程を過ぎて、競馬の方も秋競馬シーズン真っ盛りとなりました。夏の間は鳴りを潜めて・・・いや、ちょこちょこと買ってはいましたがw、そろそろクラシックシーズンの足音に合わせて、ここでもまた収支報告を再開したいと思います。
今週はGUが2本。まずは秋の天皇賞の前哨戦でもある産経賞オールカマー(中山芝2200m)。昨年の有馬記念馬ドリームジャーニーが秋初戦で登場。他にGT馬はいないものの、アンカツが惚れ込む逸材・ジャミールや、骨折明けで11ヶ月ぶりに帰って来た素質馬・シンゲンなど、なかなか面白いメンバー構成。
しかし休み明けだろうと斤量59kgだろうと、やはりここは格が違うであろう1番人気のドリームジャーニーを素直に◎。◯はちょっとヒネって6番人気ながら中山芝2200mで掲示板を外したことがないトウショウシロッコを指名。この2頭を軸にした三連複で、シンゲン・サンライズベガ・ジャミール・ミステリアスライト・シルポートの5頭に流してみます。
結果・・・1着シンゲン、2着ドリームジャーニー、3着トウショウシロッコで三連複24・2倍ドンピシャ!( ̄▽ ̄)ノ
約1年ぶりの出走&本来は左回り得意の5番人気シンゲンは今回押さえ程度の評価だったんですが、この馬の素質は本物ですね。こりゃ間違いなく次走・秋の天皇賞の本命です!
ドリームジャーニーは貫禄の2着。まぁこの馬も休み明けでしたし、斤量が他馬より2kg重かったりと、この結果でもまずまず納得は出来ますな。3着トウショウシロッコはまさに会心の選択!こういう予想が当たると調子が出て来ます♪
調子にのって神戸新聞杯(阪神芝2400m)も購入。こちらは菊花賞を目指すダービー1着のエイシンフラッシュと2着のローズキングダムの完全に2強ムード。あとは夏の上がり馬のシルクオールディや出来の良いレーヴドリアン辺りを押さえれば、といったところでしょうか。
エイシンフラッシュは菊花賞に向けてのステップと割り切ってまだまだ仕上がっていないとか、ローズキングダムが+22kgと大幅体重増で出走といった雑音も入って来ましたが、それでもこの2頭が実績で完全に突き抜けているので迷わずこの2頭軸の三連複で。相手は上記のシルクオールディとレーヴドリアンの他、皐月賞大敗から立て直してきたネオヴァンドームと、夏に安定した戦績を残して来たマイネルゴルトまで。
結果・・・1着ローズキングダム、2着エイシンフラッシュ、3着ビッグウィーク。夏の上がり馬ながら、距離実績不足から切ったビッグウィークが粘って馬券はハズレ_| ̄|○ 川田とは相性悪いな俺
しかしローズとエイシンは貫禄のワンツーでしたな。どちらも本仕上げでは無かったのに後続ぶっちぎってましたし。特に余裕残しの馬体で勝ったローズキングダムは菊花賞に向けて完全に視界が開けた感じですね。鞍上も菊花賞を得意にする武豊で続投でしょうし、菊花賞はこの馬でほぼ決定かな?
さて、来週はスプリンターズステークス(中山芝1200mGT)ですな。中間の順調さは欠いたものの、ここは素直にキンシャサノキセキで良いのか・・・1週間じっくり悩みたいと思います。
本日のBGM:炎のさだめ(『装甲騎兵ボトムズ』OP)
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